リップスティック (エタニティブックス・赤)

著者 :
  • アルファポリス
3.64
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本棚登録 : 48
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434158469

作品紹介・あらすじ

幼馴染への恋が散った日。彼への想いを残すため、車のドアミラーにキスマークを残した。その姿を、ちょっと苦手な彼の兄に目撃されてしまう。気まずい思いはしたけれど、帰省しなければ会わないし、関係ないやと思っていた。それなのに、母のお使いで店を訪れ、再会するはめになり……。老舗和菓子店主との大人の青春ラブストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 和菓子屋の和服の彼、は最初だけやなー


    奥手で人見知りなヒロインと
    バリバリ仕事ができるヤンエグのお話


    別れた彼がアメリカで結婚しちゃうとか、
    さもありなん


    結ばれるまでの方が興味深かったかな

  • 「君が好きだから」を、読んで、
    いまひとつしっくりこない設定のはずなのに、なんだかんだ最後までイッキ読みしたわ・・・
    ちゅう作家さん。その後、「君が好きだから」の続編も読んで、さらにこの本が三冊目。

    著者が好きな方は以下回れ右でお願いしたい・・・。


    ちゅうのも、・・・



    めんっどくさいな!!

    と、始終突っ込みつつ読んだ。

    比奈の性格が引っ込み思案ちゅうのはわかるよ。
    んで、壱哉との出会いが最悪やったので、いい印象が持てないっていうのも、わかる。

    せやけど、言動が可愛くなさすぎるわ~!!
    言葉が足りないちゅうことを小説にするとこうなるのか・・・、とは思うけど、比奈の場合、言葉が足りないだけじゃなくて、なんとか絞り出した言葉が

    「それ!?」

    ちゅうヒネクレぶりで、この子ほんまに壱哉が大事なん?

    しかも、壱哉もこんな比奈が可愛いもんなん??

    謎ー。ちょう謎ー。


    途中まではそんな具合に、比奈に対してだけびみょうな距離感で読んでたけど、後半は壱哉に対して
    「はあっ!? 結婚、すんのっ!?」
    と、かなり引いた。

    この二人、巻き込み系やな~。自分らは
    「相手の気持ちを大事にする」
    とか
    「相手から何かをしてくれるのを期待している」
    とか、そんな受け身テンションなんかもしれへんけど、それが海を越えて第三者に迷惑をかけてる気がする・・・。


    押しつけがましい好意もあかんけど、いうことははっきりいわないとそれもあかんな。

    海外転勤についていけない = 別れる

    って、お前ら中学生か!! と、ツッこんだわ。

    遠距離恋愛ができるかできひんかは、いっぺんやってみてから考えろ!
    やらんうちからああでもないこうでもないと(ない経験から)勝手に脳内シュミレーションした挙句、
    「できそうな気がしない」
    とかいう理由だけでやめるから、何も解決しないし、生まれないし、前に進まないんやろ。

    そのウジウジさ加減が・・・! イライライライラ・・・!

    そもそも指輪とか、すごいな!!
    持ってるのもすごいし、今更渡すのもすごいし、
    「これを最初に渡してくれたら海を渡ったのに」
    ってなんでやねん!! ちゅうか、用意してはったわ!! 渡す機会を奪ったのは比奈やろう!!

    うん・・・。下手な考え休むに似たりの典型やったね・・・。
    脳内シュミレーションは前向き専用にしておいたほうがいいね。

    じゃあ読むのやめなよ、と、いわれそうやけれども(笑)、なんだかんだで最後まで読んじゃってんね。
    正直、こんなけろくでもない結論ばっかり出す比奈と壱哉に明るい未来はないやろう! 見届けてやるわ!! くらいのテンションやってんけどねー(意地悪か)。

    結局、ハッピーエンド・・・。

    なんじゃ、そりゃ・・・。


    これが、(登場人物が)中学生の話なら
    「まあ、こんなもんかな」
    って思えるかも。
    再会して、ふたりの未来をもう一度作りなおそうって思うのが20代なら
    「そんなもんかもな」
    って思えるけど、全然、社会人の話やったからなあ!

