utage・宴 (柏艪舎文芸シリーズ 北の作家書下ろしアンソロジー vol.2)

  • 柏艪舎
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434141218

作品紹介・あらすじ

収録作品
● 東 直己  『満月の街と白い猫の店』
下町の居酒屋で出会った“トチオ焼き”の正体とは?
● 浮穴みみ  『薔薇園のマサコ』
真沙子は思い出の薔薇園でかつての恋人を待ち続ける。
● 桜木紫乃  『つがい』
互いに恨み恨まれながらも、鉄郎と雅美はつがいでいられるのか。
● 小路幸也  『My Wife and a Sketchbook』
ある日、佑子はマンションのベランダからUFOを見つける…。
● 柄刀 一  『流れ星』
おばあちゃんにとっての、流れ星の悲しい記憶とは?
● 中村 南  『おやつ』
不条理を描く、中村南ワールド全開の一作。
● 吉川千鶴  『幻灯』
昭和初期の小樽を舞台に、夜の街で生きる女性を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 宴のタイトルとの関連性があまり感じられなかったのが残念。

  • 【収録作品】「満月の街と白い猫の店」東直己/「薔薇園のマサコ」浮穴みみ/「つがい」桜木紫乃/「My Sife and a Sketchbook」小路幸也/「流れ星」柄刀一/「おやつ」中村南/「幻灯」吉川千鶴

  • 東直己 浮穴みみ 桜木紫乃 小路幸也 柄刀一 中村南 吉川千鳥

  • 北海道出身の作家を集めたアンソロジー。
    前作のvol.1に比べて、作者のレベルにばらつきがあるような気がした。
    メジャーかマイナーかという違いではなく、「この短編、どう受け取ったらいいの?」というようなものが紛れていたり、粒がそろっていない。
    出身地だけで作者を選出するっていうのにちょっと無理が出てきてしまっているんじゃないかなぁ。

  • 小路幸也さんの話は面白かったです。あとは・・・?

  • 副題は「北の作家 書き下ろしアンソロジー vol.2」とある。北海道在住作家の書き下ろし作品七編を集めたアンソロジーの第二集。全国レベルでお馴染みの作家から地元で活躍している作家までいろいろ。そのためか、カテゴリーもSFじみたものから時代小説ぽいものまでと幅広い。お目当ての小路幸也の作品は「My Wife and a Sketchbook」で、SFともファンタジーとも言える一編。札幌市郊外に暮らす新婚夫婦の物語。ミステリっぽいスタートからほのぼのとも言える結末へと続く爽やかな作品。その他は、あまり心に響く作品なし。

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著者プロフィール

一九五六年札幌生まれ。本郷幼稚園中退、本郷小学校卒、東白石中学校卒、札幌東高等学校卒、小樽商科大学中退、北海道大学文学部哲学科中退。
現場作業員、ポスター貼り、調査員、ガードマン、トラック助手、編集者、広告営業、コピーライター、受刑者など諸職を転々。
一九九二年『探偵はバーにいる』(早川書房)で小説家としてデビュー。同作は、一九九三年『怪の会』激賞新人賞受賞。
二〇〇一年『残光』(角川春樹事務所)で日本推理作家協会賞受賞。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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