夫婦別姓の婚姻届が出されたら (自治体職員のための政策法務入門 2 市民課の巻)

著者 :
  • 第一法規株式会社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784474113718

感想・レビュー・書評

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  •  夫婦別姓の婚姻届を出したら自治体職員はどういう対応を取るのだろうと思い購読。別姓や同性婚など、現行の法が対応できていない事例をエピソード形式で取り上げて、法律にもとづいて職員が取るべき対応が書かれているが、本書の主眼はあくまで政策法務。
     法の執行者としては本書で書かれている対応が無難なのだろう。しかし、自治体職員には行政サービスの提供者としての側面もあるし、近年はそういった側面が市民からは重視されるようになってきている。窓口で「お客様」と呼ばれることに違和感はあるが、そういう言葉遣いがされるようになってきたのはそうした状況を踏まえてことだろう。そうであるなら、たとえ法的に認められておらず、行政としては受理できないとしても、別姓の婚姻届や同性どうしの婚姻届が出されたときに、法律の条文にもとづいて淡々と受理できない理由を伝えるだけでなく、「おめでとうございます」の一言でも添えたらいいのにと思った。

  • 法務への第一歩。窓口業務における法務の重要性がよく認識できる。

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著者プロフィール

名古屋学院大学法学部教授(元四日市市会計管理者)
日本公法学会会員。日本地方自治学会会員。地方行政実務学会会員。

主要著書に『自治体職員のための政策法務入門 2 市民課の巻―夫婦別姓の婚姻届が出されたら』(第一法規, 2008年〔監修:出石 稔),『自治体職員のための契約事務ハンドブック』(第一法規, 2014年〔監修:占部裕典・田井義信〕)など。

「2022年 『新版 地方公務員のための法律入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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