文楽の女: 吉田蓑助の世界

著者 :
  • 淡交社
3.75
  • (0)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 15
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473013262

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 昨年から足を運ぶようになった文楽。飛び交う言葉も分からない、蓑助さんが出席される懇親会にも参加するのに
    人となりも分からないでは・・・と読んだ本の一冊が
    『文楽の女-吉田蓑助の世界』でした。

    山川静夫さんの文章は、初心者にはとても分かりやすく
    入門書としておいて置きたいと思いましたし
    青木信二さんの写真も、その陰影がその人形を
    まるで生きているかのように写し出しています。

    いえ、人形が生きているようなのは人形遣いの
    技なのかもしれませんが。

    その中で目が離せなくなった写真があります。
    『心中宵庚申』の「道行思ひの短衣」の
    お千代と半兵衛が折り重なって、命の果てる場面です。
    写真をみて、ゾクゾクしたのは久しぶり。

    時代物⇒時代物⇒世話物と3度文楽を鑑賞したけれど
    どちらかというと、時代物の方が好きかも・・・と感じながら
    『心中・・』だけは、観てみたいと思いました。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

エッセイスト

「2013年 『歌舞伎は恋 山川静夫の芝居話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山川静夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×