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みんなの感想・レビュー・書評
邦題、『「経済人」の終わり』は、原題 ”The End of Economic Man” の直訳。 「経済人」とは、人間を「自らの経済的利益に従って行動するもの」とする、アダム・スミスに由来する規定。 資本主義も社会主義も、人間の本性をそのように捉えた上に成り立っており、ここでいう「経済人」の終わりとは、資本主義及び社会主義の破綻を意味している。 本書が世に出たのは1939年4月。ドラッカー... 続きを読む »
1939年ドラッカー29歳時の処女作ということで、経営学というより社会学の書籍だった。出身のオーストリアから追われた中で、ナチスをはじめとした社会・政治情勢について記したもの。ブルジョア資本主義が失敗し、マルクス主義が失敗した中で、大衆はファシズムに光明を見出そうとしたのか。当時としては斬新で、今となっては歴史をなぞっているような内容。本質を分析すると、未来も見えていたということか。
1年間の課題本で、この夏あたりの本が一番つらいところでもあります(笑)。個人的には先「に実践するドラッカー」三部作を読みたいところ(震災の影響で今年中に1冊になったことは残念だけど自主的には読んでおく)ですが、他にも読みたい本があるし、まずはペース配分を守って、この秋に勝負と言うところか。 しかし、7月の課題本と合わせて、この本も好んで読むことは絶対にないのですから、読む機会が与えられたこと... 続きを読む »
第1章 反ファシズム陣営の幻想
第2章 大衆の絶望
第3章 魔物たちの再来
第4章 キリスト教の失敗
第5章 ファシズム全体主義の奇跡|ドイツとイタリア
第6章 ファシズム全体主義の脱経済社会
第7章 奇跡か蜃気楼か
第8章 未来
わからない言葉、
マルクス社会主義、
ブルジョア資本主義
プロレタリアなどなど、
まったくよくわからないまま
読み終えました。
経済学は難しいと思いました。
本書をよみ終えたてから
ドラッカーが太平洋戦争前に
この本を書いたことに驚きました。
* 大衆の絶望こそが鍵 1. 大衆の絶望こそファシズム全体主義を理解する上での鍵である。暴徒の騒動でもプロパガンダの仕業でもなく、旧秩序の崩壊と新秩序の欠落による純なる絶望がその鍵である。 2. ここでは一つだけ予告しておきたい。それはファシズム全体主義は心情と秩序の代役の「組織」を充てる事によって、問題解決のためのお守りにすると言う事である。 * マルクス社会主義はな... 続きを読む »
経済的満足だけが社会的に重要であり、意味があるとされる。
経済的地位、経済的報酬、経済的権利はすべて人間が働く目的である。
これらのもののために人間は戦争をし、死んでもよいと思う。
そして、ほかのことはすべて偽善であり、衒(てら)いであり、
虚構のナンセンスであるとされる。
これはマネジメントや経営の本ではなく、ファシズム全体主義について説明した本であり、世界史に疎い私は敬遠していたのだが、かのドラッカーの処女作ということで興味を持ち、読んでみた。私の理系頭ではやはり難解な箇所が多かったが、ブルジョア資本主義とマルクス社会主義の崩壊が大衆の絶望を導き、ファシズム全体主義へ傾斜していった流れはよく理解できたし、ところどころ、これは1930年代のことではなく、現代のことを言っているのではないか?と思うところもあった。今読んでも全く古びてないことに新鮮な驚き。
~衝撃の書でした。 ドラッカーが29歳、1939年に書いた処女作。 彼の本をかなり読んできたなかでも、難しいと思い ます。 そして、これまでドラッカーを読んできましたが、彼の 知性の本当の凄み、もっとも衝撃を受けた書。 ① 29歳で得た知識と見識の量と質 ジョンスチュアートミル、キルケゴール、ニーチェ、 その他一切名前を聞いたことがない哲学者/政治学者な ... 続きを読む »
・サンデーモーニング 2010年11月7日(日) TBS系列にて放送
経済至上主義社会に警鐘を鳴らしていたアメリカの経済学者を紹介。
著書「経済人」の終わりの一文が読まれた。
ドラッカー,ピーター・F.
