ダィテス領攻防記: I LOVE BOY’S LOVE (レジーナブックス)

著者 :
  • アルファポリス
4.04
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本棚登録 : 124
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434183539

作品紹介・あらすじ

前世では、現代日本で腐女子人生を謳歌していた辺境の公爵令嬢ミリアーナ。だけど、異世界の暮らしはかなり不便。そのうえ、BL本もないなんて! 快適な生活と萌えを求め、製鉄、通信、製紙に印刷技術と、異世界を改革中! そこへ婿としてやって来た『黒の魔将軍』マティサ。オーバーテクノロジーを駆使する嫁と、異世界チート能力を持つ婿が繰り広げる、異色の転生ファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • 前世の記憶のある辺境伯の令嬢の所に廃王太子が婿にやって来る。「戦神の寵児」と呼ばれる、その元王太子のマティサはなかなかハイスペックなのだが、一見小柄で平凡そうな令嬢ミリアーナがそれを上回るハイスッペクなのだ。前世の記憶を活かして領内の産業を発展させているし、観察眼や状況分析なども優れている。ゲームをやり込んだおかげだそうだけどね。しかし、なんとこのミリアーナが腐女子で、BL小説家、自分の周りの侍女たちをその色に染めていっている。防壁担当の部下も男色の変態男。やれやれ。でも、なんかね面白いよ。

  • 両刀使い(゚∀゚)キタコレ!!前世が腐女子の嫁に婿殿は臣下♂との道ならぬ関係を結婚後も勧められております。自分が疲れるから臣下に!と。いいのか嫁よ(笑)ヒロインは前世の記憶を元に僻地にある自領で車や列車、更には爆薬等の火器開発。嫁は領地から出しちゃならねーと婿殿は臣下に言いつけるけど、出ざるを得ない状況に。まぁ、婿殿を助けに王都へ行く気で車のトランクにはサバイバルセット含めた火器がたんまり。今回は使わなかったけど確実に人がミンチになるやつです。今後も使わない方向で!だってラノベだもの、ミンチはやめて(笑)

  • 前世で腐女子だったミリアーナは当時の記憶そのままに異世界に転生。生活を豊かにするため、何よりBLを普及させるために日々邁進している。そこへ廃嫡された元王太子マティサが婿としてやってきたことで国を揺るがす諸々の事件に巻き込まれて(むしろ自分から飛び込んで?)しまうことに。

    ミリアーナが現代テクノロジーの知識を駆使して、異世界での生活を豊かにしようと奮闘しているのですが、読み始めた序盤はそんな知識何となくは知ってても図面とか分からんのじゃないん?とか思ってたら、それらをしっかり覚えて記憶している加護持ちって能力者だった(笑)チート能力ww彼女は腐女子ですが、理想と現実は違うってね。婿殿マティサと何だかんだいって仲良しです。マティサは王太子っていうより将軍って感じの印象だけど。近隣諸国の加護持ち達も濃いメンバーが揃ってるので2巻では彼らが出張ってくるのかな?

  • 加護というチートのある異世界へ転生した腐女子のミリアーナ・ダィテス公爵令嬢と、廃嫡されて婿に来た元王太子マティサの異世界生活。
    ネットの時は熱狂して読んだが本として出版されるとアマチュアっぽさが気になる。戦記物か腐女子恋愛ものかBLか、それぞれ中途半端で物足りない感じ。
    王級の加護をもつマティサとミリアーナの転生知識で戦国をかき回す、そんなストーリーをメインで読みたい私です。

  • 『腐腐腐・・・』という声が聞こえてきそうな一冊です。
    BLに興味なくてもストーリー自体は楽しめると思います。
    むしろBL好きにはその手のイラストほとんどないので物足りないのかも。(もちろんそんなもの満載すると全年齢向けじゃ出版できないでしょうが・・・)

    主人公は辺境の公爵令嬢ミリアーナ。
    転生前は、現代日本の筋金入りの腐女子。
    だけど、異世界の暮らしはこの手のお約束のようにかなり不便。
    もちろん、BL本どころか紙もない技術レベル。
    自分の趣味のため、そして領内の生活レベル向上のためオーバーテクノロジー大盤振る舞いで領地を魔改造。
    あげくに侍女さんたち巻き込んでBL布教邁進中。

    そんなミリアーナのところへ、婿として『黒の魔将軍』マティサ(廃嫡された第一王子)がやってきて・・・
    本筋がマティサが来てからのものなので、ミリアーナのそれまでの話はあまり描かれていません。順序が逆転してしまいますが詳細に描かれることあるのだろうか・・・

  • 割と面白かった。
    この手のものにありがちな、何ちゃって腐女子かと思ったら、ガチで腐女子だった。やりすぎなくらいの腐女子(笑)。そこまでやるか。そういう意味では面白かったと思う。
    ただ、惜しむらくは挿絵が微妙に残念だったこと。婿様がぜんっぜん美形に見えない。その従者も然り。もっとキラキラ系の絵師さんに描いてもらうべきだったのではないかな。ヒロインが地味なのは合っているのだと思うが、美形という設定の方々まで揃って地味なのはどうかと思う。

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著者プロフィール

愛知県出身。2013年「ダィテス領攻防記」にて出版デビューに至る。活字中毒の歴女で腐女子。戦闘シーン、ファンタジー、メカ物が好き。趣味はガーデニングと小説執筆。

「2019年 『ダィテス領攻防記4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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