僕たちは世界を変えることができない。 (Parade books)

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著者 : 葉田甲太
  • パレード (2008年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434117565

僕たちは世界を変えることができない。 (Parade books)の感想・レビュー・書評

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  • 映画化もされたカンボジアに小学校を建てた大学生の話。ありのままに感じたことを書いていて面白く、読みやすい。

    本を読み、自分が今できること、やるべきことはなんだろうかと考えさせられた。
    文中に
    '本物の支援とは何でしょうか?
    モノや金をあげるのではなくその人たちが、その人自身で、その人たちの国を改善していくことこそが本物の支援だと信じます。'
    '一番大事な事は、カンボジア人が、カンボジア人の手で、カンボジアという国を良くする事だ。
    お金を奪う事はできても、教養は奪う事はできない。'
    と書かれており、自分も同感。
    実際、カンボジアに旅行に行きカンボジアという国は本に書かれているとおり人の笑顔がすごく良い。行ってみて大変好きな国になった。本にあるような悲惨な状況なのでこれから自分ができることを何かしらやっていきたいとこの本を読んで新たな夢ができた。

  • 学生のうちにもっと出来ることがあったんじゃないかと自分に問うた。
    と同時にこれからも素直に自分の出来ることをして生きていこうと思った。

  • 人を救うという事は、自らが力を持つという事なのだろうか。
    そういった同情の考えをめぐらせた後、やってくるのは必ず、「僕じゃなくて良かった。」という冷徹な安堵の気持ちである。
    きっと、僕には「忘れる」という機能がついていないと、良くも悪くも僕は弱いから生きていけないんだと思う。自分を守るために僕は、悲しい事を忘れてしまうのだ。
    「誰かのために何かをする喜び」はそれは時として「自分のために何かをする喜び」をすっごく上回るって事を。

  • 都内の医大に通うごく普通の大学生が、ある日150万円でカンボジアに小学校が建てられることを知り、実行しちゃう話です!!

    すごい行動力!
    彼は大学の仲間に声をかけ、自分たちの力でイベントなどを行い150万円集めます。そして実際カンボジアに行って小学校の建設場所となる貧しい村を見て、義足支援団体を訪れ、ごみ山に登り、エイズ病棟を訪れる彼ら。
    でも日本では大学に行って、バイトして、飲み会して、女の子と遊んでる普通の大学生。
    ボランティアって、こうやって楽しくできたらいいんだろうなぁって思った。だってボランティアって人を幸せにして、自分も幸せになれるものなんだから。
    彼の超正直な性格が好きになった!!
    会ってみたいなぁー。。。

    今を精一杯生きて、人の幸せのためにボランティアをして、笑顔いっぱいの楽しい人生を送ろうっていう彼を尊敬する!!

    ちなみに、この本は彼の自費出版。
    (下ネタが多くて出版社に拒否られたらしい笑)
    この本の収益で小学校を維持し、今度はニジェールにAIDS病棟を建設することを妄想中らしいです☆

  • 等身大と言う言葉がいちばんしっくり来ると思います。

    著者は本当にどこにでもいる学生だし、取り立てて大きな成功をカンボジアで収めたわけでもありません。
    ですが率直な感想や意見がたくさん書かれていて、共感できる部分がたくさんあります。

    世界を変えることは出来ません。
    その代わりに、何をすべきか・何を考えるべきかを教えてくれます。

  • 1週間ほど前にやっと読み終わりました。
    読みやすい文体だったのにもかかわらず、ついつい忙しいと自分に言い訳して読んでいなかったこの本…図書館で借りたのですが、多分3週間くらいは借りっぱなしでした。

    先月、何も知らない状態でこの方の講演を聴講し、次の日に学校で即座に借りた本です。
    講演会で感じたとおり、率直で等身大の姿をありのままに語ろうという姿勢が魅力的な本でした。

    理想と現実と本音と建て前と…共感できる部分がたくさんあって、でも敵わないなって思うところもたくさんあって、自分も頑張ろうって思えて…

    久しぶりに、自分用に買おうって思えた本でした。
    アマゾンに行ってきます!

    多分読書好きの人だったら1~2時間ぐらいで読めちゃうと思います。

  • 学生らしい文章だけどエネルギーと勢い、熱意が伝わってきて、逆によかったと思う。すごい行動力だ。

  • 作者の葉田甲太氏が丁度僕と同じくらいの歳のころに途上国カンボジアで何かができないかと思い小学校を立てた話。

    カンボジアという国をほぼ知らなかった状態から1年後には小学校を建てるという目標を達成するまでの間の彼らの葛藤が赤裸々に描写されている。

    中でも印象的に残った場面がある。それは彼かが最初にカンボジアを訪れた時AIDS病棟で出会った女性と再会しようと再び小学校を建てる前に病棟に訪問した時、彼女はすでに亡くなっていた。その時作者の葉田甲太氏が「医者になるということはこういう不条理な出来事を、受け入れていくことなんだろうか」そのように自問自答した部分だ。僕は作者のような立派な人間になれるかどうかは分らない。だけどこれに似た感情を抱きさらなる高みを目指すときが遅かれ早かれ来るのだろう、読み終わった瞬間そう思いました。

  • 映画を見た後、その足で書店へ向かい、手に取ってみる。
    そのまま立ち読みで読み切ってしまった。
    一見満ち足りたように見える日々の生活の中で、何か物足りなさを感じる大学生。その感性を僕は尊敬する。
    チャリティーイベントを開くという発想だとか、医大生であることとか、そういったことは些末なことで、何か動かずにはいられなくて、実際に動いてしまうという所に、まぶしさを感じる。
    葉田さんの行動力は実際すごい。
    資金がないうちから、NGOに連絡を取って走り出してしまう大胆さ。
    詳しくは書かれていないけれど、かれはスマトラ沖地震のときも、新潟中越地震のときも、ボランティアとして現地に赴いている。
    カンボジアでも、ゴミ山に住んでいる人たちに会うために悪臭漂う山の頂上まで登って行くし、エイズの実態を探るために、売春宿を訪ねようとする。
    なんと潔い行動力だろう。
    本では時に露悪趣味に走り過ぎではと思うほどに、自分の本心を語って行く。
    でも、飾らない言葉だからこその迫力と感動を呼ぶ。
    デリヘル嬢を呼んでしまった後の次のつぶやきがまぷしい。
    「どうやら、僕はマザー・テレさみたいに、心のキレイな優しい人にはなれそうもない。もう、キレイな自分はあきらめよう。
    欲望にまみれながら、僕は生きている。
    だったら、僕は間違ったならそれを正して、人に嫌な思いをさせたなら謝って何かを考えながら、いい人と悪い人を行ったり来たりしながら、素直に生きていけばいい。」
    マザー・テレサには憧れるけれど、ストイックな生き方なんてできない。
    欲望の前にたびたびひれ伏してしまう自分がいる。でもそんな自分を認めることからしか、誠実に歩むなんてことは始められない。
    自分にまっすぐな葉田さんの言葉にぼくは感動する。

    「お金を奪うことはできても、教養は奪うことはできない。」

    後悔のない人生を歩みたいね、本当に。

  • 『僕たちは〜できない。』というタイトルが印象的。今年の秋に映画になった本。学生がボランティア活動から資金150万円を集めてカンボジアに学校を建てるといったドキュメンタリー。実際に行動に移した彼らはすごいけど、カンボジアの人にとって本当によかったのか複雑な思いもよぎりましたが、やはりすごい。下ネタは要らないかもですが、現地の様子がリアルに描かれています。

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