英語テスト作成の達人マニュアル (英語教育21世紀叢書 8)

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  • 大修館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469244717

作品紹介・あらすじ

生徒の英語力を測るテストの望ましいスタイルとは何か?テスト作成の達人が、テスト作成に必要な基礎知識から、小テスト、定期テスト、入学試験の作成手順までを分かりやすく解説する。従来型のテストの問題点を突き、新しいテストのスタイルを提案する。

感想・レビュー・書評

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  • 今までミニクイテストを作ってしまっていた自分が恥ずかしく、また生徒に申し訳ないです。
    まだまだ教師になりたてですが、いろいろ勉強して、より良い英語の授業・テストのあり方を模索していきたいと思います。非常に勉強になりました。
    特に、なぜ日本語和訳がいけないのかが納得。

  •  テスト論の基礎とより良い英語テスト作成のための手引き。「『無責任なテストが落ちこぼれを作る』の内容を受け継ぎ、その理念をさらに自分なりに深化・発展させるつもりで書いた」(p.288)ということで、まだ『無責任~』を読んでいない人はそちらも読んだ方が良いと思う。
     確かに『無責任~』ではやや説得力に欠ける部分もあったが、さらなる論証と具体例の提示でその内容を補っている。著者独自の見識がだいぶ強く表れており、クセのある感じが気に入らないという読者はいるかもしれないが、どの先生でも必ず参考になるアイデアが多く含まれていると思う。特に、主にリーディングの問題として、「改善案」として30近くの問題例が紹介されていて面白い。特に「順番ペア採点法」(p.209)というのはうまいと思った。他にも「置換モード」(p.201)や授業終了時に分をディクテーションさせる小テストなども、授業での取り組みとしてすぐに使えそうだと思った。
     こういったテスト論の知識を持った先生と、そういった知識を活かしたテストがもっと増えて欲しいと思う。(13/01/10)

  • 中高大で英語教育に関わっておられる靜先生だけあって、今すぐにでも日頃の小テストや定期考査などで実践に移せる例ばかり紹介されている。またそのバックボーンとなる理論も明快に解説。
    もう少しライティングやリスニング、スピーキングに関する記述があれば嬉しかったが、それでも満足。勉強になりました。

  • 今まで採点しながらもやもやしていたことの理由がわかった。
    手元に4月から使う教科書がないのがもどかしい。
    1章がなかなかの難関だったけれど
    それを乗り越えれば早速実践してみたい例もたくさん。

  • 尊敬している靜先生の御本です。
    時間のあるときにじっくりと、でも一気に読みたいので夏休みまでお預け。

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著者プロフィール

1960年生まれ。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業。コロンビア大学ティーチャーズカレッジより英語教授法の修士号(MA in TESOL)、レディング大学より博士号(Ph.D.)取得。関西大学教授、埼玉大学教授を経て、現在大東文化大学外国語学部教授。専門は英語授業実践学、特に発音指導法。英語の先生向けの実践的トレーニング研修・講演会・ワークショップの経験が豊富。『英語授業の心・技・体』『英語授業の大技・小技』(研究社)、『絶対発音力』(ジャパンタイムズ)、『ENGLISHあいうえお』(文藝春秋)、『英語テスト作成の達人マニュアル』(大修館書店)など、英語の授業方法関係、発音指導方法関係の著書・論文多数。

「2019年 『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる発音の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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