実況LIVE 企業ファイナンス入門講座―ビジネスの意思決定に役立つ財務戦略の基本

著者 :
  • ダイヤモンド社
3.80
  • (29)
  • (25)
  • (40)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 324
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478000939

作品紹介・あらすじ

アカデミーヒルズの大好評講座をさらにパワーアップ。ビジネスの現場で役に立つ経営とファイナンスの関係をわかりやすく解説。経営とお金の関係を会社の成長段階別に解説。ケーススタディで意思決定を疑似体験。マイクロソフト、グーグル、ソフトバンク、花王、JTなど、企業事例も豊富。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 外銀対策で読んでみたが、就活に留まらず、非常におもしろく、タメになった。
    今後、ニュースや新聞で見聞きすることをより深く洞察できそう。

    ・各企業にとっての最適なお金の調達方法
    ・それを投資家はどう評価すべきか
    ・M&Aの理論と実際の現場

    が学べた。
    コーポレートファイナンスをもっと学びたいと思えた本だった!

  • 「Life of Compay」というステージ毎に解説された財務戦略が非常に面白い。財務理論や実務は「なぜ?」が省略されて解説される入門書も多いが、本作は模擬講義をベースに編纂されただけあって分かりやすい。IRの章だけ浮いてる気もするが、財務戦略を概括する本としてはお薦めであり。

  • わかりやすいが身につかないw
    再度

  • 図書館で借りた。ファイナンス大事

  • ファイナンスの世界はよく理解しているつもりだったが、既存株主の視点をこれまで持ち合わせていなかった。現金買収の場合はEPSが上がるが、株式交換や買収だと発行済株式数が増えてEPSが下がる可能性があるということ。M&Aのストラクチャーも含めて評価しなければいけないんだなと。
    また、TOBのプレミアムの平均値は約25%であり、TOB実施時にはプレミアムは25%は必要であること、25%以上であればTOB成功の可能性が高くなることも学べた。

  • 勉強になったが、もう少し勉強が必要だなと痛感できた。

  • 学生時代に読んだ本の再読。実際のところ金融といってもあまり関係ない部署にいるため正確な批評はできないが、初学者にわかりやすく書かれている反面、数字に対しては若干甘く書いてあるかなといったところ。
    銀証連携とは新しい価値を生み出す際の資金調達において、デッドファイナンス、エクイティファイナンスのどちらを選択すべきかをクライアントに合わせた提案を可能にすること。まさに本書に書かれていることであり、リテール部門の小規模資産運用におけるフィービジネスを銀証連携と位置付ける近年の邦銀が目指していることへの違和感を再認識した一冊。

  • M&Aの具体的部分は飛ばして読むことに。

  • 企業のコーポレート・ファイナンスをダイジェスト的に書かれた書籍です。ですが金融を全く知らない初心者にはおすすめできません、ある程度の知識やCMAの勉強をしたことがある私でさえ、理解するのが大変でしたほどです。ですが社会人たるものこれを理解しないと。どうしようもない一冊ですッぜひお試しを。

  • 時系列にコーポレートファイナンスの実務を整理したというのはある意味画期的で、読みやすいけど濃い中身。

  • あほの自分にもわかりやすかった

  • デューデリジェンスについて知りたくて、読んだ本です。概要を知るには、良い入門書だと思います。

  • 入門書を改めて購入・読んでみる。
    油断していたが、意外に内容が濃いというか丁寧に説明している。
    WACCやDCFの概念から具体例まで綺麗に落とし込んでいる。
    悲観・現実的・楽観的シナリオなどは、他の入門書では省略されてる場合が多いので親切である。
    ましてや最適資本構成も記載しているとは、入門書なのにやるなっ。

    また、M&A契約書のドラフト案まで考察しているのには感心した。
    M&Aの内容が特に力を入れて書いている。

    対象は事業会社の経営戦略担当者・財務戦略担当者に向けて書かれていると思われるが、投資銀行を目指す学生・新入社員ならば、業務内容を大変よく理解できる書籍である。

    あー、俺もCMとIBに配属された時に読んどけばよかったなー。

  • 会社設立当初の株の動きの説明がおもしろい。
    企業の成長過程に必要な
    財務要素を講義仕立てで読めるつくり。

  • trmaki

  • H21.12
    株価や企業価値の位置づけ、考え方が整理できた。
    追々この場所に載せていこう。

  • 診断士「財務会計」のファイナンス分野の理解不足を補うために購入。
    ファイナンスの大枠が理解できる。かなり良い。

  • 本書は、ベンチャー企業が設立からどのような形で銀行などから資金を調達するのかやM&A、株と企業価値との関わりやIRなどを「企業ファイナンス」といって射程に収める。
    ただ、私のようにこれらを普段の仕事としていない人間が読むと、「入門」というほどわかりやすいものではなかったが、その一方、図表などで分かりやすく説明する工夫も随所に施されており、ページ数(400ページ)の割に、サッと読める。

  • タイトルに嘘はありません。いざ起業となった時に考えなければいけないお金の話が書かれています。起業と言うかビジネスオーナーとしてと言った方が正確かもしれませんが。やはり、オーナーというものは投資家としての見方が必要なんだと思いました。経営者は経営という仕事をしなければいけません。事業とはある意味で並列して別に行っていくものだと。

    具体的に何年目でどういう資金の調達をするかって言うところは結構よかったですね、グラフとかあって。イメージとしてグラフが入ってると読みやすくていい。

    よく聞く指標の解説もされていますが、その辺は状況に即して出てくるからわかりやすいのかもしれませんが、ある程度知識としてあった方が読み進みやすいと思います。

    真ん中くらいの章でM&Aをシミューレーションする部分とかおもしろいと思います。ロールプレイです。自分ならどう考えるか、こういうのいいですね。

  • 一家に一冊

  • 「必要以上に高い格付けを維持することの経営努力とコストは馬鹿にならない」

    企業の価値とはなにか?
    M&Aの意義や実務上の注意点は?
    資金調達の方法と特徴は?

