きみはダックス先生がきらいか (てのり文庫 477B 4)

著者 :
  • 大日本図書
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784477170138

感想・レビュー・書評

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  • ぐだぐだでちびで短足のさえないおっちゃんであるダックス先生。
    はじめは親にも子どもにも、ずいぶんといけてない印象をあたえてしまう。
    学校の規則を勝手にゆるく適当にかえちゃうし。親からみたらはずれの先生だろう。
    でも、実は、言動・行動は全部本人なりに計算されている。
    子どもたちにものを考えさせるきっかけとなる出来事があったら、
    それを逃さず、最適のタイミングでボールを投げる。
    最後は子どもたちのほうがいろんなことに気づき、考えて、変わっていく。
    すごいなあ。

    ぐだぐだな主人公が実はすごいことをやってのける話って
    結構すきだったりします。

    型にはめても、良くて型どおりまでなんだよね。
    型にはめないと、たまにすごいのができるのよ。
    (まじめな人は、ちょっと目からうろこかも。)

    2011/06/30

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著者プロフィール

1974年に発表した『兎の眼』が大ベストセラーに。1979年、同作品で第一回路傍の石文学賞を受賞。生涯を通じて、子どもの可能性を信じた作品を生み出し続けた。代表作に『太陽の子』『天の瞳』シリーズなど。2006年没。

「2009年 『天の瞳 最終話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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