居酒屋ぼったくり (2)

著者 :
  • アルファポリス
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感想 : 153
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434197772

作品紹介・あらすじ

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。
名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、
そして今時珍しい義理人情がある――。
旨いものと下町人情を描いた短編連作小説、待望の第2巻!

感想・レビュー・書評

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  • ぼったくりシリーズ第2弾。今回も安心して読めた。

    トマトかぁ、男性で嫌いという人、職場にもいる。跡取り問題は切実だよなぁ。
    それにしてもカナコさんの「ソウタさんラブ」がとってもまぶしい!

  • 何度見ても、すごい店名(笑)

    今回もまたまた美味しそうな料理がてんこ盛り!

    玉子焼きとケチャップのサンドイッチ、
    鉄板焼きナポリタン、
    ポテトパンケーキ、
    なにより餃子ーー!ものすごく美味しそう!

    私もあまり上手に焼けないので、
    今度はこの焼き方にチャレンジしてみようと思いつつ、
    我慢できずに買ってきてしまった(笑)

    そうですね。
    背伸びしないで今できることを精一杯、
    あせらず、少しずつがんばっていたらいつかご褒美もらえるかな?

    我が家の働き者の三徳包丁も、こまめに研いであげよう。

    • koshoujiさん
      脳内でリフレイン。お褒め頂きありがとうございます。<(_ _)>
      もっと練習し直して、何とか学生時代のレベルにまで引き上げたいなと。

      ...
      脳内でリフレイン。お褒め頂きありがとうございます。<(_ _)>
      もっと練習し直して、何とか学生時代のレベルにまで引き上げたいなと。

      昔の音源を探していたら、当時のクライアントの要望で、
      新宿の有名なライブハウス「カーニバル」で歌った曲が見つかりました。
      これも近々にアップする予定です。
      どこまでも厚顔無恥、恥知らずになっていく私です。(笑)

      高山書店。
      そういえばあったなあ、と思い、ネットで検索したら
      面白いブログを見つけちゃいました。
      https://kacco.kahoku.co.jp/blog/tanaka1hiko/55645
      なんと宮城県の県紙、河北新報社がブログを運営しているのですね。
      だから宮城県や仙台市内の人たちの話ばかり。
      これは面白い。
      しかもブログの内容が河北新報に載るかもしれないとのこと。
      もし掲載されれば、台中同期生探しが一気に広まるかもしれません。
      仙台の話題を中心にこちらのブログも作成しようかと思っています。
      2015/09/03
    • koshoujiさん
      >だからこそ、koshoujiさんのその瞬間のすべての想いが詰まっているのだと。。。
      >ひしひしと伝わって来ましたから。

      ありがとう...
      >だからこそ、koshoujiさんのその瞬間のすべての想いが詰まっているのだと。。。
      >ひしひしと伝わって来ましたから。

      ありがとうございます。<(_ _)>
      たしかに自分に初めての娘が産まれたときの喜びはひとしおでした。
      でもまあ、よくぞ何も知らない外国人の偉いさんの前で、適当に思いついた言葉を並べ考えながら歌った曲を臆面もなく披露したものだと思っています。
      彼らは"What is this song?"と不思議に思っていたことでしょう。
      もともと日本語の分からない彼らにとって、歌詞はどうでも良かったでしょうが。
      それと、結婚してからは、さすがに部屋で一人で歌う時間なども激減したので、学生の頃に比べ、明らかに劣化していますね。
      学生の頃は、本当に小田さんに近い声だと言われ、自分でもそう思っていましたが。
      このテープを聴くとそれほど似ているわけでもないなあと。
      まあ、歌マネ王を目指していたわけでもないので(笑)。
      小田さんの声は、還暦をとうに過ぎた今でも神声です。コンサートで聴いても感動しますからね。凄いとしか言えません。
      2015/09/07
  • 今回もおいしいお酒と料理のてんこ盛り。ふだん日本酒は飲まないけれど、出てくるお酒がどんなお酒なのか気になってしかたない。
    こんな居酒屋が本当にあったら、行ってみたい!!!

