7日間で成果に変わる アウトプット読書術

著者 :
  • 星雲社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434224782

感想・レビュー・書評

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  • 本を読まないでいかに読んだ風に見せてそれっぽくアウトプットするかの指南本。
    読書が好きとありましたが、児玉清さんや立花隆さんの読書とこの方の読書は別物なんだろうな、という印象。
    あざとさと薄っぺらさしか感じられず。
    6冊読んで一週間で専門家と対等に話ができ、一ヶ月あれば専門家レベルになれるとか、テレビで専門家と思われたとドヤるところとか、なのに「読者の実になった方が幸せ」と誤字があるとか、テンポがいい文章と自画自賛するけどそうでもないところとか、読みながら自分はどんどん冷めていったけれど、どんどんこの人スゴイ!と傾倒していく人もきっといて、そういう人がターゲットの本だったのだな、と。
    読書術の言葉にひかれて手に取ったけれど、読む前の自分に声をかけるとしたら、他のにしとき、と言う本。

  • 読書に関する本2冊目。

    著者の主観が大きく反映されており、時に「賛否ある」と思う部分もありました。しかし、当たり障りのない万人受けする意見よりも、リアクションし易く、批判的に読むことができました。

  • 哲学者の方の本

    A4用紙1枚に書き込んでいく本の「使える化」をする。付箋、線引き等

    自分なりの意見を入れてアウトプットする
    ブログやSNS投稿、本の紹介など

  • 隠れた本題は、アナリシスの章(四章)。
    この章は別の本にして詳細を書いたほうがいいのでは。ここは分けたほうがわかり良いように感じる。
    哲学やってるからその考えを披露しているのだろうけど、唐突な印象が強い。

    直観に始まって、構造主義(全体を見る)、批判(吟味する)、脱構築(視点を変える)、弁証法(対立点を解決)。このプロセスを経ることで内容の消化が良くなるらしい。

    英語の読み方は参考になった。
    日本語の解説やレビューがあれば読んで、なければ前書き後書き目次を読んでどんな本かあたりをつける。そのあと、わからない単語は気にしないで読み進める。よく出る単語だけ辞書を調べる。
    これ読んだとき、そんなに完璧目指さないでいいと思ってラクな気分になった。

    一章のプレインプットが本書の一番大事なところ。本を自分のものにするために、好きなだけ折って書いて汚すべきという考えは、斬新だった。

    本の読みかた、考え方は参考になった。考え方の本を読んでみたいので、同じ著者でいろいろ調べていきたい。考え方を教わることってほぼなかった。哲学がそこで役立つのだろう。

  • わかりやすい。やや作者の趣味に凝っている点は否めない。ただし記憶の仕方や書き方の例が親切に書かれている。図を使った説明が理解を深めてくれる。図書館で借りたり本屋で買ったりしすぎると読む方が追いつかずスッキリしない気分になる。そのあたりの解決法があるといいのだけど。読むことさえできればなにかとアウトプットはできるものだと思う。その本と関連した映画などをみて理解を深め話題に出していくというような手法や一言で言うとに彩りをつけていくという手法は習得していきたい。

  • 何だろう、この胡散臭さは。
    内容はどこかの本で読んだことがあるような話の詰め合わせ。そもそもどのような方を対象に書いた本なのか、まったく理解できません。

    『ゼロから始めて7日間くらいでそのテーマに関してはプロ級になっています』(p.5)とか『1か月あれば専門家レベルにもなれます』(pp.78-9)って、言い過ぎだと思います。
    素人相手なら騙せても、専門家の前では付け焼き刃で役には立ちません。

    多くのコメンテーターがこの方法で乗り切っているのでしょうね。
    胡散臭いコメンテーターが増えているのが納得できました。

  • 本を読んだら何かしら吸収したいもの。単純に余暇を楽しむための読書もありますが、知識を増やしたり疑問を解消したりするための読書もあります。
    本をより自分のものにするための方法が本書に書いてあります。

    本の選び方や置き方、読み方まで様々なことが書いてありますが、私が印象に残っているのは目的を意識するということ。当たり前なのかもしれませんが、意外と「この本はあとで感想文を書かなくてはならない」と決まっていると本当に読後にスラスラと感想がかけたりします。今まではあまりそういう意識を持ったことがなかったのですが、「智識を増やすぞ」「仕事のヒントを得たい」などで手に取ったらそれを意識しながら読むとよさそうだと思いました。この時、その目的に合わせて読み方を変えるのがポイントで、よくわからなかったり必要でない箇所は流し読みするなどして、より時間を効率的に使うことが大事です。

    本書の著者は哲学者なので、そうして読むときの思考法について記してある章もあります。考えながら読むことでよりインプットやアウトプットに役立つというわけです。

    話す、書くなどアウトプットのための具体的な方法が書かれているので、自分に合うものを取り入れて実践するとより読書が有益なものになりそうだと思いました。

  • アウトプットのためには良質なインプットが重要。
    本の効率的な読み方や読書環境の作り方、そしてこの本の肝となるアウトプット(話し方、書き方)が実例とともに書かれている。
    既知の内容が多かったため、さらっと読めた。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/595615

  • 読書をアウトプットに繋げたいと思い、図書館の読書系の本並んでる中でこの本を選んだ。

    とにかく本好きで且つ哲学者でもある著者の小川仁志さんは、哲学的に考えアウトプットする為の読書を行なっている。

    読書する時、印をつけてメモを書き込むことで更に理解が深まる。(中田敦彦さんと同じ読み方)

    本に何かを書き込むことに抵抗があるが今度やってみようと思う。確かに教科書も書き込むよね。

    そんでもって、読書の内容を誰かに話す。プレゼンする。文章にする。ということで、この読書記録始めました。

    元々、一回しか読んでない本はすぐ忘れやすいなぁと思っていたし、やってみよう。

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著者プロフィール

1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部教授。
京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。
全国各地で「哲学カフェ」を開催するなど、市民のための哲学を実践している。また、テレビをはじめ各種メディアにて哲学の普及にも努めている。NHK・Eテレ「世界の哲学者に人生相談」、「ロッチと子羊」では指南役を務めた。最近はビジネス向けの哲学研修も多く手がけている。専門は公共哲学。
著書も多く、ベストセラーとなった『7日間で突然頭がよくなる本』や『ジブリアニメで哲学する』、『不条理を乗り越える』、『前向きに、あきらめる』等をはじめ、これまでに100冊以上を出版している。YouTube「小川仁志の哲学チャンネル」でも発信中。

「2024年 『60歳からの哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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