- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434198786
作品紹介・あらすじ
美味しくなければ意味がない。美味しくても身体に悪ければ意味がない――。そんな理念のもと、美味しい料理で美容と健康を叶える〝薬草魔女〟。人々から尊敬され、伴侶としても理想的……のはずが、まだ新米のエルファは婚約者に浮気され、ヤケ酒ヤケ食いの真っ最中。そんな時、遠い国ランネルに出来る高級レストランの料理人としてスカウトされた! 心機一転、異国の地で働き始めたけれど、何故か会う人会う人、一癖ある人ばかりで……!? 「詐騎士」本編の六年後、当時のキャラも続々登場! 読めばお腹が空いてくる絶品ファンタジー!
感想・レビュー・書評
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結婚式の1ヶ月前に婚約破棄されたエルファは、景色の良い庭で手料理と薬草酒を並べていた。
本当なら、今日は結婚式のはずだった。
日の高いうちからヤケ酒やけ食いする彼女の前に、旅の商人たちがやってきて。
「どんなに身体によくても、美味しくなければ意味がない。美味しくても身体に悪ければ意味がない。」そんな教えのもと、人々に料理を提案する“薬草魔女”。
商人たちに誘われ、エルファは、新しくオープンするレストランの料理人として、異国の都に旅立つ。
外伝とのことで本編を読んでいれば、登場人物たちの思惑も楽しいのかも。とにかく登場人物が多すぎて、その紹介が大部分だったような。
料理より、材料の効能の蘊蓄が前面であまり料理が美味しそうでないのも残念。
いろいろ勉強にはなるけれど。
傷心のエルファが新たな出会いと仕事でどんどん前向きになっていくのはホッコリする。
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詐騎士外伝だがルゼは噂に出るだけ、薬草魔女のエルファとナジカ(16)をメインにエノーラやカルパ等のいつもの面々と、ギルネストと娘リゼ(5)がちょっと登場。
最近"食"を絡めた異世界物が流行ってるが、これもその一つかな。食材の効能とかが山盛り出て来て"楽しく読める"と"しつこく感じる"の微妙な中間点です。
ストーリー自体は楽しくて続きが出ても良さそうなので、詐欺騎士外伝では無く、同一世界ものとして独立した方が良かったのではと思います。 -
詐騎士の外伝だけど、ほぼ別ストーリーって感じ。本編に出てきたキャラクター達は登場するけど、メインキャラのエルファを中心に進んでいくお料理物語という感じ。健康的な食事は大事だよね。ルゼとギル様の娘リゼとギル様は出てくるけど肝心のルゼは名前だけで登場はしなかったし。外伝ということで色んなキャラたちのその後の話をたくさん読めるのかと期待してたのでちょっと残念でした。