    といった企業をファイナンスの視点で多角的に見てそれぞれについて易しくわかりやすく解説してあり、入門の「教科書」的な位置づけ。
    分厚い割にスラスラ読める。

    <メモ>

    ・アナリストがある企業を評価しないレポートを発表した際には、当該企業の財務部が証券会社にクレームをつけることがあった。
    →アナリストの客は投資家だが、投資銀行部門の客は企業
    →投資銀行からの圧力でアナリストの独立性が保てないのは問題
    →現在の、投資銀行部門と株式アナリストのウォールができた
    ・ベンチャー企業への投資時に求めるリターンは最低でも年率15%程度になるだろうことが想像できます
    ・M&Aの前に検討すべきこと
    1.そのM&Aは、自社の経営戦略に合致しているか?
      →自社の経営戦略に合致しないM&Aは、たとえ魅力的な事業でも検討に値しない
      →IRでの言い訳のためのM&Aとなっていないか?
    2.その戦略目的は、M&Aでなければ達成できないのか?
      →経営戦略は最小のコストで最大の効果をめざすべき
      →買収でなくとも業務提携やライセンス契約、ヘッドハンティング、ジョイントベンチャーなどで目的を達成することはできないのか?
    3.その会社のポストM&A経営は自社でできるのか?
      →M&Aとは買収しておしまいではない。ポストM&A経営こそ本当のM&A
      →買収する会社を経営できる人材は自社にいるのか?いない場合、外部から調達できるのか?
    ・手数料
    →社債:0.5%以下
    →転換社債:2-3%
    →新規株式発行:5%超

  • 企業の財務戦略の体系を理解するのにピッタリ。
    実況ライブ形式なので、非常にわかりやすい。

    企業の存続には、
    営業キャッシュフローのほか、
    投資キャッシュフロー、
    財務キャッシュフローがある。
    通常、営業のみに目がいきがちだが、
    企業は財務戦略を怠ると生き残れない。

    お金を通して「企業の一生」をわかりやすく説明されている点で
    戦略を学ぶ入門書として優秀。

  • ファイナンス、特に金融工学ではなく「企業財務」を学ぶ上では最良の入門書。とはいえ、実務の触りも習得できる。意外にマニアックなのが「レーマン方式」というM&Aアドバイザリー報酬体系が記載されていること。2009年2月、かんぽの宿で問題の1つになった日本郵政に対するメリルリンチの成功報酬が6億円というのもこれを見れば納得できよう。そういう風になっているんですよ。

  • インタ―ンの課題図書だった。
    企業価値算定方法とか、VCの実際の動きとかが非常にわかりやすく学べて良かった。
    08,0802

  • 以前紹介した「財務3表一体理解法」で財務諸表が読めるようになったら、次はこっちで財務諸表を使って企業を評価する方法を覚えるべし。
    自分が就職する会社、そして取引している会社がどんな会社なのか、それを財務諸表から判断しましょうってこと。

    この本がいいと思ったのは、まず始めにLife of a Company(会社の一生)という概念を理解できるとこ。
    どーいうことかというと、会社にはライフステージにあった経営戦略、財務戦略が存在し、どのライフステージでどんな戦略が発生するかを知っていれば企業を取り巻くM&Aやコーポレートファイナンスの分野は簡単に理解できるというもの。
    (ちなみに先日紹介したライフサイクルイノベーションを読めば更に理解が深まる。)
    こういう前提を知って企業評価について学べば、本当に鬼に金棒だな。意思決定を助けてくれる最強のツールになっちゃうってわけ。

    でもこんだけ書いてきたけど、たぶん半分以上の人が本書を読むのを断念すると思うw
    なぜなら、今まで20人以上の人たちに勧めたけど、半数が途中で諦めたから。
    でもなんとか読んで欲しいというのが本音。

    最初から読む自信がない人、本屋でちょっと立ち読みして拒否してしまった人、読んだけど途中で断念してしまった人、諦めるのはまだ早い。
    そういう人には同じく保田さんの「いちばんやさしいファイナンスの本」をすすめる。
    こっちで比較的大きな枠でとらえて理解し、「いけるかも!」って思ったら「企業ファイナンス入門」の方にまた戻ってくればいい。
    とにもかくにも絶対読んで欲しい本。

    http://takathy.blogspot.com/2008/06/iie.html

  • これほどまでに簡単にコーポレートファイナンスについて書いてある書物はかつて無いのでは。
    考え方等を知るだけなら、この本で十分か。

  •  会計や財務諸表について、勉強しようと思い読んでみた本。

     会計・簿記に対してあまり関心のない人、知識が乏しい人には
    少し難しいような感じがする。

  • 読了。企業がベンチャーの局面から上場後の局面までの資金調達や財務戦略について幅広く書かれている。この本はあくまで資金調達行ったり財務戦略を立てる、企業の立場から書かれていてとても分かりやすい。[2008/5/12]

  • 分厚さに負けそう。まだ読んでない。

  • WACCや希薄化について視点を変えてナンドも同じことを繰り返し繰り返しすりこんでくるところが入門書としてよい点かも。事例はもっと具体的にして欲しかった。事例の説明がやや面白くない。

全36件中 1 - 30件を表示

保田隆明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×