時間島 (アルファポリス文庫)

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著者 : 椙本孝思
  • アルファポリス (2010年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434147241

時間島 (アルファポリス文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『時間島』の舞台は廃墟と化してしまった島である。
    「日本にそんな島があるのか?」と思うが、実際に存在するのだから驚きだ。
    この小説に限らず、「廃墟島」を舞台にした小説やコミックは案外に多い。
    理不尽な死、意味不明なメール。
    追い詰められたとき、人はいったい何を考え何を選ぶのか。
    未来を変えるために、佐倉の取った行動や思いは結局のところ無駄になってしまう。
    たった一人の身勝手な思惑のために。
    結末に納得はしつつも、わずかな後味の悪さを感じた。
    ライトホラーとでも言ったらいいのか。
    あまり深みのある作品ではないので、読みやすい反面後々まで深い印象は残らないかもしれない。

  • いわくつきの「出られない島」で、1人また1人と死んでいく。死の恐怖と互いへの疑心暗鬼に苛まれるメンバーたち。猜疑。狂乱。嘘。裏切り。涙。思惑。絶望。エゴ。
    テンプレどおりのクローズド・サークルである。だがこの「テンプレどおり」が、いかに稀少であることか。

    謎解き部分はしょせん小ネタの繋ぎ合わせだし、それらを繋いでいる大ネタが、人によっては始球式ものの反則ワザ。そこがどうしても許せない、という人がいるのもわかる。
    だが、ギスギス系37564クローズド・サークルに飢えているなら、騙されたと思って読んでみるのも悪くない。本格的なトリック&ロジックなど、閉鎖空間で人死にが出る「だけ」の他作品に任せておけばよいのだから。

    37564は見たいがラノベも勘弁、という向きにお薦めしたい。ものすごい名作傑作ではないが、最低線はクリアしている。厨二的な「デスゲーム小説」ではなく「クローズド・サークルもののミステリ」と呼んで、いちおう差し支えはないだろう。

    2016/6/30〜7/1読了

  • 5年後の未来にいる包帯でぐるぐる巻きの人物から「ロケ参加者9名が皆殺しにされる」と予測メールが送られてくる、というSF的な要素はありますが、基本は『そして誰もいなくなった』をベースにしたようなオーソドックスなクローズド・サークルもの。軍艦島のような舞台設定と息つく暇もない展開で楽しめました。
    しかし、連続殺人事件の犯人は意外でしたが、その動機がありえないものですし、タイムパラドックス的にも無理がある気がしました。辻褄の合う細かいルール設定と、納得出来る動機付けをしっかりして欲しかったです。

  • この人の作品は以前、QUIZというのを立ち読みしたことがある。

    立ち読み?と聞き返されるかもしれないが、その通り。
    立ち読みで読み切れるほど、の、作品だったということで。

    途中までは悪くないんだよね、引っ張られて謎があって。
    ヒントを述べると、スティーブンキングの「ニードフル・シングス」のオチの、
    非常に質の悪いぺらぺら版ですか。

    いくらなんでもそりゃないぜ、って感じだったので残念。

  • ストーリーが面白そうだったから読んでみたが、それだけだった。
    「時間島」だけに時間の無駄だった。

  • はるおすすめの椙本さん。
    カンボジアの空港で熟読してしまった。

  • 2010/09

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時間島 (アルファポリス文庫)の作品紹介

「お前たちは島から生きて出られない」—廃墟の島『矢郷島』でのロケ中、突如送られてきた動画メール。『5年後の未来』にいるという『ミイラ男』が、ロケ参加者9名が皆殺しにされると予言する。やがてその言葉通り、出演者、スタッフが次々と殺されていく。誰が殺しているのか。なぜ殺されるのか。一体この島で何が起きているのか。息つく暇もない展開、予想だにしない衝撃の結末!「THE CHAT」「THE QUIZ」の鬼才・椙本孝思が放つ異色ホラーミステリー!

時間島 (アルファポリス文庫)はこんな本です

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