知恵―清掃員ルークは、なぜ同じ部屋を二度も掃除したのか

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制作 : Barry Schwartz  Kenneth Sharpe  小佐田 愛子 
  • アルファポリス (2011年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434161261

知恵―清掃員ルークは、なぜ同じ部屋を二度も掃除したのかの感想・レビュー・書評

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  • 清掃員の業務のことを「保守管理」と訳すの?と疑問に思うかもしれないがその後の話の流れからそれは確かにメンテナンス、なのである。もうちょっと上手い訳だとよかった。

    日々、組織の中で仕事をしていると納得いかないことが多々ある。他の人が間違ったことに対して謝る必要が出てきたり、これおかしいじゃないと気がついたことを、誰も責めずに黙って修正したりする。それをやっている自分のことを誰も見ていてはくれないことに対して密かに憤っていたりするのだけれど、なぜかそこで自尊心が満たされたりする。
    最初は清掃員や身近なエピソードが紹介されるが、弁護士や教師の事例もあり。前半は読みやすいのだが後半は話題が分散して入り込めず。この本で初めて知ったが、アメリカには、帰還兵がドラッグに依存するようになって引き起こす犯罪のための専門の裁判所があるらしい。

    (この本にはこんなこと書いてないけれど)
    期待されている以上の対応を個人が行うというのは仕事としては美しい話であって、日本のファーストフードやコンビニエンスストアの店員は決して高い給与でなくても丁寧なサービスであったりするけれども、労働において本来の業務以外にも裁量を持たせることがやりがいになり幸福に繋がるというのは理解できるが、そこが賃金という対価に反映されないと社会的な満足感には繋がらないよな、とも思う。そもそも、それはこの本の趣旨ではないし。

  • 「知恵(Practical wisdom)」という書名だが、中身は仕事論。
    ルールはもちろん大事だけれど、我々の仕事は論理形式が整ったものでなく、ナチュラルカテゴリ(段階があったり、境界があいまい)に属する。ルールに基づくのみでなく、感情や経験による自由裁量が発揮されないと仕事は面白くなくなる。
    インセンティブを導入することで仕事にやりがいを起こさせようという考え方もあるが、これは悪い結果をもたらすことも多い。インセンティブは仕事を「正しいか正しくないか」から「その対価の値打ちがあるか」にすり替えてしまい、仕事が本来持っている意志をゆがめてしまう。

    タイトルがちょっと内容と合ってないような印象ではあるけれど、事例が多くて面白かった。

  • 知恵のメカニズムまでは読んだけど、その後はパラパラ見ただけ。アメリカと日本では労働観が違うなーって思ったくらい。

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知恵―清掃員ルークは、なぜ同じ部屋を二度も掃除したのかの作品紹介

今、どうして「知恵」が必要なのか——。効率や生産性を考えたとき、組織にとってマニュアルや規則は不可欠であるが、それに捉われすぎてしまえばむしろ仕事の質は低下してしまう。知恵とはその状況に応じて判断する能力である。その時、その瞬間、その相手に対してどう振る舞うのが賢明かを見極める能力である。よい仕事を生み出すために必要とされる、“実践的知恵”の重要性を説いたビジネス本。

知恵―清掃員ルークは、なぜ同じ部屋を二度も掃除したのかはこんな本です

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