ねずさんの日本の心で読み解く「百人一首」: 千年の時を超えて明かされる真実

著者 :
  • 彩雲出版
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本棚登録 : 79
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (589ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434205408

作品紹介・あらすじ

「戦国大名はなぜ京を目指したのか?」その答えは百人一首のなかにあります。
これまでに「百人一首」を学ばれた方は、本書の解説が類例を見ないこと、そして「百人一首」が、百首で一首の抒情詩だという説に、おそらく驚かれたことと思います。けれど、読めば読むほど、調べれば調べるほど、それ以外に解釈のしようがないのです。
以下、著者講演会での感想文より。
○涙が出てくる「百人一首」の解説は初めてです。やはり千年前も日本人は日本人なのだと思いました。
○補助線1本で、幾何の難問が簡単に解けるように、長年の疑問がものの見事に氷解していきました。
○45分の古典の授業は寝てしまいましたが、90分の小名木先生の講演は興奮と感動でアッという間でした。
○和歌は日本文化の原点ということが本当によく分かりました。この本は「日本人の魂の書」になると思う。
○子供たちに文法や知識を教える前に、日本の心を教えないといけない、反省とともにそう強く感じました。
○恋をして、涙を流して、なよなよと……そんな平安貴族のイメージが吹っ飛んだ!
○和歌の概念がひっくり返るほどのインパクトです。史実に裏打ちされた解釈に反論の言葉もありません。
○「百人一首」に初めて血の通った人間を感じて、感動の涙をこらえるのに必死でした。
○文法的な解釈よりも、時代背景を知り、歌人の立場で考えることが、いかに大切かを教わりました。
○話の内容にビックリ! そして、今までこんなスゴイ解釈がなかったことに、もっとビックリ!!

感想・レビュー・書評

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  • 百人一首がこんなに面白いとは思ってなかった。
    何回か読み返したい。
    次に読み返す時は、さらに理解が深まると思えて楽しみ。

  • -2016/7/2

  • 読み応えがありました。
    百人一首は、藤原定家や詠み手の生きた時代背景がわからないと、真の意味はわからないのですね。
    日本人であることを、誇りに思える一冊です。

  • 小倉百人一首、全部目を通したの初めてです。
    学校の夏休みの宿題で覚えなさいってのあったような記憶もありますが、全然興味わかなかったから、スルーしてました。またじっくり読み返してみたいです。

  • 20150711読了
    「百人一首」は百首で一首の抒情詩である、という解釈。だから歌の順番にも意味がある。ハードカバーで分厚くて重たい本だけど、手元に置く価値はあると思った。

  • 一首一首が心に沁みわたり、日本人としてのアイデンティティーを覚醒させる著者渾身の作品。千年の時を経て先人の叡智を掘り起こし、現代人に心のふるさとを指し示した著者の偉業に惜しみないスタンディングオベーションを捧げます。

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著者プロフィール

昭和31年生まれ。上場信販会社を経て、国史啓蒙に関する執筆活動家として活 躍。日本を知るための私塾「倭塾(わじゅく)」を運営。YouTubeの人気チャンネル『むすび大学チャンネル』は、約28万人を記録(2022 年4月現在)。 さらに、ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信する。著書に『庶民の日本史』(グッドブックス)、『古事記』『日本建国史』『金融 経済の裏側』(青林堂)、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』 (徳間書店)、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』(かざひの文庫)ほ か多数。

「2022年 『ねずさんの今こそ知っておくべき徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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