- Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478000342
感想・レビュー・書評
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組織を変える方法を学ぶため、読みました。本書の内容を一言でいうと「変革を指揮するには、チームをまとめるというステップが不可欠」です。最初のチームメンバーが鍵で、それを組織できる体制を常に整えておくのが重要と思いました。
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with/post-COVID-19にDX。強制的に変革を迫られる今だからこそ改めて読むに値する一冊。仲間の巻き込みと抵抗勢力への対処は、同じようでいて全く異なる取り組みが必要ということも寓話だとよくわかります。
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上司から借りた本③
組織の作り方、動かし方が読みやすいペンギン組織のストーリーでわかる。
薄い本で、まるで絵本、とまではいかないが懐かしい感じの文調。小中学校の教科書的な。
危機感をもたせる、
最適なメンバーを集める、
ビジョンを打ち出す、
などなど組織を動かすためのメソッドがてんこ盛り。また、ストーリーに出てくるキャラクターそれぞれの視点で思考しながら読めるので非常に頭を使う。
同じ本を読んだ人同士で意見共有を、と著者が言っているがまさにそれ。面白そう -
ペンギンのコロニーから学ぶリーダーシップのお話。あぁ…直面したことがある状況ばかり…と猛烈に内省させられる一冊でした。2時間もあれば読破できるので、本が苦手な方もとっかかりやすいです。私はアリスになりたいです。
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読む時間が取れず返却。未読に戻す。
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コッターの本を読みたいと思って調べたら出てきたので購入。
自身が属する組織が滅ぶような危機に面して、組織がどのように変わるかを、氷山で暮らすペンギンをモチーフに、寓話形式にした本。
「変化」というテーマ、寓話形式、100ページ程度のボリュームと、どれも「チーズはどこへ消えた?」を連想させる。ただし、「チーズ」よりも具体的で、個人ではなく「組織」がフォーカスされていること、各エピソードがそのまま実際の自身の境遇と重ねやすいことが特徴だと思う。
初版2007年とのことだが、今なお凄まじい速さで進行する技術革新、ICT・IoT・AIその他諸々を考えると、古くならないメッセージ性がある。事実、Amazonに淘汰されたトイザらス、Uberに淘汰されたタクシー業界を思えば、この100ページから得られるものは大きいと思う。
自身のこだわりを捨てきれない方、現状維持バイアスに囚われている方、色眼鏡なしで読んでみて欲しい。 -
変革に迫られる組織をいかにうまく動かしていくかが、ペンギンの世界を寓話で表現しているため読み易い。変革へのプロセスが簡潔に記してあり、わかりやすい。どういう仕事をしていても当てはまるのかなと。
前職も現職もそうだが、組織が大きくなるとそこに甘える人がかならずいる。変化を恐れる人が必ず出てくる。今すぐやらなきゃいけないことなの?という感覚の人も必ずいる。その中でどういう対応の仕方をしていくべきなのか、勉強のきっかけにとても良い本。
個人的には1の危機意識を高めるというのがとても難しくとても重要やと思う。現状に甘えている人にはどう説明しても響かないことが多々あるから。そこをしっかり共有しないと始まらないんやけどね。 -
一回だけ読んだだけではピンとこないかも。わたしだけ?
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経営や政治などの、集団を先導したり意思決定したり、何かを推し進めるときに、参考になりそうな本。
寓話ということからも、『チーズはどこへ消えた?』と通じるところがありそうだが、より集団を動かすことにフォーカスをあて、各役割の立ち回りやステップを説明しているような感じだった。
経営者や改革の必要性を感じている組織人向けに、同著者は「企業変革力」という本を書き、その内容をよりわかりやすく伝えるために、ストーリーを付けたのが本書だという。
ある予兆に気付いた一匹のペンギン。ひとりでは無力だが、ペンギンリーダーたちに伝え、そのコロニー全体での問題回避に乗り出すことになっていく。全体の中でも、全員が賛成するということはなく、何割かは反発したり、不安を抱いたりするペンギンたちがいる。
どのように、問題発生から問題解決まで、変革をどのように進めていくか?8ステップに分けて、それぞれの段階で注意したいことや目指すこと、各人の役割などが描かれている。
(ヒーローペンギンが一匹いるわけではなく、それぞれのペンギンが自分の立ち位置やポテンシャルや役割を持ち、その範囲内で解決まで導く方法論、という感じ)
いちばんいいと思ったのは、首脳ペンギンが演説を行う「我々は、何者か?」というシーン。集団だけでなく、個人レベルでも、手段と目的が入れ替わってはいないか、問い直すのに有益な質問だと感じた。
また、本書はもちろん企業改革を目的として書かれた本であるが、利用のされ方によっては、こわいところがああると感じた。広く知らしめるためのポスターを作るところで、アメリカ戦争中の「Wanted」を思い出した。
マーケティングや宣伝とかもそうだが、手段としての有効性ばかりが重視されて検証されるなかで、ではその手段をどのような目的で行使するのか、これに関する答えは自分たちで探さねばならず、
このような本が悲劇を招かない目的のために役立つように、方法論ばかりではない本も、同じように読まれなければいけないと感じる。 -
分かりやすく問題が起きたときにどう乗り越えてくか、というのを考えられる。