創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478000564

感想・レビュー・書評

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  • ●ドラッカーは、経営に関して、日本企業に多大な影響を与えた一人です。たくさんある著書の中でも本書は代表的一冊。マーケティングの基本となる「顧客あっての企業(お客様第一)、知識あっての企業、目標管理の考え方・・等」について、独自の理論を提案。
    ●会社に入った頃に読んだ本。今でも大切にしている一冊です。上司に、「製品に問題が発生した時に、お客様なら、どう考えるだろうか?を常に考えて仕事をしろ」と口酸っぱく言われました。時代が進歩しても、問題解決の基本だと思います。

  • ドラッカーエターナルコレクションの第6弾。世界最初の事業戦略書と呼ばれる著作です。
    確かに例えば、製品とライフサイクルについての章では、後にボストンコンサルティングによってあまりにも有名になるPPM(プロダクトポートフォリオ管理)にも繋がる成長戦略に基づくポートフォリオ理論が展開されています。

    「機会を優先する」、「顧客を理解する」などドラッカーの著作ではおなじみのテーマが出てきますが、この本ではより網羅的に分析されています。事業戦略については、この本が書かれた1960年代以降、かなりの研究がなされ、多くの本が出版され、この本で書かれていることの一部は陳腐化され、一部は時代に合わなくなっているものもあるように思いますが、それでも光って見えるのは、やはり巨人とも評される著者の凄みか、単に私が著者の威光に目がくらんでいるからでしょうか。

    原題は『Managing for Results』。ちょっと邦題がずれているんではないのかな、と思いますが、許しましょう。やっぱりよいのではないでしょうか。

  • ドラッカー名著集〈6〉

  • 読んでおいて損はない

  • 創造する経営者

  • 創造する経営者 Managing for Results

  • 読むべきタイミングがジャストではなかったかもしれないが、それでも得られるものはあった。

  • ドラッカー三大古典は「現代の経営」「経営者の条件」そして本著「創造する経営者」といわれています。

    事業戦略という言葉を最初に使った著作でもあるといわれています。

    当時から考えると戦略とは一般語になっていますが、なりすぎて戦略の意味がぼけてきてしまっている気がします。なんでもかんでも戦略って使っていて、「それって戦略というより戦術じゃないの?」っていう場合にも使われています。

    言葉を分解すると「戦いを略す」ということで、いかに無駄なく焦点を合わせて「戦わず勝つ」ことで、戦う術の戦術の上位に位置する考え方だと思います。

    この本では「何をなすべきか」について書かれています。上記古典のうちでは最も実践的といか実際的なことが書かれています。

    翻訳者さんは「哲学者としてのドラッカーとマネジメントの父としてのドラッカー」がいるとあとがきに書いておられまして、本著はマネジメントの父としての側面が強いと思います。

    書かれていることの多くは現在では多く知られていることですので、すっと理解できました。経営の再確認にもってこいの書物です。

    以下印象に残った文章

    ・物事は、予想したとおりには起こらない。未来は常に違う。しかし、将軍たちが昔の戦争に対して備えたがるように、企業人も昨日のブームや昨日の不況に対処しようとする。

    ・「いかなる状況が、わが社の製品やサービスなしですむようにしてしまうか、あるいはわが社の製品やサービスなしにすまさざるをえなくしてしまうか」

    ・「学殖として意識しているようなものは、学問ではなくて衒学にすぎない」

    ・脂肪と筋肉を混同し、多忙と成果を混同する。

    ・イノベーションとは古いものに新しい次元を与える。

  • ドラッカー名著作選第六巻
    今回は、現在では一般的に普及されている企業・経営戦略を主に取り上げています。この著書の事例は、主に大企業を取りあげている為、中小企業に対してはそぐわないという方もいますが、基礎的な概念に大も小もないと思います。どなたでも読んでいただきたい名著です。

  • 事業戦略に関してまとめた書籍ということで、事業の意義から事業分析に移り、SWOT分析のような話になる。事業の業績を上げるには、適切な意思決定、事業戦略・経営計画とコミットメントということ。切れ味のある分析から得られるインサイトを実行にいかにつなげるか、そのための知識・知恵が大切ということ。

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