カモメになったペンギン

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制作 : 野村 辰寿  藤原 和博 
  • ダイヤモンド社 (2007年10月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478000342

カモメになったペンギンの感想・レビュー・書評

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  • 「チーズはどこへ行った」
    ほどではないが、
    今の状況に満足、安心しきっている人(ペンギン)と
    誰も見ないようなところまで注意深く観察して警戒感を持って過ごしている人(ペンギン)

    いいチームメンバーがいて、いい助言者がいて、やはり組織は人なりであるなあと思った。
    いいチームは大きなことを成し遂げるなあ。

  • ある日自分たちの住む氷山があと2ヶ月で崩壊する可能性があることに気付いたフレッド。
    信頼でき行動力もあるアリスにその危機を打ち明けたところから、コロニーを救うための奔走が始まる。
    邪魔をする保守派の老人、古い慣習、別々の方向を向いたチームメンバー、離脱する者たち…組織が変革を目指す過程でよくある問題や目にする光景が寓話という形でよく描かれている。

    本自体は挿絵たっぷり字も大きめの100ページで、遅読の私でも3時間足らずで読了。
    大事なエッセンスは巻末のたった2ページにまとめられており、そこまでの98ページは変革に至るまでの具体例みたいな感じ。
    最後の2ページだけ見ると「素晴らしい!…で、どうやってやるん?」と言いたくなってしま
    う。。
    でも多分大事なのはこのプロセスに従っていくことが原理原則で、手段にとやかく悩むなということなんだろーな。
    どうせ悩んでも正解ないし、やってダメなら修正するというサイクルを高スピードで繰り返すことが実際には必要な気がする。
    フレッドが選択した手段が失敗するバージョンの話も読んでみたくなった。

  • 著者コッター氏は、海外ではリーダーシップ論で有名とのこと。
    リーダーシップ論のエッセンス・フレームワークである8つのステップ
     1.企業内に十分な危機意識を生みだす。
     2.変革を推進する連帯チームを形成する。
     3.ビジョンと戦略を立てる。
     (略)
     :
    を、 手っ取り早く理解するにはよい入門書。

    ビジョン共有の重要性はリーダシップ・組織論ではよく言われていることであり、個人的には特に目新しいことはなかった。
    強いて挙げれば「1.十分な危機意識の共有」。

    この手の書籍はどうしても概念的・表層的になりがちで身にならない。
    マネジメント・リーダーシップは、ある程度のフレームワークを身につけ、あとは経験の積み重ねだと思う。

  • 寓話の形式を用い、組織におけるリーダーシップ論を幅広い読者層に読んでもらえるようにしている。
    コッター自身、原著の『企業変革力』に問題があるとすれば、それは人間の感情よりも理性に語りかけていることである(本当ならそのどちらにも訴えなければならない)と言っており、そしてリーダーシップは企業や組織のトップや上層部だけではなく、誰もが身につけるべきものという考えから本書が生まれたのであろう。

    主人公のフレッドは“システム思考”で物事を考えることができるペンギンで、自分たちの住む氷山の溶解が進み、崩れかかっていることに気づくが、自分の力だけでは組織を動かせないことが分かると、リーダー議会のメンバーの1人であるアリスに事態の深刻さを訴える。アリスは(やや短気だが)“サーバントリーダーシップ”を備えたペンギンで、フレッドの話に傾聴、受容すると他のリーダーペンギンたちを説得して回り、議会を開くべく働きかける。
    そして党首のルイスは寛大なリーダーであり、状況を打開すべくコッターの指摘する「8段階のステップ」に従って組織変革を図っていく…。

    この100ページほどの寓話に“リーダーシップとは何か”が凝縮されていると言って過言ではないと思う。
    コッターの『企業変革力』『企業変革ノート』を合わせて読めればさらによいが、その内容をコンパクトにした論文がダイヤモンド社の『ハーバード・ビジネス・レビューBEST10論文―世界の経営者が愛読する』に掲載されているので、そちらを併読される(できれば先に読む)ことをお薦めしたい。

