- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784471032364
感想・レビュー・書評
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からだの不調の原因として特に気を付けるべき場所は「呼吸器」だそうである。また、さび付いた体を蘇らせるために筋肉、骨などのこわばりをとる方法が紹介されている。
2年前の人間ドックで、予想される肺活量と実際に隔たり(予想値より低い)があり、要注意のマークがついていた。また、冬場の数回のスキー以外にろくな運動もしないでいることを保健師さんから度々指摘され、気にはなっていた。いよいよマズイと昨年から週一で軽い運動を始めたところ、肩こりや猫背も多少改善され、例の肺活量の実際の数値が上昇しマークがとれていた。
身体の不調は運動不足により柔軟性が失われていくことに目が行きがちで股関節の稼働域を広げようとしたり、姿勢をよくしようと骨盤や背骨に注目が集まる。実際、私もそうだった。ストレッチをしたり、腹筋・背筋を鍛えようとしたり。けれど、関連本やネットサーフィンするうちに、呼吸もかなり重要だとわかってきた。そのためのポイントとなるのは肩甲骨。
自分の身体を理解するのに、オススメです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
立ち読みを。買おうかどうしようか。
整体初級から初中級過渡期の自分としては今知りたいことが書いてあった。
例えば肩はどうして凝るのか、腰痛はどうして起きるのか、
骨盤が傾いて腰椎の湾曲がなくなって猫背になって・・というような
わりとよく耳にするけどいまいちピンと来なかった力学的根拠を
図解でばしっと。猫背とか肩甲骨が開いてしまう様とか、
なんというか絵自体がとてもリアルにわかりやすかった。
最もメジャーな症状「肩こり」は2種類の解説がされてたけど、
「冷え」とか「生理痛」とか「アレルギー」とか、
後ろのほうの症状は、え、ほんとにこれだけかな?他にもあるんじゃ?
と思えるところもあり。
でも実際ヒトの身体に起こりうることのが多様なのは当たり前で
事例集、としてみるのがいいのかも。
で、改善のためやり方がのっているメインの「10秒刺激」は、お客さんに伝えるにしてはちょっと複雑だしあんまり食指がうごかず。
本気で自分の身体の不調を知って自力で治したい人には
オススメできるかもと思った。 -
整体の先生が書いた本のようで、骨や筋肉と体の仕組みがわかりやすく解説してあります。単なるストレッチや美容の本ではありません。アレクサンダー・テクニークに通じるものがあります。体の不調の原因はそこだけにあるのではない、ということがよくわかります。
いろいろな症状の原因を短絡的に決め付けないように気をつける必要はありますが、この本の内容に書いてあることを意識すれば、きっと生活の中で役立つものとなるでしょう。 -
「人体力学」とあるけれども、バイオメカニクスの本ではない。著者はコテコテの整体をやる人。
従来整体と言えば、頑固な先生が独善的な理論を展開するイメージだった。本書は骨や筋肉のイラストともに、見やすく整理されている。
すでに施術をされている人であれば、背骨から内蔵等への連関について、連想が働きやすく、新しいインスピレーションが得られるであろう。
本書を読むと、いかに前かがみの姿勢が体調不良につながるかがわかる。医者にかかってもよくならなかった人には、一読の価値あり。 -
三角点、症状メカニズム
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体の中は錆だらけ。
錆付いた体をよみがえらせるのを目的として
ひとつ10秒、というのはお手軽かも知れません。
自分に必要そうなものをやってみて
それから他の場所を…にしないと
なかなかの数があります。 -
体操の効果のほどはよく分かりません。劇的に何かが良くなったということはありませんでした。そもそも私は人体力学がよく分かってないのですよね。マウスや椅子を買うときに人体力学って書いてあると良いんでしょレベル…。
しかし、本書を読んで一通り実践すると呼吸と肩甲骨を強く意識することになります。そして紙書籍の最大のメリットとして本書を常に目に付く本棚やテーブルに配置することで常に良い姿勢、良い呼吸を意識できます。これは積もり積もって大きな効果に繋がると信じています。
紹介されている体操はどれも写真つきで分かりやすく、実際にやってみると気持ちいいのでストレッチとしてでも覚えておいて損はないと思います。DVD付きもあるらしいですが、本書で十分だと思います。毎日やる分にはDVDを再生した方が習慣化出来て継続できる…かも? -
