- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434112157
作品紹介・あらすじ
優勝者には賞金1億円。華々しく広告された視聴者参加型の新クイズ番組。しかし、そこで待っていたのは、死と隣り合わせの残酷ゲームだった。果たして決勝に進んだ十人の回答者の運命は?そしてクイズの真の目的とは?「THE CHAT」の鬼才・椙本孝思が放つ恐愕の異色ホラーミステリー
感想・レビュー・書評
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クイズ番組のありそうでなかった話だった。最後はどう終わるのかと思ったが、将来に実現するかもしれない終わり方でおもしろかった。
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生死をかけたクイズを進めざるをえない状況で人がどんな行動をとるのか、という典型的なパニックホラー。オチが全く予想外な方向に行くが全体的には少しゾクっとするというぐらいの軽い読み物と言ったところ。
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おお、これはなかなか良い。生死をかけたクイズ番組で、知恵を駆使し騙し助け生き残りのために必死になる参加者9人を描いた作品。生きるか死ぬかの瀬戸際のクイズは緊張感ありで面白かった。何より起承転結があって、ちゃんと結末が用意されているのが良し。いい娯楽だった。
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一言で言うと、あまりに荒唐無稽。
クイズに答えて優勝すれば1億円、外れたら消えてもらいます。
そう言われて集められた10名が次々と消える、というか死んでゆく。
まず、問題が簡単というか単純。
やりとりも命がかかっているとは思えない軽さ。
最後のオチもどっかの検索エンジンの会社がやっていたものの陳腐なパクリ。
頭を使わずに読めるけど、オチがひどい。
そう持ってくるのであればこのクイズの内容はこれじゃまずかろう。
うーん、嫌な予感がして本屋で立ち読みしておいてよかった。
お金を払うべき本じゃないでしょ、これは。 -
賛否両論あると思いますが、私はこの作品が大好きです。
「優勝すれば1億円。ただし、不正解なら消えてもらいます」
こういったフレーズ大好きです(笑)
もともとクイズというか、推理自体苦手なんで(大体見当違いの方向に推理してしまいます)出題される問題にもわくわくしながら一気に読み進めてしまいました。
ちなみに、もう6回くらい読んでます(笑)
ラストに不満を持つ人が多いと思いますが、私はこのラストが大好きです。純粋に「そういうことだったのか!」と驚きました。
また何度でも読み返したい作品です。 -
テストによって選ばれた10人の人たち。
クイズ番組だと思ってスタジオに入ると、思いもしなかった殺風景な場所。
唐突に始められるクイズ。いつの間にか外に逃げることは出来なくなっていた。
そして、不正解者は殺されてしまう。
あまりに理不尽なクイズ。
逃げることはもう出来ない。
普通のクイズから一転『この中に犯罪者はいるか』等、意味の分からない
出題に変わっていく。
回答者の中に、心理戦が芽生え始める。
まぁこんな感じです。
結構話に引き込まれますし、本も短いので一気読みできるでしょう。
ただ、、、このラストに納得が出来るかなぁ。
自分はアリだと思いましたが、唐突すぎて。
まぁ、読んで損はないと思いますが、ラストのせいで
賛否は分かれると思います。-
はじめまして。
ラストは本当に唐突ですよね。
でも、私的には「アリ」でした(笑)
あまりの唐突さにどんでん返しをくらったような(ちょっ...はじめまして。
ラストは本当に唐突ですよね。
でも、私的には「アリ」でした(笑)
あまりの唐突さにどんでん返しをくらったような(ちょっと表現が違うかもしれませんが)感じでした。
「クイズはこのためだったのか!!」と純粋に驚きました。2010/01/28
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そういうオチか!ってかんじです。
微妙に伏線が張ってあったけど、気づかんかった!なんともない描写があとから利いてくる話は大好き!
途中の描写が少しグロイけど、話の展開(謎解き含む)はおれの好きなタイプでよかった♪-
私もこのオチにはびっくりしました(笑)
賛否両論あるようですが、私はこのオチ大好きです。
だって全然予想もしてなかったんですもの。私もこのオチにはびっくりしました(笑)
賛否両論あるようですが、私はこのオチ大好きです。
だって全然予想もしてなかったんですもの。2010/01/28
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初めて読んだ、椙本さんの本です。すごく怖かったけど、次が気になって一気に読みました。はじめはクイズがたくさん載っていて解いていくのだと思っていましたが、あんまりクイズはありませんでした。けど、載っていたクイズは、すごいと思いました。『コンパスの針は北を指すか』この問題はわかりました。北極では、北をささないので。しかし、本では、北極ないし地球以外となっていました。そこまでは考えなかったのでびっくりしました。そのほか、心理ゲーム(クイズ)はすごく面白かったです。ただ、人の死を軽率に書いている気もしました。が、最後のまで読むとその意味もわかりました。グロテスクなのもしょうがないのかな。
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私も最初はクイズを解いていく話?くらいにしか思っていませんでした。
選抜テストもなかなか工夫されていましたよね。
私だったらすぐに落ちて...私も最初はクイズを解いていく話?くらいにしか思っていませんでした。
選抜テストもなかなか工夫されていましたよね。
私だったらすぐに落ちてると思います(笑)2010/01/28
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有象無象のデス・ゲームもののひとつ…といった印象だったが、ラストの締めかたに独特の味があり、思ったほど悪くはなかった。どちらかというと立ち上がりがいまいちで、後になるにつれ挽回していく晩成型か。
多士済々なキャラクターを揃えているのに、各人の特技が活かされ(他のメンバーは感心す)る「見せ場」がほとんどないのは残念。文字どおり、「殺されるためだけの存在」という感じ。
ストーリーの骨格も登場するクイズの問題も、ロジックを愉しませてくれるものではないが、サスペンスフルな雰囲気はそれなりに味わえると思う。
2015/7/24読了 -
内容はホラーチックで、以前読んだ「インシテミル」や「ライアーゲーム」のような感じの高賞金を争うデスゲーム作品です。
10人の参加者が最後の1人になるまで繰り広げられるクイズに回答していく訳で、クイズに不正解すると消されるという形式で、極限状態の中での参加者の人間性が試されていくのですが、展開が速く、あっという間に残る1人になったという感じですね。
まあ最後のオチも、フィクション作品ならではのダイナミックさで、これはこれで良いオチになっていたと思います。