居酒屋ぼったくり

著者 :
  • アルファポリス
3.75
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  • (5)
本棚登録 : 2068
感想 : 278
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434192487

作品紹介・あらすじ

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。
名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、
そして今時珍しい義理人情がある――。
全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!
旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の書籍化!

感想・レビュー・書評

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  • 秋川さんの本を読みたいと思った。
    以前からこのシリーズは知っていたけれど、店名にビビッて読んでなかった(笑)そうか、店名の由来、家庭料理でも出せそうな感じの料理が多いのか。でもだからこそ通いたくなるんだよな。

    父の店を継いだ店主。妹はお手伝い感覚。夏休みの話など、自分に関係なくても地域のこととして一緒に考えられる主人公は偉いな。

    さて、閉店間際にきたあの人はどうなる?

  • お酒が飲みたくなる。
    こんなお店が近くにあったらなぁ。
    話の中に出てくる料理も話の流れでサラッと作り方が分かるから、やってみようかな。
    お酒も実在している物だからお酒には詳しくないけど、まずこれを頼りに選んでみるのもいいかもしれない。

    ただ、なんの前触れもなく話し手が変わっていることが多々あるので、それに馴染むまで???となった。

  • なんてネーミングの居酒屋なんだろう(笑)
    本当にそんな名前の居酒屋があったら、入るの躊躇するよね、きっと。
    「旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説」に惹かれて、図書館で借りてみた。
    話の中に登場してきた日本酒が1話終わるごとに紹介されていて、普段日本酒はほとんど飲まないけれど、飲んでみたくなった。出てくる料理はどれもおいしそう!!
    入るの躊躇するなんて言いながら、「居酒屋ぼったくり」行ってみたーい!!

  • 題名に惹かれて、書店でふらっと。

    東京のとある下町にある居酒屋、
    店名は「ぼったくり」となんとも物騒な感じ。

    そこに集まってくるのは、優しい常連たち、
    そして、美味しい料理とほっこりのエピソード。

    冬から夏にかけての半年間、全部で7編、
    季節は、お酒でも料理でも感じることができます。

    そんな店を切り盛りするのは、20代の姉妹。
    一見、ほんわかとした感じで切り盛りしていますが、、

    そこは一国一城の主のこともあるのか、
    内に秘めたる“人としての強さ”も魅力的です。

     “相手を貶めることで自分の優位を保とうとする
      人間なんて腐るほど見てきている。”

    こんなお店であれば、通いつめたくもなる、
    体だけではなく、心が栄養を求めた時も、なんて。

  • 初めましての作家さん。
    ブクログのお友達のレビューで、読んでみたいと思っていた本です。

    ”ぼったくり”なんて物騒な名前の居酒屋さんですが
    こんな居酒屋さんがあったら絶対常連さんになりたいわぁ~と思うお店。

    作中に登場するお料理とお酒の美味しそうなことと言ったら~!!
    あぁ~、ほんと行ってみたい!
    居酒屋ぼったくり!

  • Facebookの本のサークルで勧められていたので読みたかったのですが、なかなか図書館で最初の1巻と巡り会えず。やっと巡り会えました。

    親の代からのお店、居酒屋ぼったくりを引き継いだ主人公。
    そのお店に来る人達の出来事と、料理とお酒が物語になっていい感じです。

    たまに来る男性との関係も気になります。

  • 両親の店を継いで姉妹で居酒屋
    料理と合うお酒のチョイスが楽しめるお店
    常連さんが集うほっこりできるお店
    ご近所にほしい

  • 美味しそうなご飯とお酒の描写がいい。良い意味でネット小説っぽく無い雰囲気。

  • 料理人とお客のほのぼのとした交流。
    どこかで味わった覚えがある?そう、高田郁著『みおつくし料理帖』だ!
    料理人の心のこもった料理を食べる作中人物の幸せ気分は、読者に伝染する。
    できることなら、『ふたたびの虹』(柴田よしき著)の「ばんざい屋」で小腹を満たし、居酒屋「ぼったくり」で、うまいつまみで一杯、いいねえ(笑)そして、珈琲を飲むなら、やはり「虹の岬の喫茶店」かな。珈琲店「タレーラン」もいいかも。

    • 杜のうさこさん
      うわぁ~同感です!
      私も、読んだとき『みをつくし料理帖』を思い出しました。(終わってしまったのが、今も残念で…)
      そして「ばんざい屋」柴...
      うわぁ~同感です!
      私も、読んだとき『みをつくし料理帖』を思い出しました。(終わってしまったのが、今も残念で…)
      そして「ばんざい屋」柴田よしきさんの作品の中で、一番好きなお話です。
      やっぱり、おいしい食べ物の出てくる話に目がない私です(笑)
      読むことは得意なんですが、それがなかなか実生活に反映されないのが困りもので…。
      心がこもっていればなんとかなる!を信条にがんばります!
      hongoh-遊民さんは、畑でお野菜を作ったりもされてるとのこと。
      新鮮なお野菜って、それだけで甘くておいしいんですよね~。ご自分で育てたものなら、なおさらですよね。
      『タレーラン』読んでみたくなりました。
      『ぼったくり』の続編も楽しみです!
      2015/06/27
    • honno-遊民さん
      コメントありがとうございます。
      続編が気になり、『ぼったくり2』、買ってしまいました。
      さっそく、読まなくちゃ(笑)
      コメントありがとうございます。
      続編が気になり、『ぼったくり2』、買ってしまいました。
      さっそく、読まなくちゃ(笑)
      2015/06/28
  • 予想をはるかに超えたおもしろさでした~

    ぼったくりって店名からしてビックリなんですが、
    それにはちゃんと理由があって。

    読み始めは、あれっ『みをつくし料理帖』みたい…
    ということは、かなり好みのお話かな?と。

    いきなりの捨て猫ちゃん登場にはあわてました。
    「助かる?」「助かる?」とまるでパラパラまんがのようにページをめくり、大丈夫とわかり安心して戻ってじっくり読むといういくじなし。

    手間を惜しまず、食べてくれる人の体調を気遣ってするお料理。
    ふふっ、反省。

    なんかね、みんなあったかくて心がぽかぽかしました。
    お酒飲めないからわからないけど、熱燗を飲むとこんな感じなのかなぁ?

    続編が出ているようなので、ぜひ読みたいと思います!

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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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