無明逆流れ レジェンドコミックシリーズ12 (レジェンドコミックス 12 とみ新蔵作品 第 2集)
- 星雲社 (2006年12月4日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434084058
感想・レビュー・書評
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南条範夫「駿河城御前試合」の中から、後に「シグルイ」の原作となった「無明逆流れ」の1エピソードを漫画化したもの。発表はかなり昔です。
「シグルイ」でしかこのエピソードを知らない方が読むと、虎眼先生あんなんじゃないし、皆そこまでエキセントリックじゃないので「えっ何これ普通……」と拍子抜けされるかもしれませんが、原作もこんな感じですw 非常に忠実なコミカライズです。
とみ新蔵の描線はすでにシャープなキレを放っていますが、キャラクターが皆全体的に可愛い感じで、このころの絵も私は大好きです。平田先生とはまた違った魅力がたまらないですね。
実は本書のボリューム的には、併録の「美童記」のほうが大きいのです。
こちらもまた主人公が、美しく生まれたばかりに難儀な目に遭い続ける悲しくも色と暴力に溢れた一篇で、読み終わった後のインパクトは表題作より強く残りました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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