つま先立ちで恋してる: Mitsumi & Katsura (エタニティブックス Rouge)
- アルファポリス (2014年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434196218
作品紹介・あらすじ
二十三歳・ちびっこОLの未積(みつみ)は、恋愛経験がゼロ。だけど高校時代のとある約束をきっかけに、母校で司書を務める殿谷(とのがや)と「恋の練習」をすることに! 普段は穏やかで優しい彼は、ふとした拍子に情熱的な一面を覗かせる。強引にキスをしてきたり、その先を迫ってきたりする殿谷に、翻弄されっぱなしの未積。戸惑いながらも、二人の時間が増えるにつれて、どんどん彼に本気になっていって――?
感想・レビュー・書評
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約束は、まだ有効なのか。
幼馴染の言葉を、そのまま切り札に生活。
ものすごく考えが甘い主人公だな、と。
そして別の約束のために走っているわけですが
こちらは有効でよかった…のでしょうか?
紆余曲折があるわけですが、相手の妹さんに関しては
取ってつけた感が半端ないです。
これが解決して、突如あの状態になるとかだったら
長年のあれはどこへ? と聞きたいものが。
まぁ恋愛の話ですから、そこは突っ込んだりしたら
いけないのでしょうけど…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「僕と恋する練習をしましょう」
23歳145cmの恋愛未経験の読書好きなヒロインと、35歳179cmの司書ヒーローの年齢差、身長差ラブストーリーです。
本好きの2人の会話や雰囲気が本当に良かったです!
【ネタばれ感想注意】
ヒーローである殿谷さんは父親の再婚時に年の離れた幼い義妹が出来ますが、再婚が原因で義妹は心を閉ざし自分の味方になってくれた義兄だけを箱庭の中の唯一の存在として執着するようになります。
そんな義妹にしてしまった自分に責任を感じつつ、人間不信となった殿谷さんは引き籠り生活を送ります。
しかし、暗闇の中から救ってくれたのが当時高校生の文学少女だったヒロイン未積の一言でした。
恋愛未経験の未積に、「今迄周囲にいた男があなたの琴線に触れる言葉を囁けなかっただけ」と告げてくれた桂の言葉が素敵でした。
司書姿の時は無精髭にぼさぼさ頭、べっ甲色の縁の眼鏡、シャツの上に緩いカーディガンを着た冴えない風情ですが、身なりを整えると本当はイケメンな殿谷さんです。
しかし、1人暮らしを始めた未積の住所を何故か知っていたり、通勤時間やいつも乗る車両を把握していたりと少々ストーカー気質が垣間見られます(笑)。
帯には「ヤンデレ眼鏡司書」と紹介されていますが、前述したような行動や時折見せる策士のような黒い笑み、思い詰める性格、本編中に殿谷が未積に告げた
「僕だけのものだ。たとえ僕が死んで側にいられなくなっても、あなたが骸になっても」
という台詞からもヤンデレ属性を窺えます。
ちなみに、殿谷さんの義妹もヤンデレ気質があるようなので、地は繋がってないけど似た者兄妹だと思いました。
意外性のあるストーリーがとっても良く、ヤンデレな殿谷さんが格好良く見えました!
本物の恋人同士になってからも、12歳も年下の未積に対して変わらず敬語口調なのも良かったです! -
この作家さんが大好きで新刊は必ず買っています。
でも今回はちょっと。。。。。
設定は大好き。司書との恋なんて最高!
なのに。。。どうして殿谷さんの背景をそこまで重くした??
そして妹!根深すぎます。。。
根深いのにあっさり仲良くなるとか。。。
オバサンはついていけないスピードだったよ。
甘甘で進行してほしかったな。途中が苦しくなっちゃって
ナナメ読みで飛ばしちゃいました。
残念。トホホ。。。。