- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434226229
感想・レビュー・書評
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わたしがこの歳になってやっと
読んでてピンとくる話ばかりで勉強になった。
ねむちゃんはやっぱり素敵なアイドルで、美術家で
わたしの憧れなんだなと実感した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
対談では、おかずがあると白米食べれちゃってふりかけいらないんだけど、けけどおいしいふりかけでご飯食べたい時もある。彼女がいてもアイドルを好きになるのはふりかけみたいなもの、という「ふりかけ」と、SNSで偽夢眠ねむアカウント作られて、それにファンがついて、やめてもらいたいと思ってたが、偽の偽まででてきて…というカオスな顛末が語られた「偽物」がよかったです。ファインアートをやる理由、あるいは、クリームソーダが世界で一番好きな飲み物だった、曖昧な混乱が大好き、怯えることなく不平等に、アイドルというもの自体がオンタイムの巫女、というワードも拾いつつ。夢眠ねむ、という概念を継いでほしい、というのは興味深く。オンタイムでは全然まにあわなかったけど、コズミックメロンソーダマジックラブ展、みてみたかったなあ、という思い。
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ーーー強くなれって鈍らすことじゃんーーー
いろんなことを考えている人なんだなっというのが読むとすごくよくわかる
題名の「まろやかな狂気」に含まれた意味がおもしろい
(緑は目にいいが見続けると気が狂う)
テーマカラーのミントグリーンにも根底があって、緑と白でミントグリーン、クリームソーダをかきまぜてできる「自分で作る色」
オタクヲタだったり、編集に興味があったり、純喫茶の女の子になりたかったり、トーク一個一個にテーマ性があってよかった
男アイドルとは違う女アイドルならではの悩みとか立ち位置なんかもふむふむとおもいながら一気に読了 -
あとがき読んで泣きそうになった。改めて好きだなぁと思う。
『だから、やっぱみんな劣等感はあるんですよ。主人公じゃないって思ってるから。でもそれでも主人公になりたいし。だから、本来脇役である自分をヒロインだって見てくれる人は全力で幸せにしたいんですよね。』