王と月 (3) (レジーナ文庫 レジーナブックス)

著者 : 夏目みや

• アルファポリス (2017年6月15日発売)

作品紹介・あらすじ

ある日突然異世界トリップし、若き魅惑の王の後宮で暮らすことになった真理。当初は自分をからかう王に反発していた彼女だが、不器用ななかに見える彼の優しさに触れるたび、少しずつ惹かれていく。けれど、お互いに素直になれないせいで、二人の関係はどこか曖昧なまま……。そんなある日、国の一大イベントである王の生誕祭が始まった。その最中、モヤモヤしている真理に追い討ちをかけるように、王が後宮の解散を宣言。王との別れが現実味を増してきて、彼と向き合おうとようやく決意した真理。だが、その矢先に誘拐されてしまい――!?　文庫だけの書き下ろし番外編も収録！

感想・レビュー・書評

[lovenovelsさんの感想 · 2020年4月28日]

臆病で意地っ張りな真理と、言葉の足りないアルフレッド。２人の関係は少しずつ変わっているけれど、分かり合うまでには時間がかなりかかっていて焦れったくなる。真理が勇気を出してちゃんと話せば、アルフレッドが自分の行動の真意を説明すれば...。と言いたくなってしまう。想いがちゃんと通じ合ってからは、アルフレッドは真理を溺愛しそう。言葉にはしないかもしれないけど。

[あかりあさんの感想 · 2018年10月18日]

お話としてはとても楽しめたと思います。
ただやっぱり、お相手の彼が一方的過ぎて、カッコいいんだけど
近寄りがたい印象の方が強かったかなぁと。
他に選択肢がなくなってしまったら考えるくらいで…とはいえ、
懐に入った時は心強いタイプですね。
ヒロイン目線で楽しむには若干しんどいお話ですが、
キャラクターたちとお話の展開はとても好みでどんどん読めてしまいました。
3冊でしっかり綴られたお話なので物足りなさもなかったです。

[へきくうさんの感想 · 2017年6月23日]

なんだよー、この恋愛面に関しては、いや、ヒロインに対してのぶきっちょヒーローはよー！読んでてニヤニヤしたよ。しかしまぁ、自分のツボを再確認したね。この手の病的？なまでに、ヒロインに固執するヒーローが好きだってことにね（ただし2次元に限る）ロザンナはてっきり女装してる人かと思ってたら普通に女性でしたわ。イケイケゴゴーでロックオンされた彼、うん、いいんじゃないかな。ユーリスにも素敵な人が現れると信じてるよ！イルミもね。

著者プロフィール

2012年「トマトリップ」にて出版デビューに至る。

「2019年 『清純派令嬢として転生したけれど、好きに生きると決めました』 で使われていた紹介文から引用しています。」