まろやかな狂気: 夢眠ねむ作品集

著者 :
  • マーキー・インコーポレイティド
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本棚登録 : 85
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434226229

感想・レビュー・書評

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  • わたしがこの歳になってやっと
    読んでてピンとくる話ばかりで勉強になった。
    ねむちゃんはやっぱり素敵なアイドルで、美術家で
    わたしの憧れなんだなと実感した。

  • 対談では、おかずがあると白米食べれちゃってふりかけいらないんだけど、けけどおいしいふりかけでご飯食べたい時もある。彼女がいてもアイドルを好きになるのはふりかけみたいなもの、という「ふりかけ」と、SNSで偽夢眠ねむアカウント作られて、それにファンがついて、やめてもらいたいと思ってたが、偽の偽まででてきて…というカオスな顛末が語られた「偽物」がよかったです。ファインアートをやる理由、あるいは、クリームソーダが世界で一番好きな飲み物だった、曖昧な混乱が大好き、怯えることなく不平等に、アイドルというもの自体がオンタイムの巫女、というワードも拾いつつ。夢眠ねむ、という概念を継いでほしい、というのは興味深く。オンタイムでは全然まにあわなかったけど、コズミックメロンソーダマジックラブ展、みてみたかったなあ、という思い。

  • ーーー強くなれって鈍らすことじゃんーーー

    いろんなことを考えている人なんだなっというのが読むとすごくよくわかる
    題名の「まろやかな狂気」に含まれた意味がおもしろい
    (緑は目にいいが見続けると気が狂う)
    テーマカラーのミントグリーンにも根底があって、緑と白でミントグリーン、クリームソーダをかきまぜてできる「自分で作る色」
    オタクヲタだったり、編集に興味があったり、純喫茶の女の子になりたかったり、トーク一個一個にテーマ性があってよかった
    男アイドルとは違う女アイドルならではの悩みとか立ち位置なんかもふむふむとおもいながら一気に読了

  • あとがき読んで泣きそうになった。改めて好きだなぁと思う。

    『だから、やっぱみんな劣等感はあるんですよ。主人公じゃないって思ってるから。でもそれでも主人公になりたいし。だから、本来脇役である自分をヒロインだって見てくれる人は全力で幸せにしたいんですよね。』

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著者プロフィール

書店店主、キャラクタープロデューサー。三重県伊賀市出⾝。多摩美術⼤学卒業。アイドルグループ「でんぱ組.inc」のメンバーとして活動し、2019年3⽉に10年間続けた芸能活動を引退。2019年7⽉、絵本を中⼼に扱う「夢眠書店」を東京・下北沢にオープン。書店経営と並⾏してミントグリーンのたぬき「たぬきゅん」と、その仲間たちによるユニット「たぬきゅんフレンズ」をプロデュースしている。

「2023年 『夢眠書店の絵本棚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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