1909‐2005。20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。東西冷戦の終結や知識社会の到来をいち早く知らせるとともに、「分権化」「目標管理」「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」など、マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父
読書の目的 ①ドラッカー思想の原点を知る。 ②この著書で行った未来予測(「ナチスはユダヤ人を迫害する」、「ヒトラーはスターリンと条約を結ぶ」)の手法を学ぶ。 言わずと知れたドラッカーの処女作。 ドラッカーは、序文の中で本作を「20世紀前半における最大の社会現象としての全体主義の興隆を理解するための最初の試み」としています。 ・「経済人」とは何か。 自らの経済的動機(経済的地位、... 続きを読む »
[ 内容 ]
[ 目次 ]
第1章 反ファシズム陣営の幻想
第2章 大衆の絶望
第3章 魔物たちの再来
第4章 キリスト教の失敗
第5章 ファシズム全体主義の奇跡|ドイツとイタリア
第6章 ファシズム全体主義の脱経済社会
第7章 奇跡か蜃気楼か
第8章 未来
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
ドラッカーの処女作。「経済人」とは経済至上主義のこと。ファシズム全体主義の台頭は、ともに経済至上主義であったブルジョワ資本主義とマルクス社会主義が破綻して(=経済人の終わり)、何も希望を見出せない絶望と混沌のなかにあった第1次大戦後のヨーロッパでこそ可能だったのだとし、ドイツの国民性とか、資本主義の最後のあがきといった一般的な分析を真っ向から否定している。 議論は簡潔明快で、読んでいて小気味... 続きを読む »
政治についての本。
ドラッカーエターナルコレクションを並べていたらこれだけ持ってないことに気がついた。
図書館によったときについでに借りてきたけど、興味が持てずに流し読みになった。
また興味が持てそうなときにでも買うことにする。
1939年において全体主義を論じたドラッカーの処女作。当時のコンテキストに関して正確な知識がないのが残念なのですが、それでもある種の説得力に満ち溢れています。 第二次世界大戦本格化直前における過去と未来の分析を、ヒトラーやスターリンなどの個人の資質に依存せず、政治システム/経済システムから欧州情勢を分析しているところが、この本の特性なのでしょう。 本書刊行直後に現実となった、独ソの... 続きを読む »
この本は、マネジメントの父と呼ばれるピーター・ドラッカーの処女作である。経営の本で知られている一方で、この本は執筆当時のドイツ・イタリアにおけるファシズムの考察を記したものである。 論旨を述べると、ファシズム全体主義はブルジョア資本主義、マルクス全体主義の主張が正しくないと大衆が感じて絶望し、他に信じるものがなくなったために崇拝している。ただ、主な信条として何か新しい道を示しているわけで... 続きを読む »
ドラッカーの処女作である。書き始めたのはヒトラーがドイツ首相となった直後のこと(1933年2月)。ドラッカーは23歳だった。書き上げた後も原稿を温めていた。ドラッカーの予測は次々と的中した。こうして1939年(昭和14年)に刊行されベストセラーとなった。イギリスのウィンストン・チャーチルが最初に書評を書き「タイムズ」で激賞。後に首相となったチャーチルはイギリス軍士官学校の卒業生に与える支給品の中に本書を加えるよう指示した。
<a href="http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20090503/p6" target="_blank">http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20090503/p6</a>
我々の、まさに今の、この社会経済の状況下、日本だけでなく世界全体のこの状況下で、この古い書物(1939年)はぜひ読んでおかねばならないかも。
ドラッカー処女作。
なんという知性。
原著は「The End of Economic Man: The Origins of Totalitarianism」
Amazonでペーパーバックを入手できます。

【書評】
自由と平等を達成し、大衆の福祉を向上するために経済的満足を最優先に希求するという社会的教義—経済至上主義たる「経済人」の秩序。それは「魔物」を退治出来なかったがゆえに大衆の支持を失った。...





