日本版SOX法実施基準完全対応 改訂新版 内部統制実践ガイド―チェックリストと導入事例で理解する実務のポイント

著者 : 監査法人トーマツ久保惠一 仁木一彦 杉山雅彦 森谷博之

• ダイヤモンド社 (2007年3月16日発売)

感想・レビュー・書評

[kaizenさんの感想 · 2011年6月24日]

海外からの投資家が増え、内部統制は、国際的な説明責任が求められている。
例えば、情報システム監査は、日本国内の文化を反映して独自の道を歩いてきた。
しかし、ISO/IEC20000や、ISO/IEC15504のように、国際標準に基づいて、
内部統制することが、説明責任として求められてきている。
COBITもISO/IEC15504を参照しているように、国際規格への対応を日本の
情報システム監査がどこまでできるかが、不祥事の際の説明責任を十分に果たすきっかけとなり、また、第３者の診断が必要なときの目安となるのではないだろうか。
そのあたりの深掘りをしてもらえるとありがたいかもしれない。