個性はどう育つか (ドルフィン・ブックス)

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  • 大修館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469212785

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  • 行動特徴に環境要因が絡み合うことで、強められる。

    生後間もない赤ちゃんにも個性がある。

    個性を「凶」と出さないように、環境を整えることが重要。

    子供が乳幼児の頃の夫の子育て協力や夫婦の会話量に影響を受け、そこで形成された愛情の程度がその後持続する。

    夫婦の葛藤関係は、子供の問題行動や抑うつ行動に影響する。

    学校での失敗やいじめに遭ったとき、それを癒せる暖かい雰囲気が家庭にあるか。

    子供にとって良い環境とは、個性にあった環境を考慮した「個性の尊重」

    個性は作り変えることがてきない。「良い」性格にしなければなど、過度の期待や干渉は的外れ。
    暖かい家族関係を良好に保つこと。

    無責任な放任ではなく、逸脱行為が見られたときには、個性を考慮した上で厳しく対処する。個性を受容しつつ、どう行動をコントロールすれば社会での存在が許されるか、特徴にあわせた指導をしていく。

  • 発達心理学からパーソナリティを読み解く。
    発達楽しいなぁ!と思える。
    専門的でありながらとても読みやすい!

  • 集中講義前に駆け込んだ!縦断研究は本当に魅力的だ。他にも遺伝子、双子研究なども興味深かった。

  • 執筆のため参考書として読んだ。
    ブラゼルトン新生児行動評価尺度のことがよく分かる。また縦断研究の結果も載せている。

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著者プロフィール

最終学歴:東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学 博士(文学)
現職:白百合女子大学人間総合学部教授,お茶の水女子大学名誉教授
専門:発達精神病理学,子どもの発達に及ぼす養育環境の影響性の研究

「2022年 『小児期の逆境的体験と保護的体験』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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