  • 安定した展開。
    ちょっとお酒のウンチクが長いかな。
    それでも、お酒が出てくるとこちらもワクワクするんだけど。
    元気のないアキを励ますための盗み吟醸。
    具沢山なスパニッシュオムレツ。益子の炎。
    トマトのキライな男子のための冷凍プチトマト。
    家族が風邪を引いた時の定番の野菜スープ。
    馨の彼への差し入れ代理で作るサンドイッチ。
    餃子に味噌ダレ、酢醤油、塩胡椒。
    茂先生思い出の鉄板の上の焼きそば、スパゲッティ。
    姉妹の思い出のとろろステーキ。

    馨の彼が登場し、彼の悩みを常連さんたちとワイワイ解決して行く。
    悩めるアキに美音も励まされ、哲の悩みに店のこれからを思い。
    美音も新たな思いで包丁を握る。
    はんぺんも肉を挟んだ厚揚げも、食べたい食べたいと呪うように祈るように読む。

    「なんちゃってオールマイティ」

  • 美味しいお酒と料理が出てくる居酒屋ぼったくり。
    こんな居酒屋が近所にあったなら、絶対に常連さんになりたい!
    イラストも美味しそうで…
    この本に出てくるお酒と美音が作る本日のおすすめがいただきたい!!

  • 第2作も、店主姉妹と賑やかな常連たちとの気のおけない温かい交流に、心がホッコリした。
    そして何よりも、出てくる料理の何と美味そうなことか。特に、「美味しい餃子の焼き方」なんて、そこいらのレシピ本なんて目じゃない。焼き方ばかりでなく、タレも。今まで、酢醤油にラー油でしか食べたことなかったが、味噌だれ、塩胡椒もありとは!これは試さずにはいられない。
    さらに、次々に紹介される各蔵元の日本酒。飲むのは専らビールや焼酎ばかりで、とんと嗜みのない日本酒であるが、思わず飲んでみたくなってしまう。

  • お酒飲めないのですが、このシリーズを読むと、居酒屋ぼったぐりで私に合うお酒を美音さんに選んでもらいたい。と思います。

    美音さん、今回も、カツサンドを作ったり、トマト嫌いの子がトマトを好きになる方法を考えたりと、大活躍です。

    要さんとの関係も気になります。

  • 下町の居酒屋。
    常連さんたちと店主のやりとりが活発なのは、下町だからこそなのかな。
    読んでいて、料理は美味しい、お酒も美味しい。でも、自分は常連にはなれないかもしれん。と思った点は、「やりとりが活発」なところかも。
    お客さんの話したことをその人がいない時に話題にする。
    これ、ちょっと抵抗があるんだよなー。って思ってしまったから。
    まあ、あくまでも小説だからな。。

    2冊目にして、お酒の特徴本という気になってきた。世の中には、いろんなお酒があるんだなー。。
    お酒は飲むけれど、ここまで酒の味や香りにこだわったことがないな。。
    それは、酒好きとは言わないんだなー。。と思ったり。

  • 次に呑みたい日本酒を決める図書その一。

    同様に実在のお店や食べ物を紹介する小説や漫画は数多く、これはこれで激戦区だったりする。
    話自体はそこまでは…となってしまうものも多く、かといってウリとなる要素に現実を織りまぜるとリサーチが大変なことになる。

    なんとも頭が痛くなりそうな話になってしまった。
    二日酔いでもないのに。

  • お酒を取り寄せて飲みたくなってしまいます。

  • 今回も、ちょっと元気になれる
    おいしい話が6話。

    おや〜ん〜。
    例の新客…なんか私生活が謎ですよ。
    (『みおつくし』の小松原様的な)
    美音ちゃんとの心の距離は
    縮まったみたいだけど。
    一方、妹の馨と彼氏君にまつわる
    「お店やってる家の子」問題も。
    商店街の景気のことも絡んだりして。

