モノづくり幻想が日本経済をダメにする―変わる世界、変わらない日本

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著者 : 野口悠紀雄
  • ダイヤモンド社 (2007年10月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478002957

モノづくり幻想が日本経済をダメにする―変わる世界、変わらない日本の感想・レビュー・書評

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  • ランダムウォーク信者なんだ

    村上ファンド、なぜ自分のカネを運用しないか
    ----------------------------------------------
    自分の1億を2億にするより
    50億円のファンドを100億円にするほうが
    運用報酬の受取額が多くなるから
    あと巨額資金を誇示することで買収交渉などが
    優位に進められる
      ↑
    なんでこんなことを指摘しないんだろう?
    学者先生って感じ

    4 風邪と共に去りぬはアイルランド系の話
    6 アイルランド絶賛
    23 金融・不動産が製造業の1.6倍の雇用@英国

    45 川鉄千葉工場の先見性
    121 土地の相続で格差継承
    132 公開されている情報はすべて株価に折りこみすみ

    146 村上ファンド
    152 不正経理
    158 リスクに挑戦はプロの仕事

    168 財務戦略は企業価値に影響を与えない、MM命題
    197 企業業績を決めるのは法人税の重さではなく、企業の活動そのもの

  • 著者らしい内容の本。少し飽きられた感があるけど。

    イギリスの金融業。

    日本のITお粗末。

    忠臣蔵で内の論理と外の論理。村上ファンドの出資者はインサイダー取引を期待。

  • 一冊の本としての完成度は残念ながら高くないという印象。
    タイトルである「モノづくり幻想」に関する記述が少なく、また、
    個々の主張もそれこそ ダイヤモンド誌やニューズウィーク誌でよく論じられている内容と大差なく感じた。

    一方で、世界経済の動向や今後の日本経済の向かうべき方向等について
    日ごろ 深く考える機会が少ない私のような人間にとっては、大局を整理し把握するうえで役立つのではないかと思う。

    □日本は金利を上げようにも上げられない状況に追い込まれている。
    円安政策は昔から日本国内の輸出業者の要請で行われているもの。
    かつては日本の円安が続くと海外から圧力がかかった。= 85年のプラザ合意前の状況
    しかし今は 先進国の産業構造が変わり、製造業の比率が下がったため、そうした圧力は海外から働かない。
    このような世界で日本に期待されている役割は資金供給国としての役割。
    日本から資金調達して運用している投資家は、日本の金利は低い方が望ましい。
    このため20年前とは逆に円高に動くことに対して海外から抵抗が働く。
    日本の金融政策は抜け出そうにも抜け出せない「あり地獄」状態。

    □英語圏に圧倒的に有利な情報の電子化
    ネットによって多くの情報が得られるのは事実だが、検索対象は英語の文献が中心であることに注意すべき。
    英語と日本語の差が今後は現在以上に広がることになる。
    日本はいまや文化的には小国になったことをはっきりと認識すべきだ。
    そして、英語の能力が国力を決める時代が始まっている。

    □最大かつ最強の抵抗勢力になろうとしつつある日本経団連
    日本経団連は日本企業の子会社化によって技術が外国へ流出することや
    株主保護の必要性を理由に、日本で非上場の外国企業との三角合併を、株主総会で通常の合併より厳しい特殊決議に対象とするよう求めた。
    実はここ10年程度の日本にとって最重要課題は、産業構造を従来の「モノづくり中心の構造」からシフトさせ、
    「中国ではできない高度な経済活動を行えるような構造」にすることだ。

    □MM命題(モジリアニ=ミラーの命題)
    財務戦略(資金調達手段の変更)じゃ企業価値に影響を与えない。
    ※ピザを5分割しても7分割しても総量は変わらない。
    これはファイナンス理論の最も基本的な命題である。
    ところが日本に金融機関の実務家はいまだこの命題を知らない。
    この典型例がライブドアの株式分割。
    本来ならいかに株式分割を使用とも企業価値は影響を受けないはずが、
    株券発行までに時間がかかるため、株式分割すると一時的な品薄が生じ株価が上昇した。

  • 刺激的なタイトルだが、内容は決して日本の製造業そのものを批判しているわけではなく、経済のグローバル化に伴い経済環境が変化している中で、日本の産業政策が硬直的であり、政治・行政があいかわらず戦略がないまま現状維持に安住していることについての批判である。<br /><br />本書は、そもそも週刊ダイヤモンドに寄稿されたコラムを一冊にまとめたものである。上述の産業政策のみならず、格差問題や税制などさまざまな経済問題について政策提言であり、そいった意味でもタイトルが本の内容を的確に表わしているわけではない。ビジネス書ではあるがあくまでもテーマは経済政策である。<br /><br />著者は、小泉改革について基本的に批判的であるが、それはよく言われるような格差社会を招いたなどといった類のものではなく、小泉改革が中途半端で生ぬるいといったより強硬的な視点からの批判である。しかしながら、小泉政権とそのブレーンが著者の指摘する点について無知であったとは思えない。やはり国政の現場においては政治的なかけひきや妥協があるのが現実であり、竹中平蔵氏の著書でその点は回想されている。著者の指摘は的確であるものの理想論である。

  • 自分の体験を元に日本の産業構成について考えているが、相変わらず、製造業に次ぐ産業はわからないというお決まりのパターンで終わっている。

    あと、ホリエモンとか村上さんとかを叩いています。

    まあね、人の価値観はそれぞれですからね。

    週刊ダイヤモンドに寄稿されたもののをつなげて少し補足しているだけです。

  • 「自信喪失期」から「自信過剰期」へと移行した日本経済。しかし、本質的な構造は何も変わっていない。危機感なき現状に警鐘を鳴らし、日本の産業構造を根本的に変革する必要性を説く。『週刊ダイヤモンド』掲載を単行本化。(TRC MARCより)

  •  日本の金融業が世界に対して非常に遅れていてることが分かった。現状の大量採用も、外資の少数精鋭体制と比較すると将来的に収益力を高めることにはならないだろう。預金者からお金を集めて企業に貸し利ざやを得るというビジネスモデルがもはや通用しない時代になったのであろう。今必要なことは、事務的な作業は徹底的にアウトソーシングし、投資するかしないか判断する中心業務を少数精鋭体制で運営すようなシステムに移行することだと思う。

     ただ金融業を強くする必要性はわかったが、現状の製造業をいかに成長されるのかといった戦略ももっと載せていたら面白いと思った。

     

  • 本屋で気になったので買ってみました。まだ読んでない。

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