- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478000236
感想・レビュー・書評
-
はじめに。
実践の裏付けのない理論は、屁理屈である。
*知識は本の中にはない。本の中にあるものは情報である。
知識とは体系的なものであり、体験を通した実務といえる。
*知識は成果の原動力。
知識は使われる時になり、その存在が分かる。
*本の中の情報は、調理して初めて知識に変わる。
調理の経験を何度も積んで、腕が上がるとやがて成果を上げられる。
本やセミナーで素材を仕入れ、実践や行動の質を向上させなければ、成果には至らない。
*習慣化
まず思考を変え、納得した上で行動を変える。
そのサイクルを繰り返すうちに考えずに無意識に行動できる。
これが習慣化された状態である。
*知識労働者については、仕事の報酬は、仕事。
そのため、常に自ら為すべきことを問い、自ら学ぶべきことを問う。
自分の働く動機をよく考える。
*セルフマネジメントだけが、知識労働者をマネジメントする唯一の方法。
*身につけるべき第一の習慣は、なすべきことを考えること。
成果を上げる優先順位はmust、can、willである。
*知識を成果に結びつける行動=成果を上げる能力
1.時間を管理すること
2.貢献に焦点を合わせること
3.強みを生かすこと
4.重要なことに集中すること
5.成果を上げる意思決定をすること
*生産性を上げるための条件
1.仕事の目的を考えること
2.自ら生産性向上の責任を負うこと
3.イノベーションを継続的に行うこと
4.自ら継続して学ぶこと
*ミラーテスト
毎朝、洗面台に立った時に、鏡の中に、見たい自分がそこにいるか問う。
*成長は自己責任
1.今の自分が持っているものを最大限に引き出す。
2.更に成果を上げる為に何を身につけなければならないかを問い、それを習得する。
*視点を変える。
視点を変えると視点は始点。というコピーを思い出した。
*成長の為に教える。
学びのプロセスを強化するにはアウトプット面を意識する。
*定期的に振り返る。
自分に欠けているので、何か仕組みを考えなければならない。
*注意しなければならないのは、組織は常に内部へと意識を引き込む力が働いている。
仕事に取り組む際には、顧客と社会的役割から目をそらさないようにする。
*外の世界に目を向ける。
成果は顧客がもたらしてくれるもの。
成果は組織の外にあり、組織の中にあるのはコスト。
成果を組織内で求めてしまいがちなので、この言葉を忘れない。
*貢献に焦点を合わせることは、組織で仕事を行う際の基本的な作法として身につけておくべき習慣。
*セルフスターターになる。
自ら何に貢献すべきか考え、自ら行動を起こす。
*可能性を追求する。
1つは現在持っている知識や能力と為すべき仕事が合っているかどうか。
もう1つは現在持っていない知識や能力の追求。
*組織の成果は一人一人の貢献が繋がることで結実する。
貢献に焦点を合わせることによってよい人間関係が持てる。
*個人が組織に貢献するプロセス。
1.為すべきことを明確にする。
2.その為に必要な知識やスキルを磨く。
3.行動する。
*強みは実践により開発される。
時に難解な言葉もあるが、考えるに値する言葉である。
実践の人になる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドラッカーのマネジメントを「組織のマネジメント」と「セルフマネジメント」に分け、特に「セルフマネジメント」に注力してドラッカーの考え方や言葉を紹介してくれる本。
筆者自身がビジネスパーソンという事もあり、かなりビジネス視点が入っている点は付加価値でもある反面、ドラッカーの原典に当たらなければ「筆者の理解」に引きづられてしまう恐れもある。
読み物としては非情に面白く、有用であると思う。 -
「プロフェッショナルの条件」のエッセンスを抽出して、ワークシートを加えて一冊の本にしたもの。
ドラッカーのセルフセルフマネジメントの手法だけ知りたいというのならば、この一冊でかなりカバーできると思う。 -
ドラッカー入門に最適な一冊!やっぱりドラッカーは哲学者だね。不変の教えなり。
-
セルフマネジメントのしかたを学びたくて読んだ。
組織への貢献に焦点をあて、情報を実務の中で知識に変えていき、成果を出すことが重要であるということがわかった。
また、自分の強みを活かせる場所で働くことが重要だとわかった。
ワークシート形式なので書き込んで自分の考えを知りながら読み進めることができた。 -
セルフマネジメントを学びたくて読んだ。
事業に貢献していくためには、
情報を実務の中で知識に変え、成果を出していく必要があることがわかった。
また、自分の強みを理解し、勝てる場所で戦うことが重要であるとわかった。
ワークシート方式なので、自分の考えを書き込みながら読み進めていくことができた。 -
ドラッカー本シリーズのエッセンスがまとめられていて、とても便利。
ドラッカー本、独特の言い回しが苦手で頭に入ってこない人向けかも。
読むたびにその時々の課題に対しての発見がある。 -
知識労働者がどのようにあるべきかという姿を示してくれる。
-
ちゃんとドラッカーを理解しよう、自分で咀嚼しようと思うなら原典を読んだ方がいいのでしょうけれど、
単純に「ワークブックになっていてよさそう」というだけで図書館でかりました(行動編とともに)
原典を読んでいる人には不満があるかもしれないが、
全体像を図で表現し、それぞれの章を構成。
それぞれの章には、ドラッカーの色々な関連書籍から格となる発言を抽出→著者の提示する具体策 の展開となっており、非常にわかりやすい。
最近、「0秒思考」の訓練をしたいのもあり、それのネタとしてもこのワークブックの内容(トピック)、よさそうです。