鋼将軍の銀色花嫁 (レジーナブックス)

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 46
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434201226

作品紹介・あらすじ

生まれながらに異形の手を持ち、十八年間、実の父に幽閉されてきた伯爵令嬢シルヴィア。そんな彼女に結婚を申し込んだのは、勇猛果敢と名高き、北国の『鋼将軍(はがねしょうぐん)』ハロルド。己の手のことを隠しての政略結婚、その上強面で何やら怖い態度をとる婚約者に、シルヴィアはただただ怯えるばかり。だがこのハロルド、実はシルヴィアにぞっこん一目ぼれ! 暴走しそうな想いを堪えるため、なかなか声もかけられずにいたけれど――? 様々な運命の中、とびきりピュアな恋が花開く!? 雪と魔法の世界で繰り広げられるファンタジーロマンス!

感想・レビュー・書評

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  • 手の甲に銀色の鱗があることで父親から異形のものとして扱われ幽閉されて育った伯爵令嬢シルヴィア。そんな彼女に鋼将軍と噂されるハロルドとの政略結婚が持ち上がる。己の異形の手のことをハロルドに隠し、その事実が知られることを日々怯えるシルヴィア。その上、ハロルドは無愛想でシルヴィアに対して強い態度を取るばかり。けれど、お互いを知るうちにその態度は誤解だということが分かり…。
    シルヴィアの手に鱗がある理由については分からずじまいでしたが、そんなものハロルドのシルヴィアに対する愛にとっては関係ないものでした。シルヴィアに一目惚れをして、けれど緊張から無愛想な態度を取ってしまうハロルドにひたすら笑かせてもらいました(笑)けれど後半にかけてお互いを想い合っている2人の姿に読んでてキュンキュンしました。甘々です。200年生きている軍師や彼の娘、そして登場しなかった軍師の嫁の話とかも読んでみたいなと思いました。

  • 手の甲に銀の鱗を持つことをヒロインがひたすら隠してきたのは彼女のバカ父のせい。彼は娘を異形のものとして扱い、幽閉した。そんな彼女の元へ政略結婚がもちこまれて。。。一目惚れしたヒロインへの将軍ヒーローの態度が小学生男子過ぎる(笑)←つっけんどんな態度とりすぎだし。宿で我慢してる挿絵には笑ってしまったわ。世間知らずなヒロインに既に妊娠したと思われ(無い無いw)、朝食の席で国に着いたら医者紹介してくれとヒーロー部下の前で言っちゃうしね(笑)

  • 甘い。
    ヒーローの悪癖がじれったいけど。

  • 異形の手を持って生まれた事で父親から疎まれ塔に幽閉されて育った18歳の伯爵令嬢ヒロインと、勇猛果敢で「鋼将軍」と呼ばれながら好きな女性を前にすると極度の緊張から無愛想になってしまう28歳純情将軍ヒーローとの政略結婚から始まるファンタジーラブストーリーです。

    フロッケンベルクという国名を始め、地名に何処か聞き慣れた雰囲気があるのか、響きが綺麗でそれだけで序盤から物語に好印象を抱きました。

    最後は色々な謎も解き明かされ、因果応報、勧善懲悪のハッピーエンドを迎えるので童話を読み終えたような気分になれる素敵な物語でした。
    と言っても、シルヴィアの手の秘密はどうやら先祖返りしたらしいというだけで、真相は結局分からずじまいです。
    200年生きているという謎多き軍師の奥さんが登場しなかったのは残念でした。
    政略結婚から始まった2人の出会いでしたが、ハロルドは誠実で素敵な旦那様なのでシルヴィアも実家を出て幸せになる事が出来たので本当に良かったです♪

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著者プロフィール

静岡県在住。ファンタジー好きが高じて小説を書き始め、2014年連載開始した「鋼将軍の銀色花嫁」で出版デビューに至る。

「2020年 『熱砂の凶王と眠りたくない王妃さま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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