明治の刺繍絵画 名品集: 清水三年坂美術館コレクション

著者 :
  • 淡交社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473039637

作品紹介・あらすじ

〈絢爛にして華麗、繊細にして優美 明治に花開いた日本刺繍の最高峰がここに〉
〈日本画? 油絵? 3D画像? いえいえ、どれも刺繍です〉

海外では「日本人は手先が器用」と昔から言われていますが、その定評は明治期に輸出され超絶技巧の限りを尽くした日本の工芸品から生まれたのかもしれません。重要な輸出品であった刺繍絵画は、思わず触れてみたくなるほど写実的で、人間の手
によるものとは思えないほど精緻な刺繍でうめつくされた上品で優雅なもの。日本画の重鎮が下絵を描き、熟練の職人が腕をふるった刺繍絵画は海外で高い評価を得ていましたが、日本では近年までかえりみられることはありませんでした。本書では近代日本工芸のコレクションで知られる清水三年坂美術館が収蔵する全ての刺繍絵画作品を一挙にご紹介しています。

感想・レビュー・書評

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  • (図書館員のつぶやき)
    もうびっくいすっけんね、国宝級の絵じゃなかろか?て見間違うっごたとよ。よかけん、なかば見てみらんね、どいも迫力のすごか。こがん明治の刺繍ばお目にかかっことはあんまいなかとて、そいは幕藩の崩壊したあとに日本の工芸品は外国で好みんしゃたけんね、そいに明治ん刺繍は絹の保存の難しかとと、人件費、人材なんやかんやで途絶えたとて。残念かことたいね。こん本はその良さば十分にみらるけんね。すばらしかけん、よかけん開いてみてほしか。

    訳:もうびっくりしますよ。国宝級の絵では?と見間違えるようです。とりあえず中を見てみませんか。どれも迫力がすごいです。こんな明治の刺繍にお目にかかることはないそうです、それは幕藩の崩壊後に日本の工芸品は外国で好まれ流出、それに明治の刺繍は絹の保存が難しいこと、人件費、人材などなどで途絶えてしまいました。残念なことですね。この本はその良さを十分に見ることができます。素晴らしいです、本当に良いですよ開いてみませんか。

  • めちゃめちゃ美しいです…!

  • 刺繍なんて全くできませんが、表紙の美しさに驚いて手に取りました。
    こんな作品が刺繍で作れるんですね。
    自分が裁縫の才能0なせいでしょうか。驚きもひとしおです。
    特に鳥が素晴らしいです。
    こんな着物があったらさぞ素敵でしょう。

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著者プロフィール

清水三年坂美術館館長

「2014年 『明治の刺繍絵画 名品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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