町長室日記: 逢坂誠二の眼 (柏艪舎ネプチュ-ン(ノンフィクション)シリ-ズ)
- 柏艪舎 (2004年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434047244
感想・レビュー・書評
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北海道がわかる、日本がわかる、世界がわかる
ニセコ町長逢坂誠二 7年間の思考の軌跡
著者は元ニセコ町長。現職時に全職員に発信し
自身のホームページに公開したもののなかから
そのエッセンスを収録した内容となっている。
1997年から2004年までの分を収録して
いる。
銀行の破たん、年金未納問題、イラク戦争、市
町村合併など時々の世相を振り返る事が出来る。
ずいぶん忘れてしまったニュースもあったが、
読んでいて、思い出す事が出来た。
特に原発問題(日記では、東海村の事故を取り
上げている)など、現代からみても遜色のない
内容も多い。
我々は、今になって慌てふためいているが、問
題点が見える人には見えていた事がわかる。
しかもその洞察力は、丁寧にニュースを読むこ
とにより、鍛えられているように思える。
刺激となる1冊であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
35歳の若さで町長に当選し、「ニセコ町まちづくり基本条例」の制定など、ニセコを全国有数の先進自治体に押し上げた著者が職員にあてて日々綴った文章をセレクトして収録した本。膨大な量の日記から、主として時事問題を中心に選んだとのこと。
http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20061008#p1 -
町長としての考えよりも、そのときの時事ネタのほうが断然多く、新聞のダイジェスト版のようだった。
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分類=地方行政・町政・ニセコ町(北海道)。04年8月。