自分らしく働きたい: だれもが自信と誇りをもって (ドキュメント・ユニバーサルデザイン)

著者 : 清水直子

• 大日本図書 (2009年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[大阪工業大学図書館 枚方分館さんの感想 · 2021年1月13日]

資料ＩＤ：81001576
請求記号：366||S
配置場所：工枚特集③
（※配置場所は、レビュー投稿時のものです。）

☆特集展示　特集「働く」とは☆
自分の人生に主体的に向き合うことや、働くことと生きることを思慮するのに役立つテーマの図書を集めました。

[keiさんの感想 · 2012年5月4日]

この「ドキュメント・ユニバーサルデザイン」シリーズは興味深い内容を取り上げており、しかも読みやすい良シリーズと思う。
非正規雇用の増大により雇用が劣化し、就職難、そして「ワーキングプア」→「働いても食べていけない」不安定な働き方や生き方を強いられる世の中。もはや若年層にとって他人事ではない。将来をイメージしたときに、それよりも暗い未来しか待っていないとしたら、選ぶのは引きこもりか劣悪な労働条件というのでは悲しすぎる。
しかし、そんな社会的に負のスパイラルが続く状態においても「自信と誇りをもって働ける、自分で働き方を考えつくっていく」さまざまな取り組みを行う人たちを紹介をしており、これはきちんとティーンズ世代にも知ってもらわないといけないと思った。
フリーターにしかなれないのは、ホームレースになるのは、「怠けているからだ」「本気を出さないからだ」そんな責めをする前に、自分事として考えることが必要だと感じた。

[ウクレレ１号さんの感想 · 2009年6月20日]

子供向けの本なのだけど，今の子供は子供のうちからこんなに難しいことを考えなくてはいけないのかと思うと，可哀想になる。
私が子供の頃なんて何にも考えてなかったよなぁ・・・。

著者プロフィール

清水　直子（シミズ ナオコ）
プレカリアートユニオン書記長、ライター
1973年生まれ。中央大学経済学部卒業。非正規雇用中心の個人加盟組合の活動を経て、プレカリアートユニオンの設立に参加。著書に『おしえて、ぼくらが持ってる働く権利』（合同出版）、『自分らしく働きたい』（大日本図書）ほか。


「2013年 『イラストでわかる　知らないと損する　パート＆契約社員の労働法　Ｖｅｒ．３』 で使われていた紹介文から引用しています。」