色街に恋の花 (リーフノベルズ)

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著者 : 加納邑
制作 : 七唄 あむ 
  • リーフ出版 (2005年11月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434068393

色街に恋の花 (リーフノベルズ)の感想・レビュー・書評

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  •  男娼館の帳場で働く朱は、三年前に空腹から病弱な兄とその友人と一緒に行き倒れそうになってたところを男前な店の主人・牙月に拾われる。以来、朱は、ぶっきらぼうに見えて、本当は優しい彼の事が大好き。
     でも朱は、「自分は、他の男娼たちに男のうえに綺麗じゃないし、そばにいられるだけで幸せ」だと思い、自分の仕事に真剣に取り組んでいた。そして、病弱な兄を支えながらも、物覚えもよく、丁寧に朱は自分の仕事をしていた。
     ところがある日、このまま社会の底辺のように扱われる娼館においておくわけにはいかない、と朱の将来を案じた牙月に、朱は「店を辞めてもっときちんとした職に就いたらどうだ」と言われ、店の馴染み客の元で働く「役人」の仕事を勧められる。
     しかし、将来安定した生活を送れる役人になるよりも、どうしても牙月のそばを離れたくない朱は、牙月から「お前の一番やりたいことをやる手助けをしてやる」と言われた言葉を逆手にとって、「この店の男娼になりたい」と告げる。
     朱からの思ってもみない返答に、牙月は自分の言葉を後悔するが、言った手前後には引けず、朱に男娼になる教育を受けさせ始める。

     しかし、閨での教育をするという朱の教育を任された男娼の言葉を聞いた牙月は朱を、都まで連れ出してしまう。一通り集金を終え、宿へと連れてこられた朱は、そこで初めて牙月から「好きだ」と言われる。
     そしてそのまま、夢の様な三泊を過ごしたが、娼館へ帰って来た途端、「あれは嘘だった」とすげなく牙月に告げられてしまう。
     ショックを受ける朱だったが……

     せっかくくっついた! と、思ったのにそこを更に突き落としてしまう牙月。
     それは朱じゃなくても思いっきりへこむぞ……。鬼だ、鬼。
     でも、結局、朱はそれでも引かなくて、どうしても牙月の傍にいたいから、「男娼として」働くって言いきったんだ。本当に強くて真っ直ぐなのは、朱の方で。
     結局折れたのは、牙月の方でした。
     そっから後ろはもうちょこっとしかないんですが、朱のために家まで買ってしまった牙月はラブラブで、もう、目も当てられない感じ。これは……朱がもうちょっと大きくなって、誰かと仲良く話し出したら、牙月の嫉妬の方がすごそうな気がする……

     どっちかが勝手に、どっちかのことを考えて、暴走しちゃいけないよね。やっぱり、思い合ってるんだったら、一緒に確認しながら進まないと。
     ハッピーエンドで、本当によかったと思います!

  • 娼館の主とそこに拾われた少年の物語。

    主の方が突き放し方の下手な酷い大人だと思うのですが、頑張った主人公が最後は幸せそうにしてるのでまぁ許す…って感じです(笑)

    娼館での物語にしては濡れ場は少なくストーリー重視なので、それを期待していると物足りないかもしれません。

    脇役のカップルの物語も気になるのですが…出してくれないかな…

  • 途中めっちゃ切なくて泣きそうになりましたが(笑)、ハッピーエンドで良かったです。

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