数年前から好んで購入している、ネット通販の珈琲店である土居珈琲の焙煎士のかたが書いた本。購入したんではなく、土居珈琲のプラチナ会員の人たちに無料で送られてるみたいで、ありがたく読ませてもらいました。
でも、内容としてはちょっと不満。まず誤字脱字がけっこう多い。これは出版社の責任ですな。
そして、珈琲焙煎士が書くのならば、もっとマニアックに珈琲のことを掘り下げたり、珈琲の焙煎の中でしか気づけないような、理解できないような、そんな微妙な感覚を突き詰めて書いてほしかった。この本で紹介されてる「大切なこと」は、残念ながら他のビジネス本にもちょいちょい取り上げられてるものがほとんど。ビジネス書と同じ内容であったとしても、珈琲焙煎士の知識や技術を題材にすれば、別の切り口でもっと濃厚な持論を展開することだってできたはず。
そんなところが、ちょっと勿体ないなーという感じ。まぁでも、ここの珈琲は素晴らしく美味しいので、今後も買いますけどね。