ゲ-ト: 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (外伝(南海漂流編))

著者 :
  • アルファポリス
3.79
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本棚登録 : 222
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434171291

作品紹介・あらすじ

累計31万部突破!シリーズ外伝、ついに刊行!『門』封鎖から5カ月。特地では帝国の国力低下を契機と見た周辺列国の暴走により、各地で紛争が勃発していた。伊丹ら特地残留組は日本使節団を結成し、帝国皇太女ピニャらと共に紛争当事国との交渉に赴くが、その道中に船が座礁。伊丹とピニャの二人が大海原に放り出されてしまう。伊丹行方不明の報に、異世界美少女達は大パニック。そして空と陸からの大捜査が始まった——。かつてないスケールの超エンタメファンタジー!『門』封鎖後の異世界を舞台に、本編で語られなかった珍騒動が幕を開ける!

感想・レビュー・書評

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  • 伊丹を取り巻く4人組に更にもう1人加わることに。波乱万丈はまだまだ続く。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    本編の門閉鎖後の数ヶ月の異世界での物語。本編のエピローグで数年後に伊丹達が日本で買い物していたの事が書かれていたから、余り心配することなく読めるね。
    外伝1は伊丹とピニャの物語にロウリィ、テュカ、レレイの3人の短編を絡めた感じになっている。結果的には伊丹とピニャが漂流&逃亡で仲が良くなり、ロウリィ、テュカ、レレイは不機嫌になるといった感じだろうか。
    一方で新キャラが何人も登場し、今後の外伝でも様々な苦難が自衛隊に降りかかるである事がよく分かる内容になっていたな。

  • 門が閉じちゃった後の向こうの世界は結構大変なことに。
    伊丹は毎度の事ながらおいしい思いしてるなぁ。

    伊丹ハーレムに異変有りってところだけど、今後の諸問題に関して殆ど解決はしていないんだよねぇ。

    あそこまでイチャコラしたからには、帝国との関係はより改善されていくんだろうけど。

    燃料問題と食糧問題にある程度の目途がつくまでは今しばらく時間がかかりそうだし、現時点で大きな動乱が起こったら結構まずくね? 

    次巻はどうなってるんだろう。

  • 本編の後日談。ピニャと伊丹が行方不明になるが…。
    ピニャと伊丹の逃亡ではストーリーがイマイチと思っていだが、それぞれのヒロイン達のその後が半分くらい。
    人魚達の婿事情とか要所に笑える展開があって退屈しない。
    楽しめました。

  • ピニャをヒロインに据えて話を展開するのは無理があると思うんだけど、どうか。
    ピニャはヒロイン適性が低すぎる。
    残念系ヒロインにしては中途半端に計算高いし、政治キャラとしても軍事キャラとしても迂闊で頭が悪い。
    主人公達を使い捨てのコマ扱いしたのから始まり、腹心の女性騎士の貞操を無下に扱ったり、志を半ばで投げ出したり、挙げ句の果てに、Web版では己の野心のためにレレイの謀殺まで企てる始末で、正直、良い印象が全然ない。
    ピニャは適度に不幸で間抜けな役がよく似合う。
    思うに、王女であり騎士でもあるピニャに決定的に不足しているのは高潔さだと思う。
    本来、高潔をイメージされるような立ち位置にいるキャラなのに、これまでやってきたことが汚すぎるんだよなぁ。
    特にWeb版のピニャはひどかった。
    己の不安を打ち消すという極めて利己的な理由でレレイ暗殺を実行し、己の名声を高めるという野心丸出しでアルヌスの丘攻略戦に参戦し、ホモマンガが読みたいというこれまた利己的な欲望を満たすために梨紗を騙して拉致してくる。
    ほとんどクズである。良い印象の持ちようもない。
    さらに読む。
    短期間でロウリィ、レレイ、テュカそれぞれに関わるサブキャラ群を用意した手腕は見事。素直にすごいと思う。
    読了。面白かったしバランスも悪くなかったと思う。
    ただ、栗林の出番が全くなかったのは残念。
    せっかく伊丹救出チームに栗林も参加したんだから、もうちょっと出番が欲しかったな。
    なんつっても、栗林はWeb版では伊丹になびくキャラだったんだし、今の立ち位置は少し残念。

  • ロード・オブ・ザ・リングの自衛隊版
    異世界ファンタジー小説
    現代の自衛隊が妖精さんやドラゴンの世界に行ったなら!?
    の本編が終了しその外伝。

    外伝ってなってるけど続編の間違いじゃ?
    どう読んでも続くよね?
    新たな展開Σq|゚Д゚|p

    舞台は、ゲートの閉鎖から半年後の世界
    帝国の弱体化により今まで帝国の側に付いてた国同士で
    争いの影が見え始め
    外交官の菅原が今一番不穏な動きをしてるトゥマレンに
    交渉に赴く。
    船で移動中、船が座礁、自衛官(オタク)・伊丹2尉と帝国の帝国皇太女ピニャが
    ボートで流され漂流してしまう…
    そんな2人を助けてくれたのが人魚たちで彼女たちの村に案内されたら
    何と!!人魚たちの村が何者かの攻撃を受けた後で…。



    それとゲートが閉じ異世界に残った自衛官たち。
    物資や燃料がなくなりつつある中での
    組織っていうか会議の内容が笑える。
    でも日本人にとっては死活問題化も?
    この問題が今後どうなるか気になる。(~ヘ~;)ウーン。

  • 外伝ということではあるが、全くの続編と考えた方がよく、また話も終わっていないので、柳の下のドジョウという感がある。また、本来、ここまで話を膨らます必要が無いサブエピソードとか、本編を超えるぐらい、余りに多くのサブキャラが登場することから、どこまで続けるつもりなのか?外伝とはせず、素直に続編とすれば良いのにとおもう。一度、成功した話の無理やりな続編はやめた方が良いのだが。特に本編はオタク話でありながら、元自衛官が書いたということで、多分にミリタリーものとしての要素と、一応、ゲートの利権をめぐる国際謀略的な話を多層的に絡めたところが新鮮で成功したのであろうから、ゲートが閉められた後の世界では単なるファンタジーに毛が生えた程度の展開しか望めないのではないかと心配になる。ずるずると話の引き延ばしをしない様に祈りたい。

  • (2013.1)

  • 913.6 ヤ 登録番号9424
    生徒リクエスト

  • 外伝といっても、ゲートが閉じてから開くまでの向こうの話。何巻でるのかな?異世界転送物と言っても結束力の高い4672人の組織なので、どう動くのか楽しみ。

    相変わらず伊丹もててます。まあいい。

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著者プロフィール

東京都在住。自衛官を経験した後、2006年に自営業を開業。本業に従事する傍ら、インターネット上で精力的に執筆活動を展開し、2010年4月、「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 1.接触編」で出版デビュー。シリーズ累計490万部のミリオンセラーとなる。他に「氷風のクルッカ 雪の妖精と白い死神」(アルファポリス文庫)、「Walhalla《ワルハラ》-e戦場の戦争芸術-」(ブレイブ文庫)などがある。

「2020年 『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり17』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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