虹色ほたる: 永遠の夏休み

著者 :
  • アルファポリス
3.80
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  • (3)
本棚登録 : 775
感想 : 133
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434108716

作品紹介・あらすじ

一年前に交通事故で父親をなくした小学6年生のユウタは、夏休みに一人、父親とよくカブトムシを取りに来た山奥のダムで足をすべらせる。目を覚ましたユウタの前には、一人の小さな女の子とダムに沈んだはずの村が。どうやら三十年以上前の村にタイムスリップしてしまったらしい。そしてそれはユウタにとって、かけがえのないもう一つの夏休みのはじまりだった……誰の心にもある永遠の夏休みを描いた感動ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 2012/6/11

    913.6||カワ (3階日本の小説類)

    事故で亡くした父親との思い出の地に向かった少年ユウタ。そこで突然の雷雨で足を滑らせ気を失ってしまう。気づいたところは、ダムに沈んだはずの村だった。
     生かされる命、素敵な出会いや悲しい別れ・・・。
    夏休みに起こった不思議な出来事、それから後のお話は、涙なくしては読めません。
    気が早いけれど<これぞ夏休み!>を楽しんでください。

  • 昔の田舎ってよかったんだろーなって憧れました。優しくてまた、読みやすくもありました。表紙がすっごい綺麗だったから図書館で借りたけど買いたくなりました。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    一年前に交通事故で父親をなくしたユウタは、小6の夏休みに一人、父との思い出の地を訪れていた。よく一緒にカブトムシをとりに来ていた山奥のダム。今は使われていないそのダムで、ユウタは突然の雷雨に襲われ、足をすべらせて気を失ってしまう。やがて目覚めたユウタの目の前には、一人の小さな女の子とダムに沈んだはずの村が…。タイムスリップした三十年以上前の村。かけがえのないもう一つの夏休みの、はじまりだった。



    とっても気持ちが暖かくなります。
    そしてなにより、今を精一杯生きないと!!!
    そういう熱い気持ちが生まれてきます。
    ほっとするところもあるし、勇気というか元気も湧いてきます♪

  • ダムの底に沈む村で夏休みを過ごすことになった少年の物語。
    思っていた通りの結末だったが、泣いた。
    生きていれば、必ずいいことがある。
    どんなどん底にあっても、それを信じさえできれば、どんな場所からも這い上がっていける。
    よし、頑張ろう。

    • kuroayameさん
      レビューを拝見させていただき、勇気をいただきました♪。
      「よし、頑張ろう」と思えるほどの良い作品にはなかなか出会えないものですよね★ミ。

      ...
      レビューを拝見させていただき、勇気をいただきました♪。
      「よし、頑張ろう」と思えるほどの良い作品にはなかなか出会えないものですよね★ミ。

      ダムのその子に沈む村が凄く気になりました♪。
      いつも素敵なレビューを拝見させていただきありがとうございます。
      2012/11/16
  • 夏休みに読みたい本。
    ファンタジーなんだけど、友情あり、ほのかな恋心ありの作品。
    アニメもあるみたいなので見てみたいと思いました。

  • 夏好きな私にピッタリかな♪と思って何気なく読んでいたら、
    後半辺りから涙がポロポロ(´`*)

    読みやすいので『読書が苦手』という方にもオススメしたくなります。
    確かに世代を超えて読めるかもしれない。

  • 児童書ということで、ちょっと甘く見ていたのですが、不覚にも泣きました。爽やかであったくて、いいお話でした。ただ、再読はしないかなぁ。

  • 夏、蝉の鳴き声、田舎、蛍…そして少女との不思議な体験。
    この作品は、子どもの頃に感じた『忘れていた何か』を思い出させてくれる素敵な作品。
    最後の一行にびりっときた…。

  • こういう表現もなんですが、言い回しとか安易な設定とか、自分が中学生の頃ノートに書きためた小説を思い出す。
    内容ではなくレベル的な意味で。
    いろんな意味で読んでて気恥ずかしい。

    ノスタルジックな物語は好きだけど、地域設定(特に言葉)が中途半端だから、今ひとつリアリティが感じられない。
    田舎なら子供含めてどこの地区でももっと方言飛び交うと思うけど…。
    ちなみに一部『〜じゃのう』て語尾が使われてるけど、別に山陽地方の人たちだからではなく、喋ってるのが老人とかテキ屋だからってだけみたい。安直。

    とにかく会話が上っ面。特に大人。
    青天狗とか村人から尊敬されている人物って設定だけど、喋り言葉が薄っぺらいせいでどうにも説得力がない。
    あと、結末はご都合主義もいいとこ。

    唯一、色とか情景を描く表現だけは美しい。
    リアリティのない会話文やモノローグに説明させないで、情景描写で登場人物の心情を表現した方が感情移入しやすかったかも。

    本の帯を読むと、最初はウェブ上で発表した作品なんですね。
    携帯小説の児童書版?
    まあ勢いで上下巻とも通常価格で購入してしまったので、勿体ないから最後まで読みました。

    そうそう、上下巻と言えば、文庫版の字が大きすぎ。
    もっと小さくしたら一冊にまとまるのに。
    なんか内容の薄っぺらさといい、文字の大きさといい、ぼったくられてる感満載です。

  • こんなに素敵なラストは初めてです。満足できるトリップ物語のラストでした。

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著者プロフィール

1971年、岩手県生まれ。2004年、パソコンで文章を書く楽しさに目覚め、ホームページを開設。同年、サイト上にて『虹色ほたる~永遠の夏休み~』連載開始。大きな反響を呼び、2007年に同作でアルファポリスから出版デビュー、累計40万部突破の大ヒットとなる。2012年には東映アニメーションにより映画化される。

「2018年 『幽霊屋敷のアイツ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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