辞書、のような物語。

  • 大修館書店
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本棚登録 : 86
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784469291001

感想・レビュー・書評

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  • 辞書のお話いろいろ。

    辞書に書いてある説明では次の知的生命体が「あのこ」のことを誤解するのではと、「ぼく」がヤキモキする「あのこのこと」。
    可愛い恋物語かと思ったら、「あのこ」はかなりの強者だった。

    レネが書いた辞書がとっても素敵な「レネの村の辞書」。
    売っている辞書には載っていない、自分の中の言葉の定義って確かにある。
    レネの言葉の優しさにほっとする。

    辞書をひきながらお酒を飲む「ほろ酔いと酩酊の間」も楽しい。

    辞書ひき屋さんなる不思議な職業が登場したり、辞書占いなる怪しい占いがあったり、辞書大活躍です。

  • 本が、沢山になり、少し片づけをしなくては…と、思い、本箱や棚から出してみた!
    半世紀ほどの前の辞書や事典が、出て来た!
    数冊でなく……(‥;)
    その上に、広辞苑から英語、仏語、独語……英英辞典なども…
    子供達の学生時代時代の物から含むと、数十冊……
    しかし、図書館へも寄贈出来ないし、古い事典、辞書など、今電子辞書で、直ぐに検索出来る時代、欲しがる人が見つからず、子供会の廃品回収に!
    勿体ないと思いつつ、手放したばかりである。
    そんな時に手にした本である。
    そして、今まで読んだ事の無い作者ばかり!
    目次を見ずに開いたら、「あ」から始まっていたので、あいうえお順なのかと、錯覚してしまった!
    読見始めて、少し、題名と離れている感じがしてきたけど、中程から、面白く拝読した。
    「占い」の話も、辞書で占いをするという発想も面白かった。
    最後の「二冊の辞書」、クロベエに、私の辞書も差し上げたい気持になった。
    沢山の作家の本が、読めて良かった。

  • 辞書にまつわるアンソロジー。面白かった。

  • 「辞書」がテーマのアンソロジー。顔ぶれもいろいろで、なかなか楽しめました♪

  • サラッと読めました。
    面白かったです。

  • 辞書をテーマにしたアンソロジー。最近はアンソロ形式の本がたくさん出ますね。

    気に入ったのはほろ酔いと酩酊の間と占い。
    ほろ酔い~は是非とも講談かなにかで聞いてみたいなぁ。扇子で鰤をつついたり、手酌で飲んだりしてるのを見ながら聴きたい。
    生きじびきも面白かった。とてもエロティック。白く浮き立つ背中や首筋のこぼれ髪がきらきらする様が伺えるのにどうしてこんなに不穏なんだろう。旧きよき怪談って感じ。

    カバーしたのデザインがとってもキュートだった。好き。

  • 913.68
    「ほろ酔いと酩酊の間」はよかった

  • ジャンルの違う皆さんが描く、辞書をテーマにした短編集。
    視点や表現がさまざまで、ときに楽しくときにしみじみと読めました。

  • 「みんなで国語辞典」や「明鏡」の大修館書店の本だから、面白く無い筈がナイ!

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    「作家、漫画家、俳優など多彩な10名の著者が「辞書」をテーマに紡ぎ出す掌編小説集。PR誌『辞書のほん』の好評連載を単行本化。 」
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    http://www.taishukan.co.jp/item/jishonohon/mokuji.html

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