居酒屋ぼったくり (8)

著者 :
  • アルファポリス
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本棚登録 : 609
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784434238741

感想・レビュー・書評

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  • 安心安全の抜群の安定感。

    色恋沙汰やらなんやらはほどほどにして、いつもの調子で(良い意味で)ダラダラと長く続いてほしいなぁ。

  • このシリーズも相当楽しんで読んでいたのだけど、三年近くもあくと
    「どこまで読んだっけ…?」
    状態。とりあえず、このへんかな、ちゅうところを借りてみたら、作中のタイトルを見て
    「あー。読んだことあったわ…」
    と、なった。

    でも読むけどな。笑

    ちゅうことでまたまた再読。先日の「スイーツレシピで謎解きを」よりも内容を覚えていたし、相変わらず面白かった。

    でも、三年ほど前に読んでいたころよりは、なんというか、
    「しんどいな…」
    と、思う部分もあった。

    いや、面白いし、楽しいし、もちろん続編も読むけれど、著者といい作風といい登場人物といい、すべてにおいて優等生なんやなと思って。笑
    三年前はこうは思わなかったなー。読書は、そのときに自分がおかれている立場や境遇によって同じ本を読んでも全然感じ方が違うんやけど(それが面白いし、だからこそ何度も読める)、以前はまったく思わなかったこの
    「優等生すぎてしんどいな…」
    と、いうのが、自分でも戸惑うやら可笑しいやら。

    当時よりわたしも現在の状況にこなれてるんやろうな。それはよくもあり悪くもあり、なので、だからどうというわけではないけど。
    以前は、単に「面白いなあ」と、思って読んでいたこの本が、やけにフィクションに感じるというか…。なんやろ。悪いわけではないねんけど。

    あと、三年前より酒量が増えてるので、ひたすら、作中に出てくるアルコールを制覇したいな? と、思った。笑

    こんなふうに、誰にも依存せず、でも、他人にちゃんと思いやりを持って、自分の足でしっかりと自分の人生を進んでみたい。
    いや、みたかった、に、近いかもしれない。

    三年前は、少なくとも「進んでみたい」と、思った気がする。笑

    同じ境遇に数年いて、いまの私にもいろんな関係を作った。この本を最初に読んでいたころは、わたしと関係を結ぶものはほとんどなかったんやね。

    いろんな関係を結んでも、わたしはあまり誠実ではないかもしれない。
    そんなことを思ってしまって、ちょっと
    「しんどいな」
    と、苦笑いしたくなったのかもな。

    このシリーズだけではなく、他のシリーズでも、著者が描くキャラクタは前向きというか、卑屈ではないね。
    失敗したり、間違えたりもするけど、いつまでもそこに立ち止まらずに
    「次、なんとかしよう」
    と、すぐにスイッチを切り替える。

    そういうのは、見ていて気持ちがいいね。

    ところで要さんがドイツで偶然会うた弁護士って、別シリーズに出てる人やっけ?
    「いい加減な夜食」の誰か??

    前回読んだときはピンときたような気がするなァ。

  • 要さん、プロポーズの仕方をミスって、まさかの実母から仕返しを受ける…(笑)

  • 要の母八重さん、おそるべし。頼もしいけど敵にはしたくないお姑さんだな。
    でもそのおかげもあって、美音も、どれだけ自分が要のことを好きかも自覚できたのかも。
    店でのプロポーズ、キュンとした。

  • ハラハラドキドキで一気読み。要さんも、その家族も含めて愛らしい登場人物たちのプロポーズにまつわる珍ストーリーに笑ったり笑ったり。いよいよ二人が結ばれるかと思うと嬉しい!

  • 読んでいて、ほっとする楽しい本ですね。
    とうとうプロポーズ!

著者プロフィール

2012年4月よりオンラインにて作品公開開始。2012年10月、「いい加減な夜食」にて出版デビューに至る。他著書に「居酒屋ぼったくり」(アルファポリス)他、「幸腹な百貨店」(講談社)、「放課後の厨房男子」(幻冬舎)などがある。

「2020年 『居酒屋ぼったくり5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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