THE CHAT (アルファポリス文庫)

著者 :
  • アルファポリス
3.39
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本棚登録 : 130
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434084430

作品紹介・あらすじ

ソフトウェア会社に勤める平岡が通っているチャットルームに“インターネットの亡霊”と名乗る者が現れた。 彼は、自分は既に殺されており、亡霊となって“不要なファイル”を削除していると語った。 やがてその言葉通りに、凄惨な方法で次々とチャットメンバーが消されてゆく。平岡は、姿の見えない“亡霊”に、閉じ込めていた過去を思い出した…異色ホラーミステリー

感想・レビュー・書評

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  • 時代を反映したホラー
    実はミステリーでサイコパス(笑)
    楽しめました

  • あらすじから、入りました。確かに、いろんな人が出てきて、誰だろうってわくわくは、できました!

    ちょっと経ってから
    感想を書こうとしたんだけど
    内容の印象が薄い…

  • 以前読んだ「THE QUIZ」が面白かったので、こちらも読んでみました。これも面白かったです!!一気読み!!

    ホラーミステリーとなっているように、前半はかなりホラーです。
    結構ドキドキできるし、展開もスピーディーでよかったです。

    しかし途中でなんだかえらく偶然っぽい要素が多いなぁと気になりつつ、読み進めていくと、最後は怒涛の展開にビックリ。

    「え~!そうだったの??いや違うの?そっち?」
    みたいに二転三転楽しませて貰いました。

    グロイし、中々ブラックなので読む人は選びそうですが私は好きでした!
    続編もあるので読んでみたいです。

  • 久しぶりに一気に読んでしまうくらい面白いホラーでした。

    最後にオチがあるのは予想できたが、そういうオチか!
    という意外性はあるけど、ちょっと納得はいかない。

    それを差し引いても★5つ。

  • 3回くらい驚くかも?1箇所だけシックリ来ないのがあるけど、それ以外はとても面白いよ(^_^)

  • チャットを舞台にしたホラー・サスペンス。ソフト会社の社員の平岡がチャットをきっかけに連続殺人事件に巻き込まれていく。ネットの匿名性、ネットに流れる個人情報の怖さがひしひしと伝わって来る。次第に明らかになる事実と犯人の正体、結末は…

  • なんかホラーなものが読みたくて探して読んで見た作品。

    薄気味悪い。
    えぇーあんたなのー?ってかんじ。
    驚かされるというよりがっかりしてしまったラスト。
    ひやっとしたし、暇つぶしになったけど小説としてはいまいち好きになれず。

  • チャットメンバーが次々と人が死んでいく話
    オチがそりゃねーだろって思いたくなるけど好き

  • 読んでも何も得るものは特にない、ほんとにただのホラー。

    でもホラーにしてもそこまで怖くもないし、ただグロくて怖がらせる感じなので全然好みじゃない。

  • 数年前本屋で1作目を見つけてからずっと読みたいと思っていながらもあと1歩が踏み出せず文庫待ちをしようと考えてから約2年、やっと秋に文庫化されて買ったはいいがずっと積読になっていてやっと読んだもの(長)。
    何だかんだ言って本屋で見るたび毎回迷ってたんですよね。
    忘れたことはなかったなぁ……近所の本屋で平積みから外れたことなかったし。
    そんなわけで個人的には「ネットホラー」といわれる小説(紙媒体)の代表作だと思っていた本です。
    (読んだことなかったくせに)


    簡単な粗筋(『THE CHAT』)。
    ソフトウェア会社に勤める平岡は、趣味でチャットにはまっていた。
    ある日、いつも行くチャットルームに「インターネットの亡霊」だという人物が現れる。
    「不要な ファイルを ゴミ箱 に移しますか?」
    その後、チャットルームの常連たちが次々と消えていく――。


    あ、先に言うの忘れましたが2作一緒に感想です。
    粗筋はあえて1作目のみで。

    まず率直かつ個人的な感想としては、もっと早く読んでいればよかった。笑
    今はかなりのネットホラーを読んでしまっているので、あまり変わり映えのしない話に思えたんですよね。
    でもやはりネットをやる人間としては怖いだろう話ですし、私的にはかなり面白かったと言えます。


    インターネットの裏側の怖さというよりは、悪意を持った悪戯の数々なんです。
    そしてネットを介してオフラインにまで持ち越される恐怖。
    まぁそれは典型的なネットホラーの作り方ではあるけれど、だからこそ面白いんだと思います。

    で、帯にも「ホラーミステリー」と銘打たれてたんで、ラストに近づくにつれミステリ要素が満載になってきます。
    結構これまで読んできたホラーでも恐怖を与えてきた「犯人」を見つけるものが多かったんですが。

    何だかんだで1作目は結構驚かされました。

    というか色んな意味で予測不能なラストだったんですよ。
    しっかり「あるトリック」に引っかかってました。笑
    でも少しこじつけた感も否めなかったんですよね。何か腑に落ちないというか……。
    ちなみに2作目は似ているようで似ていないストーリー展開だったので飽きずに楽しめました。
    でも1作目を知ってしまっているからこそ、こちらはラストが結構簡単に読めたんですよね。


    やはり最初に言った通り、もっと早く読んでいれば純粋に楽しめたと思うんですよね。
    ネットホラーはそれこそネットにたくさん落ちているし、似たり寄ったりなものも多いですし。
    私的には結構似たような話を読んだことあったりなかったり。
    むしろ「このトリック知ってる!」ってのがあったりなかったり。笑
    でもネットホラーをそこまで知らない人とかには、本当に「怖い」と思えるものだと思います。


    でもまぁこれは勧められるホラーのひとつだと思います。
    ラストに向かうまでは隙もなく、話に引き込まれて一気読みしてしまう小説でした。
    そして厚さのわりには短時間で読めてしまうという利点。笑
    是非読んでみてください。

    たぶん2作一気に読むと楽しめると思います。



    余談ですが。
    以下、ちょっとだけネタバレを含むので、気にする人はご注意を。
    読んでない人には分からない書き方しているので大丈夫だとは思いますが。

     


    1作目の方に結構グロテスクな死に方が出てくるんですよ。
    想像すると気持ち悪くなりそうな感じの。


    それを読んでも何とも思わなくなってしまったオイラは、もう完全にイカれている思います。


    かなりリアルに想像もしてるんですけど、それが気持ち悪いとか思えないんですよ。
    むしろその想像が、映画『うずまき』のワンシーンを彷彿させて、ちょっと笑えてきてしまった。
    いや、『うずまき』のモノとは全然違うんですけどね。イメージの話。

    コレが慣れってやつですか?
    ていうかこんなものに慣れてもいいのか?
    ちなみに2作目はグロテスクとは全く思わなかったのだが、その感覚もおかしかったりして。

    ……あれ、ちょっと待てよ?
    冷静に考えてみたら、2作目……ものすごくグロいかも?
    うわ、すでに自分の感覚が分かりません。

    この著者の書き方がそこまでリアルではなかったと思いたい。
    誰かー賛同者いませんかー?笑

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著者プロフィール

1977年、奈良県生まれ。大阪国際大学経営情報学部卒。2002年「やがて世界は詩に至る」で出版デビュー。「THE CHAT」「THE QUIZ」などで異色ホラーミステリー作家として注目を浴びる。著書は他に「時間島」「タイムカプセル」「庵谷高校の死神 閉ざされた校舎と見知らぬクラスメイト」(ここまですべてアルファポリス)、「天空高事件」「幻双城事件」(角川文庫)、「へたれ探偵 観察日記」シリーズ(幻冬舎文庫)などがある。

「2017年 『君が何度死んでも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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