- Amazon.co.jp ・本 (34ページ)
- / ISBN・EAN: 9784472059919
作品紹介・あらすじ
「どうも、はじめまして。ぼくの名前は「ドーム」。あいにきてくれて、ありがとう」──1915年にできた「広島物産陳列館」は、100年以上も広島を、世界を見てきた。ドームとは何なのか、何を語りかけているのか。原爆ドームの声を聴け! アーサー・ビナードによるドームの語りと、スズキコージの絵が、未来へ記憶をつなぐ。
感想・レビュー・書評
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原爆ドームの健全度調査 - 広島市公式ホームページ
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/atomicbomb-peace/7265.html
ドームがたり - 玉川大学出版部
http://www.tamagawa-up.jp/book/b276639.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原爆のことなんか知らない日本人より、落とした国の人でありながらずっとよく知ってるアーサー・ビナードさんと奇才スズキコージさんが組んだ原爆の絵本。
後世に残る絵本ですよね。
アメリカは原爆を落とすことの正当性を授業で教えてるのに、そのことに疑問を持つのはなかなか難しいよね。 -
八月六日がやってくる
そのたびに
この絵本を拡げることだろう
過去に目を閉ざさぬために
現代を考えるために
未来を想うために
八月六日がやってくる
そのたびに
この絵本を拡げることだろう
あの日に殺された人を想うために
現在も後遺症で苦しむ人のために
未来に生きる子どもたちのために -
広島在住です。
機会があり、小学校低学年の児童に読み聞かせをしました。
原爆のおはなしですが、怖い表現もなく、絵も綺麗なので、子どもも読みやすいです。
また、子どもにもわかりやすい文章から、伝えるべき原爆や原発の恐ろしさも伝わってきて、良い教材だなと感じました。
子どもたちも、読み終わった後色々感じていたような様子でした。
読み聞かせる場合、挿絵を指したり、言葉に補足をしたりすると、より良いかなと思います。 -
原爆ドームが擬人化され、自身の経緯をしゃべる。
最初は原爆ドームという名前ではなかったのに、それをドーム自身がどう思っているのだろうというところから出来た絵本だとか。
あとがきには広島市高等女学校原爆慰霊碑のE=MC2についても書かれている。
当時は原爆に関する単語が使えなかったので化学式を使ったとか。
レビュー投稿は7月14日だけれど、読んだのは7月13日。 -
なんの先入観もなく
スズキコージさんの絵に惹かれて読んだ
広島原爆ドーム!
だった
その目線で語られるお話
そして
原発にも
サブタイトルに「未来への記憶」とある
知らなければならないよね、大人も子供も
≪ ドームはね 生き物大好き 心配さ ≫ -
原爆ドームが語る広島の物語。絶対に忘れちゃいけない。こんな体験を誰も、もう、2度としちゃいけない。核爆弾は、恐ろしい。
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広島の原爆ドーム目線で、戦争、原爆、原発を語る。
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アーサービナードさん作らしい、読み聞かせするか迷った絵本
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人の命とおなじく、建築物にも寿命があるが『永遠に残るべき記憶』として原爆ドームは世界記憶遺産とされた。数十万の非戦闘員、捕虜収容所に米人兵士がいたことも十分承知だった。広島城など文化遺産も近代的なビルディングスも「地上の太陽」で吹っ飛び、見晴らしが急に良くなった。ある民族に出来るだけ手ひどい打撃を与えたい(幕僚長は最後まで投下目標に京都を推し「軍需品の製造工場がある」と大統領に提言した)可能なら、ハワイ土人のように抹殺したいという人造国家アメリカの狂気。終戦の狂喜はアメリカがアジアから追放される序曲だった