    もうちょっと割り切るところは割り切ってもええんちゃいますか。

    まあほんまに中学生やったら、ピンクな展開も盛り込めないし、結婚が云々って話もでえへんけどな・・・。(;^ω^)


    「いやいやそれはアカンやろ」
    と、ツッこみつつも読んでしまうってことは、この著者は相当な破壊力があるんじゃないかな。

    (著者やこの世界観を)好きな人は、すっごい好きなんじゃないかな。面白いものって、そうよね。ようは、チャンネルが合うか合わないかであって、私にとっては、キュンとくる以前に

    「もっと、やりようがあるやろ!!」

    と、スミズミまでツッこみをくれたくなったっちゅうだけで、

    「しょうもない本。そしてしょうもない作家・・・」

    などとはまったく思っておりません!


    ただ・・・。誤植が多かったね・・・。これは著者のミスというよりは・・・。
    このくらいなら刷る前に気付いてくれよ編集者~・・・、ちゅう感じ。

    著者のミスとしては

    ブラのホックを二回外しましたね?

    ちゅう具合(笑)。
    ヤダー、そこをクローズアップしちゃう自分がイヤだー(笑)。

    花火のシーンやったのね・・・。
    ああ、花火ってすっかりエロアイテムだよね・・・、とか思いつつ読んでいたら、

    「あれっ? さっきも背中のホック、外してませんでした?」

    と、思ってしまった(笑)。
    昨今の女性にはブラのホックのほかに外すべき「下着のホック」があるのだとしたら、スイマセン。


    壱哉が和菓子屋の若旦那さんのままやったほうがよかったなあ。
    そういう設定のほうが読みたかった。また、壱哉さんが和菓子屋の両親は実の親ではないという設定を途中でサラッと放り込んできてたけど、

    そこのほうが大事!!

    と、またまたツッこみたくなった。


    キャラ設定は面白い要素があるのに、なんだか残念な感じで
    「すごい急いで執筆しはったんかな」
    とか思ってしまった。

    登場人物の名前も似たような感じが多かったし・・・。何やろう、「〇奈」ちゅう名前、流行り??
    へんに込み入りすぎた名前ばっかり並べられても本筋に集中できひんけど、ここまで似たような名前ばっかり出てくると
    「安直か!」
    とも、いいたくなる(すいません)。


    文章はさらさらっと読みやすいんやけど、よく読んだら似たようなことを繰り返しいうてたりもするし、著者の書きたいものはこういうものではなかったのでは・・・、とか。(;^ω^)

    甘やかせてくれるパーフェクトな年上男性というのは、手垢がついてるかもしれへんけどどの年代の女子も憧れると思うな!
    敢えてのツンデレヒロインやったのかもしれへんけど(いやむしろヤンデレ?)、甘やかせてくれる年上男性の恋愛小説を読む女性は、「可愛くて守ってあげたい女性」がセットになってるのが好みちゃうかな。あれ、そんなことない(笑)?

    だって、見たいのは
    いかに年上男性がパーフェクトに甘やかせてくれるか
    で、あって、それがたとえヒロインであっても、無駄なツンやヤンで水を差さなくても、いいよ。笑

    そこは夢、夢(笑)!

    (2016.10.06)

  • 和菓子屋の男性を前面に謳っているのに、読んでみると大部分が外資系企業にお勤めされてました(苦笑)

  • 奥手な英語教師の比奈と、和菓子店の主人の恋かと思ってたら、途中から壱哉はエリートサラリーマンになって海外へ。ほのぼのとした始まりから、どんどんシビアな現実につぶされる悲恋に!おまけにあからさまに続く~、これなら1巻ってつけて欲しい。取りあえず2月末に2がでるようだが、3もあるのかな?

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著者プロフィール

2007年よりwebサイトにて恋愛小説を発表。「君が好きだから」にて出版デビューに至る。

「2020年 『君と出逢って』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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