- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784469222388
感想・レビュー・書評
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まず単純に読み物としておもしろい。ハハハハ。典型的な頑固じいさんだなぁ。と思いながらサクサク読める。
次に内容もかなり同意する。特に小学生低年齢からの英語教育の実施や、日本語を学びたい人に対する冷遇、言語学者に対する憤り、なるほど著者の主張を読んでみたらひどく納得できる。言われてみたらそうだなと。
日本語はすべての土台。土台がしっかりしてないと立ったとしても脆い。当たり前なんだけど難しいよね。わいも土台がしっかりしてるとはとても思えない。 -
面白かったー。
極端な考えじゃないかと思うこともあったけど、英文科の先生が日本語を大切にしようということに、大きな意味があるなと。
英語も大切だけど、日本で大きくなる子供たちには、しっかり日本語で考える力をつけてからのほうが、もっと英語もより深いものになるのかもと思ったり。 -
・日本語は縦書きであるべき
・本当に話を聞くならメモは無駄
・黒板の字が綺麗でこそ教師
・小学生に英語教育なぞ不要
・幼少期から敬語を
概略。全てに同意。
むしろこれほど同じ考えを持っていたことにびっくりして、ファンになってしまった。
言語力は思考力なり。 -
わりとずっと文句みたいのが続いてた印象
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ことば
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非論理の典型みたいな本。論理ではなく連想と思い込みで文章が紡がれる。
そういうの好きな人はいいかもしれないが、僕は苦手。 -
途中までですみません。まったく最近の世の中ときたら……というグチに国語の正史を踏まえた濃厚な含蓄を含むエッセイです。
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日本語と英語(外国語)の対比の話としては面白い。
ただし読んでいて国語の語彙などが増えるような本ではなく、日本における日本語教育の問題点をあれやこれといった事実をもとにして話を展開させている本。
よって話に一体性がなく、おじいちゃんのボヤキ程度の構成になってしまっている。
漠然としすぎていて一番何が言いたかったのかもわからない。ヒマしのぎになら読む価値ありかと。 -
国語の試験でよく見かけた外山滋比古さん(鷲田清一さんや養老孟子さんと並んで最もよくお名前を見かけたような気がします)。
そんな事情もあり、教科としての国語の話かと思っていたのですが、実際は日本語・母国語の話でした。読み書きへの偏重で話す・聞く能力が停滞していることを嘆き、「話せない先生」が教える劣悪な小学校の英語教育に異を唱えます。国を愛することは母国語を愛することだ、という主張が力強いです。
母国語を「文化的ナショナリズム」と捉え、その本質に迫ります。最後まで読んだとき、タイトルのもつ重みに気付かされます。自分がどこまで日本語のことを分かっているのか、そしてどれだけ日本語を愛せているのか・・・。最後まで読むと、本当にタイトルが重いです。