- Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
- / ISBN・EAN: 9784477020785
感想・レビュー・書評
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大日本図書の世界の翻訳幼年童話集「ゆかいなゆかいなおはなし」シリーズ。
https://www.ehonnavi.net/special.asp?n=1005
アイスクリーム誕生秘話。
山国の王様は、温かい季節には冷たいクリーム、寒い季節には温かいクリームを召し上がります。クリームにかけるシロップの味だって曜日によってきっちり決まっているんです。
コックは大変です。ちゃんとクリームを冷やしたり温めたり、曜日で決まっているシロップを添えてなければいけません。
でもある日、いくらクリームを入れた缶に水をかけてもクリームが冷えないんです。コックとその娘は困ってしまいます。そこに通りかかったのは、山から「ガラスのかたまりのような、きれいな透き通ったもの」を売りに来た少年でした。話を聞いてみるとそれは「氷」というもので、水よりもずっと冷たいのです。コックと娘はクリームを入れた缶を氷で包んで、いままでで一番冷たいクリームを出すことができました。
王様は、その日のクリームにとっても満足しました。しかしわがままな王様は「これ以上冷たいクリームが食べたい」と言うんです。
コックの娘はいくら考えてもそれ以上冷たくするやり方ができません。おやつの時間が近づいたので、クリームを入れた缶を氷の上で転がすことにしました。すると缶のクリームは、とっても冷たいかたまりになったではありませんか!
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アイスクリーム誕生物語はいろいろありますが、こちらはわがままな王様の無茶に対してまだ幼い娘たちが知恵を絞って素晴らしいものができました、という子供が楽しめそうな内容になっています。
しかし王様のわがままというか横暴振りはなかなかひどい(-_-;) -
アイスクリームができた理由は、気難しい王様の難題への答えだった。
絵がかわいらしく、楽しい気分になる。
ストーリーはシンプルながら、こどもがわくわくするようなしかけがたくさん。
難題に対して解決策が出てくるのか、ハラハラ感。
トゥーランドットにせよ、竹取物語にせよ、昔から難題に対する解決はストーリーをドラマチックに演出します。
料理長のお父さんに7人の娘。娘たちはバニラやストロベリーなどのおいしそうな名前。
みな、お父さんの為にかわいらしく目をつむり、こっくりこっくり、解決策を考えます。
因みに、ウチの子どもの感想は。
『最初のアイスはバニラだったんだ。』
でした。 -
あるきむずかしやの王様のお話
『だめだ だめだ!どうしてもつめたくならない。
もうすぐ三時だというのに...こんどこそわたしのくびは_。』
コックの運命はいかに...。
面白かったですが、これは低学年が読むのに最適で四年生だとすぐ読み終わってしまいました。
この本を読んでアイスクリームを食べたくなってしまいました。 -
自分が小学校三年生のときに教室に置いてあって何度も読んだ本。
イラストのシロップの容器がとても上品。
息子に今、読み聞かせてる。
アイスはなんて素晴らしいスイーツなんだ!! -
アイスクリームが食べたくなる。
しかし最初に食べていたのはアイスクリームじゃないのか(笑)。
確かに温かいアイスクリームって変だなと思ったけれど。
1日10トンの氷を運ぶ少年に脱帽。 -
アイスクリームがなかったころの、王さまとアイスのお話
冷たいクリームを食べたい王さまとコックさんとその娘7人と氷売りの少年
アイスたべたーい! -
わがままな王様のおかげでアイスクリームはできたんだね。いやいや、コック長や娘のストロベリーたちが一生懸命考えてくれたおかげか。毎日違う味のアイスを食べるなんて夢だね夢。このお話が嫌いな子どもはいないだろう。娘たちにシロップと同じ名前つけちゃうってのがまたかわいらしくておもしろい。解説にあったサンデーの名前の由来も思わずへぇー。
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まだアイスクリームがない時代に、冷たいクリームが大好きな王様のためにコックとその娘が力を合わせてアイスクリームを開発するまでの話。王様はグルメで一週間毎日違う味のアイスを食べるところが読んでいて美味しそうだった。
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子供の時、この本が1番大好きで、沢山読みました。
読むだけでアイスクリームが食べたくなる本です。
このレビューのおかげで、脳内に流れて楽しい気分になっております^^;
♪おとぎ話の王子でも ...
このレビューのおかげで、脳内に流れて楽しい気分になっております^^;
♪おとぎ話の王子でも 昔はとても食べられない
アイスクリーム〜 アイスクリーム
おお、読んでいるときは特に思い出さなかったのですが、こちらのコメントで頭に曲がかかりました!
♪ぼくは王子ではない...
おお、読んでいるときは特に思い出さなかったのですが、こちらのコメントで頭に曲がかかりました!
♪ぼくは王子ではないけれど アイスクリームを召し上がる♪