ゲイバーでアルバイト、はじめました。 (Glanz BL comics)

著者 : 結城アオ

制作 : 発行彗星社 発売星雲社 

• 星雲社 (2015年10月19日発売)

感想・レビュー・書評

[森月雫さんの感想 · 2015年10月19日]

怪我した友人の代わりにバイトすることになったゲイバーの店長にセクハラされて流されちゃう話。柚季の店長への感情はセクハラで慣らされたことによる刷り込みな気がしてならず、湊が可哀想だった。もし湊がバイトの代理を頼まず、店長と引き合わせることなく少しずつ柚季との距離を詰められていたなら、親友としてではなく恋人として柚季の隣にいたのは湊だったんじゃないかと思わずにはいられない流されっぷり。湊も押してれば絶対いけたよ…。ていうか、湊がバイト復帰しても柚季バイト続投とか、振られて友達続けるだけでもきついのに、そんな湊の前で堂々とイチャつくとか鬼かｗ酷すぎる(＾q＾)しかし、すごい途中で終わってるけど、これは続刊予定はあるんだろうか…。

[いしんじさんの感想 · 2021年2月20日]

1〜2巻通して。

人間なんだから、時には人を傷つけ気を遣えず理解できないことだってあるはず。だけど、毎回のように｢あれは…｣と言い訳(？)というか、正当化というかが入って｢結局俺らラブラブじゃん｣ってなるのが、読んでてしんどかった。予定調和だし。

どこでも構わずおっぱじめることについても、そういうのが魅力である作品も存在することは認めた上で、この作品は嫌。単純に言うと、緩急が無い。メリハリが無い。それらが生み出すのは｢人間味の喪失｣。全然ときめかなかった。

もっと、仕事にはプライドがあるからそこは割り切ろうとか、友人でもさすがにそれは看過できないよとか、せめてそういうくらいのものは欲しい。だから、ホテルの部屋が分かれた時とか｢おっ！｣ってすこし期待したのに、風邪気味だったから部屋分けたとか言われた瞬間本当にもうマジで萎えた。キャラがずっと脱線しないんだよ。人間ってそんなに一直線じゃないはずよ…。