コアラのぼうけんりょこう (ヒューエット・どうぶつのお話 3)

著者 : アニタ・ヒューエット 清水真砂子

• 大日本図書 (1986年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年9月26日]

「読み応えのあるいい短編集。ヒューエットは本当に動物物語がうまい。動物物語はどういうふうに構成していったらいいか、このシリーズを読めば、一応の概念はつかめちゃうと思うんです。」（瀬田貞二『幼い子の文学』p193で紹介）

[masmeさんの感想 · 2013年4月28日]

清水真砂子さん訳。
ヒューエットどうぶつのお話③

オーストラリアにすむ動物の5つのおはなし集
幼年向き

どのおはなしも、繰り返しが多いです。
最初に読んだ時は正直おもしろさが分からなかった…大人の目で読むからでしょう。
しかしこどもたちは次は？次は？と先を期待するので繰り返しのあるお話を好むように思います。
再読時に音読してみると印象が変わり、これはよい本！と思いました。(笑)
刺激的な展開はありませんが、穏やかなユーモアがあり、幼年の読書に向いています。一つのお話が短いので朝読にもよさそうです。
やさしい言葉遣い、そしてユーモア。 清水さんの訳も、子どもたちへの愛を感じました。