天魔の所業、 もっての外なり

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著者 : 岩井三四二
  • 淡交社 (2017年10月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784473042019

天魔の所業、 もっての外なりの感想・レビュー・書評

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  • 初出 2016〜17年「なごみ」の6話に書き下ろし1話

    「室町もののけ草子」という副題は大げさで、この作者にしては軽い作品。

    応仁の乱前後の、数人の関係者の立場からみた状況がほぼ時系列で配置されている。
    8代将軍義政の妻で蓄財家日野富子、世阿弥の養子音阿弥、西軍の大将山名宗全、幕府倉奉行配下で玉梅の茶碗に魅せられた弥次郎、義政と富子の子の将軍義尚、前管領細川政元。

    この中で政治には関わらない二人、音阿弥の能という芸能への執念、実在の人物ではないかも知れない弥次郎の茶碗への思い入れが面白い。

  • 悪霊に取り憑かれた(と思い込んでいる?)日野富子の話。
    カバーにいるような百鬼夜行絵巻的なのは全く出てこないのでちょっと想像と違った。

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天魔の所業、 もっての外なりの作品紹介

〈都でうごめく魑魅魍魎を描いた傑作短編集〉

時は室町時代末期、8代将軍足利義政の妻・日野富子を中心に描かれた時代短編小説集。『なごみ』での連載(「優曇華の花」「美しかりし粧いの、今は」「天魔の所業、もっての外なり」「青磁茶碗 玉梅」「将軍、帰陣す」「長い旅路の果てに」)に「天狗の如く」(書き下ろし)を加えて単行本化。妻に翻弄される男・足利義政、天魔の降臨を嗤う男・山名宗全、母の呪縛から逃れようとする男・足利義尚、天狗になろうとした男・細川政元……。ろくでもない男たちの運命が、一人の女によって狂い始める。

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