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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784473013262
感想・レビュー・書評
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昨年から足を運ぶようになった文楽。飛び交う言葉も分からない、蓑助さんが出席される懇親会にも参加するのに
人となりも分からないでは・・・と読んだ本の一冊が
『文楽の女-吉田蓑助の世界』でした。
山川静夫さんの文章は、初心者にはとても分かりやすく
入門書としておいて置きたいと思いましたし
青木信二さんの写真も、その陰影がその人形を
まるで生きているかのように写し出しています。
いえ、人形が生きているようなのは人形遣いの
技なのかもしれませんが。
その中で目が離せなくなった写真があります。
『心中宵庚申』の「道行思ひの短衣」の
お千代と半兵衛が折り重なって、命の果てる場面です。
写真をみて、ゾクゾクしたのは久しぶり。
時代物⇒時代物⇒世話物と3度文楽を鑑賞したけれど
どちらかというと、時代物の方が好きかも・・・と感じながら
『心中・・』だけは、観てみたいと思いました。
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