鋼鉄のシャッター―北アイルランド紛争とエンカウンター・グループ

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制作 : Patrick Rice  畠瀬 稔  東口 千津子 
  • コスモスライブラリー (2003年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434039942

鋼鉄のシャッター―北アイルランド紛争とエンカウンター・グループの感想・レビュー・書評

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  • 「鋼鉄のシャッター」は、一人一人の心の中にあるシャッター。毎日身の回りに溢れる暴力に疲れ、自分を守るために感情も痛みも外に出さなく た人たちが持つシャッター。
    本としては中途半端な終わりを迎えた感じがするものの、記録としてはとても示唆に富んでいると思う。付録の計画書も興味深い。

    やはり実感するのは、正義と平和を両方実現するための誰にでも効く特効薬は無いんだってこと。アイルランドの話だけれど、中東でも似たようなシーンを見たなぁって、留学時代を思い出した。

  •  ロジャーズの基でパーソンセンタードを学んだ筆者は、アイルランド紛争で対立関係にある市民を集め、師ロジャーズをファシリテーターにエンカウンターを行い、それを映画として上映する。その書籍版。
     書籍版では如何に参加者を集めたか、その後の参加者達がどうしているかも書かれている。
     
     晩年のロジャーズはエンカウンターを活動の中心にしていた。麻薬に関わる人たちや戦争で苦しむ人たちのエンカウンターをし、社会問題に対してパーソンセンタードを切り口として改善を図っていた。
     その決定版とも言えるのが、この「鋼鉄のシャッター」だ。ただ語り合うだけのエンカウンターで本当に世界を変えることなどできるのだろうか。少なくともロジャーズはそれができると信じた。

     カウンセリングの極致、究極のカウンセリングというものがあるのだとしたら、私はその一つにこの「鋼鉄のシャッター」を挙げたい。それがロジャーズ本人ではなく、その教え子の発案であるところが、また極めてロジャーズ的ですばらしい。

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