吉田簑助と山川静夫花舞台へ帰ってきた。: 脳卒中・闘病・リハビリ・復帰の記録
- 淡交社 (2007年2月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784473033789
作品紹介・あらすじ
脳卒中からの復活。時同じくして倒れたふたりの汗と涙の復活劇。
感想・レビュー・書評
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補助金問題で騒動になっているので
簔助さんが倒れてから見に行かなくなった文楽につい先日行ってきた。
往年のままとは言えない、なんとなく、頭の高さが低いような気がしたけれど
それでも、誰でもない、簔助さんのお初だった。
山川さんも大病したことは知らなかった。
思った以上に簔助さんの病状はひどかったことを知る。
それなら尚更、今のお初は、すごいものだと思う。
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「足遣いでもいいから、もう一度人形遣いに戻りたい」
病を患い、快復を切に願う気持ちが、どれほどのものか。
それは、病と闘った者であれば必ず共感する気持ちである。
しかし、この言葉が持つ威力は、
人形遣いに注ぎ込む生命力が一命を超えていることだ。
復活を望むこの力強さは、誰もが持ち得るものではない。
そのことを知っているが故に、自分の弱さに向き合いながら、
羨望の涙を流すのだ。
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