    風邪引きスープ…
    栄養と愛情がたっぷり入ってそう。

  •  なかなか巡り合わずようやっと。今回は<家庭的>に近い料理が多かったかな。苦手なトマト、おいしい餃子の焼き方・食べ方、わくわく作るサンドイッチ、おまじない入りの風邪引きのスープ……。そして思い出のあの味この味や、日々思うことのあれこれも引き続き。
     最初と最後はナンバーワンよりオンリーワンの方がいいんじゃない?っていう感じがした。すごい人より、誰かに必要とされる人。人気のお店よりもあってよかったと思われるお店。

  •  やっぱりほっこりします。『居酒屋ぼったくり』。
     前回と一緒で話の展開はほとんどないのだが、なんとなく読んでいて落ち着くというか、手が空いた時に気軽に読める、そんな本。
     ただ、普段日本酒党ではないのに、この本を読むと、どうしても日本酒を飲みたくなってしまう。

  • 美音や馨も常連客もみんなあったかくてほっこりします。
    「美味しい餃子の作り方」の愛の溢れ方といったら…家のご飯作りも大切なのは笑顔が見たいからなんだよな、毎日だと忘れがち。
    お酒ものみたくなっちゃうしまったりだらだら寛ぎたくなる居心地よさ伝染します。

  • 2作目にして、お話が落ち着いてきた感じがして、サクサクよめる。
    世間を知るウメさんのファンになりそう。

    出てくるご飯がとても美味しそう。美音の恋らしきものがどうなるのか。不器用な大人の二人の関係が気になります。

  • 「1」に引き続きあっという間の読了。
    ごちそうさまでした。
    さて、「3」すぐ図書館で借りれるか・・・

  • 1を読んだ時、ものすごく後悔したので、
    今回は、レシピのくだりはちゃんとメモしました。笑

    日本酒は全然詳しくないので、
    わたしの注目はもっぱらご飯。
    ぼったくり風餃子、厚揚げの肉味噌詰め
    とろろステーキ!
    はー美味しそう!はー作りたい!

    もっと読みたいなーと思ってたら
    もう3が出てる!!
    大変!!

  • 相変わらず「ぼったくり」はいい居酒屋だ。
    ほんと、うちの近くにもあってほしい。
    おいしいお酒とつまみと共に美音や馨、
    常連の人たちと話せたら、いいだろうなぁ。
    心がほっこりする1冊。

  • 【内容】いろいろぼったくってる居酒屋ぼったくりだがぼったくられているようでもある。
    会社の何でも屋アキの悲哀。トマト嫌いな男たちにトマトを食べさせる方法は。跡取りたち。餃子の美味しい焼き方。目新しい食べ物には食欲がわく。昔ながらの店が客数を増やすには?

    【感想】「深夜食堂」のも少し健康感あるような雰囲気。あちらはどこかしみじみと湿気てるとこあるが。
    一見さんやとかなり入りにくいかもって店かも。店の人と客、客と客が親密すぎて溶け込みにくいかも。


