人間の宗教

  • 第三文明社
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784476012224

感想・レビュー・書評

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  • 1913年にアジア人初のノーベル文学賞作家となったインド人、タゴールの著作。
    彼の感性による世の中の捉え方、宗教の本質、芸術のありようを叙述したもので、その感性は学者というよりはインド人らしい思索詩人のそれである。
    体系的とは言いがたく、一個の哲学というよりは、一個の人間と向き合うつもりで読むのが良い。
    詩集ではなく思想集であり、長編ではあるが、和訳詩にありがちな収まりの悪さを感じずに済む為、彼の思想を理解する為にはむしろ最初に読む方がいいだろう。
    ステップアップとしては彼自身が英訳した詩集「ギーターンジャリ」などがいいのかもしれない。

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著者プロフィール

ラビンドラナート・タゴール(ロビンドロナト・タクル、1861~1941)はインドとバングラデシュの国民詩人。近代ベンガル語の韻文・散文を確立、詩・小説・劇・評論・旅行記・書簡など、あらゆる分野に傑作を残した。両国の国歌を含む3000曲あまりの歌曲の作詞作曲者、優れた画家としても知られる。1913年、詩集『ギーターンジャリ』(英語版)によって、ヨーロッパ人以外で最初のノーベル文学賞受賞者となった。岡倉天心・横山大観等と交流があり、日本にも5度訪れている。自然の下での全人教育を目指して彼がシャンティニケトンに設立した学び舎は、現在、国立ビッショ=バロティ大学(タゴール国際大学)に発展している。

「2022年 『少年時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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