    短時間で読めてしまうだけに、いつでも取り出して読み返せるようにしておきたい…そんな風に思わせてくれる一冊である。

  • コッターによる組織に変革を起こすプロセスを、寓話を用いてわかりやすく説いた本。シンプルにまとめられていて読みやすく、短時間で要点を把握できる。ただしあくまでも寓話なので、読んでわかったつもりになっただけではなにも身につかない。身の回りの事例と照らして、試行錯誤して初めて価値がある本。

  • 危機に直面してた時に、硬直的な現状維持バイアスに対して、どう働きかけて、変革を引き起こすか。ペンギンを題材にした寓話にすることで、非常にわかりやすく解説してくれてます。変革の流れも当然勉強になるが、それ以上に、こういう平易な表現で本質を伝えられることが凄いなぁと思う。

    以下参考になった点、引用、自己解釈含む。

    ~変革を成功させる8つのプロセス~
    ①危機意識を高める
    ②変革推進チームを作る
    ③変革のビジョンと戦略を立てる
    ④変革のビジョンを周知徹底する
    ⑤行動しやすい環境を整える
    ⑥短期的な成果を生む
    ⑦さらに変革を進める
    ⑧新しい文化を築く

    ・フレッド、ルイス、アリス、バディ、ジョーダン、ノーノーに誰が当てはまるかを考えてみる。変革に必要なパーティー構成を偶然に任せず、意識を持って編成する。

    ・過去から引き継いできた思想が新しい発想の邪魔をする。その発想そのものを見直すためにも、好奇心を持って外の世界を眺めること(カモメとの遭遇による発想転換)。

  • 氷山が崩れるという寓話をペンギンの物語になぞらえた。 ペンギンは移動しない鳥だが、かもめが移動するのを見て、ペンギンも仲間で協議して、危険な場所から移動を繰り返すという寓話である。 それがペンギンがカモメになるという題名である。 それは企業が現状に甘んじていると崩壊という憂き目にあうという例えで企業も変革を繰り返さなければないないという教えが盛り込まれている。

  • ------------------------
    氷山に住むペンギン。
    絶対の住処であった氷山が崩壊の危機に。
    ---------------------------------------

    その危機へのペンギンたちの挑戦が描かれています。

    内容は物語調なので1時間あれば読めてしまいます。
    しかし奥が実に深い。

    テーマは
    "組織(チーム)としての問題への取り組み方"でしょうか。

    人にはそれぞれ個性がありますよね。
    その個性を如何にチームとしての機能に生かすか。

    社会に生きているとついつい自身を過信し、他人を過小してしまいがちです。

    私はこの本を読み、自分への戒めと個性の素晴らしさを学ぶことができました。

    後輩を持つすべての先輩たちにオススメします。

  • 組織論の寓話。内容はちょっと物足りないが、取り掛かりにはいいかもしれない。

  • 【準備を整える】
    ・危機意識を高める
    ・変革推進チームを作る(リーダーシップ/信頼性/コミュニケーション/専門的知識/分析力/危機意識)
    【すべきことを決定する】
    ・変革のビジョンと戦略を立てる
    【行動を起こす】
    ・変革のビジョンを周知徹底する
    ・行動しやすい環境を整える
    ・短期的な成果を生む
    ・さらに変革を進める
    【変革を根づかせる】
    ・新しい文化を築く

    <考え方>
    ・データ収集および分析
    ・周囲の人々の考えを変えるために、その情報を論理に提示する
    ・考え方を変えれば行動が変えられる
    <感じ方>
    ・驚きや感度の経験を、目に見える形で周囲に伝える
    ・その経験を通じて、ある状況に対するその人の感じ方を変えることができる
    ・感じ方を変えれば、行動を大きく変えられる

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カモメになったペンギンの作品紹介

組織を変革し、成功に導くためのリーダーシップが、ペンギンのコロニーを舞台とした物語で分かりやすく示される。八段階の変革プロセスで変革を成功させる寓話シリーズ第三弾。

カモメになったペンギンのKindle版

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