いろんな手技があり、どこから始めていいのか悩む。
ただ、やってみるとやはり即効性があるのがすごい。いまいち自分が正しいのかわからないけど。
このあたりは、やっぱり実際に体験しないとわからないのかも。 -
本棚から引っ張り出してきた。ちょっと体を伸ばすときに便利。
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自分の身体の錆つきを理解し、徹底的に壊さないようにするにはどうすべきか、キチンと各種対策でフォロー。夏バテは身体が壊れていること、呼吸がきちんとできないことや、食べ過ぎが身体を痛めることもわかる。
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筋肉や骨とかを図解にしてからだの不調がどのようにおこるかを説明していて、とても面白い本でした。
姿勢・呼吸・丹田。
ラクなことと体に良いことはイコールではありません。とか、同感です。
でもこの本で紹介されている体操をやるつもりは、今のところありません。理由はふたつ。
ひとつは、ここに書かれている痛みや不快症状で特に悩んではいないということ。
もうひとつは、「腰のアーチ」の大切さを盛んに述べていますが、バレエではそこは正反対の考えです。(と私は解釈しています)
だからもしもなにか自分の体にトラブルがでてきたらこの本を再び読もうと思います。
そのときは購入するしかないかな。この本も図書館で数ヶ月待ちでしたから。
あるいはその頃には井本先生による新刊が出ているかもしれませんね。 -
★★★☆☆にしましたが、決して悪い本ではないです。
が、タイトルに「人体力学」とあったので、もっと物理学的なアプローチを期待していました。
しかしながら、東洋医学や整体からのアプローチだったので、自分にとっては期待はずれだった、という意味で、あまり高く評価しませんでした。
要するに、「姿勢を正しくすれば、体調がよくなりますよ」「姿勢の矯正に適した体操を紹介・説明しますよ」という本です。
かなり丁寧な図解(写真)付きですので、興味がある方は、是非、読んでみてください。
ただ、(僕のように)図書館で借りてしまうと、なかなか実践できませんので、書店で中身を見て、要不要を確認し、役に立ちそうであれば、購入するのがおすすめです。 -
前かがみになったり肩を落としたりの状態だと背骨が弱ったり内臓に負荷がかかったりするそうです。言われるとよくわかりますが、普段は意識しないことがよくあります。背筋を伸ばす、胸を張る、顎を引く・・・など、いい姿勢を保つことが健康にいいんだとつくづく思います。いつもいつもは難しいので、一日に数度チェックしたいと思います。軽い運動をしながら。
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体の不調の原因である歪みを治す本です。
体の不調は背骨のズレから、起こるそうです。 -
症状?ごとのメカニズムと対策が書かれてるのがいい!
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編集者、という観点で本を読んでみる。
この間「世界一やせる走り方」を読んだところなんと担当編集の方からツイートを頂きました。 この小元慎吾さんのことが気になって、スロトレ読もうかな?と思ったのですがまず気になったのがこの本。
ということで読みました。
自分の体が錆びついていて固まっていくメカニズムを理解して、からだをゆるめていく方法が書かれています。
しかしながら、結構難しいのか、自分の体が相当固まっているのか、なかなか極まらない。
ちょっと肩とか頭がすっきりした感覚があったのでもう少しゆっくりと、自分の体に意識を向けて継続していきたいと思います。
しかし編集者の方で本を調べるってなかなか難義しますね。何かいい調べ方ってあるのかしら。 -
ストレッチ本。症状の原因と部位、その部位に効果があるストレッチを紹介してくれる。続けてみないと真の評価はできないのかな。
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「体のしくみ」みたいな内容かなーって思いましたが、違いました。
もちろん、それもあり。
(頚椎8番がどう、とか、どこの筋肉がどことか)
それを踏まえた上で、こういうストレッチ(10秒刺激、という)をすれば良くなりますよーって本。
病気になるメカニズムは参考になりました。
まぁ普通より少々学術寄りな…健康本でした。