    【ぼったくりに関する簡単なリスト】
    [アキ]常連客。OL。元気でよく気のつく人。
    [アキラ]常連客。電化製品取付会社勤務。いつも身体を使っているので食事メイン。
    [東一]佐賀県五長田酒造。ぼったくりにはこの酒のファンが多い。
    [厚揚げの肉詰め]美音の得意な一品。「今日のおすすめ」に困ったときの頼り。
    [アツシ]哲の父。妻のユミコとともに喫茶店を営んでいる。
    [イクヤ]常連客。ケンさんの部下。トモの恋人。
    [ウメ]常連客。元芸者。焼酎の梅割りを飲む。
    [馨]美音の妹。美音より5歳年下。店を手伝っている。
    [風邪引きスープ]美音や馨が風邪をひいたとき母が作ってくれたスープ。各種野菜と肉類を煮込んだだけのもの。
    [カナコ]ウメの息子ソウタの奥さん。結婚10年以上で今だソウタにラブラブ。
    [要]常連客。おそらくちょっと特別な存在。美音の将来の恋人候補かも?閉店間際に来る。草野球レベルでは豪腕投手。
    [カンジ]常連客。熊みたいな身体。
    [餃子浪漫]宇都宮の餃子のための地ビール。
    [呉竹]近所のスーパー。88円という末広がりの値付けが好き。店から自転車で往復20分。
    [越乃景虎 洞窟貯蔵酒 特別純米酒]新潟県諸橋酒造のとっても稀少な酒。
    [ケンさん]常連客。サラリーマン。
    [酒一筋 山廃純米吟醸 時代遅れ]岡山県利守酒造の昔ながらの味わいの酒。
    [茂先生]常連客。商店街で開業している獣医。「龍力 純米酒 ドラゴン 緑」を常温で飲む。
    [しそ小町]宝酒造のブレンド焼酎。紫蘇の香りが立つ。
    [シンゾウ]常連客。薬屋。すぐれた飲み手。
    [竹鶴ピュアモルト]ニッカウヰスキーのウイスキー。力強くて柔らかい。ぼったくりのイメージにギリギリ合う。
    [龍力 純米酒 ドラゴン 緑]姫路の本田商店。常温で美味しいことを目指した酒。
    [父]居酒屋ぼったくりの先代。美音にとっては越えがたい壁。故人。客に冗談のひとつも言えない唐変木。
    [哲]馨の恋人。大学時代に知り合ったらしい。サラリーマン。両親は喫茶店を経営しているが今のところ後を継ぐつもりはないようだ。
    [鉄板焼きそば]ハンバーグなんかが乗ってる鉄板皿に焼きそばを乗せ卵を周囲にまわしかける。これは個人的にも思い出の料理でした。
    [出羽桜 桜花吟醸酒]天童の出羽桜酒造。わかりやすい酒質の酒を目指す。
    [トク]常連客。足場職人。
    [トモ]常連客。デパート勤め。ヒロシの恋人。
    [とろろステーキ]おろしたとろろに紅しょうがと葱をふちこんで白だしと醤油で味付けをし鉄板で焼く。
    [母]居酒屋ぼったくりの接客をつとめていた。
    【ヒロシ】昔ながらの八百屋の八百源。たまに飲みに来る。美味しくて安いことを重視する。息子のヨシカズがトマト嫌いなのが悩み。
    [ポテトパンケーキ]ジャガイモの入った生地にクリームチーズを塗りスモークサーモンを載せたもの。
    [マサ]常連客。植木屋。
    [益子の炎]米焼酎。ウイスキーみたい。
    [ミチヤ]魚屋。たまに飲みに来る。
    [美音/みね]主人公。居酒屋ぼったくりの今の大将。挿絵からすると黒く長い髪で右目の下に泣きぼくろあり。
    [麦次郎]宇都宮のファーマーズ・フォレスト・ろまんちっく村クラフトブルワリーの地ビール。要が焼き餃子とともに飲んだ。
    [野菜の海苔巻き]千切り野菜とチーズをあぶった海苔で巻いたもの。
    [ヤマちゃん]常連客。サラリーマン。
    [山鶴 特別純米酒 蔵人の詩/くらひとのうた]奈良県中山酒造店。少量高品質のものだけを出す。優しい口当たりが持ち味。
    [ユミコ]哲の母。夫のアツシとともに喫茶店を営んでいる。
    [米鶴 盗み吟醸 あらばしり発泡にごり]山形県米鶴酒造の白く濁った発泡酒。
    [リョウ]常連客のうち最年少?馨より3歳下。大盛りご飯をもりもり食う。市場調査会社に勤めている。

  • 前作があまりに美味しかった(?)ので、2巻目迷わず即ゲット。

    相変わらず、酒飲み&食いしん坊にはタマラナイ。

    登場人物も皆良い人。

    自作にまた期待。

    • ほんやだワンさん
      ぬわぁ~にぃ~!
      〈3〉出てるの? 知らなんだー。

      ウチのワンコ、もうすぐ12歳。
      未だ元気で食欲旺盛。
      ムダに元気な中高年男...
      ぬわぁ~にぃ~!
      〈3〉出てるの? 知らなんだー。

      ウチのワンコ、もうすぐ12歳。
      未だ元気で食欲旺盛。
      ムダに元気な中高年男性、とゆうところか。
      2015/03/16
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著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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